女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

159話 素直な小悪魔アフィアちゃん




日向「まったく・・・酷い目にあった。」

アフィア「ご、ごめんって・・・悪意はなかったのよ。」

日向「・・・本当に?」ゴゴゴゴゴ

アフィア「う・・・ちょっとはありました。」シュン

日向「やっぱり!苦しかったんだからねもう!」プンプン

数十分後、目覚めた僕はアフィアちゃんに怒っていた。だってさ、あんなこちょこちょされて、とっても苦しかったんだよ!

アフィア「ごめんね、ほんとに。ちょっとだけ魔が差しちゃって・・・あ、何だったら、私にもこちょこちょしていいよ?」

日向「アフィアちゃん、こちょこちょ効かないじゃん・・・」

アフィア「う・・・そうだけどさ。」

うーん、悲しそうな顔してる。

日向「はぁ・・・もういいよ、大丈夫。そんなことより、一緒に遊ぼ?」

アフィア「日向・・・!うん、もちろん!」

アフィアちゃんはパァっと笑顔になった。
やっぱり笑顔が1番だよねぇ。

そんなわけで、僕とアフィアちゃんはいつも通りに遊ぶのであった。



大和「日向ー荷造りは終わったかー・・・って、アフィアちゃん。来てたんだね。」ガチャ

アフィアちゃんがきて15分くらいたった後、お父さんが部屋に入ってきた。ノックくらいして欲しい。・・・いや、変なことはしてないけどさ。

アフィア「あ、はい。お邪魔してます。」

日向「あぁ、お父さん。」

大和「遊んでるのはいいけど、あんまり汚すなよ?明日の朝に発つんだから。」

日向「・・・うん、わかってるよ。」

少し俯いてそう言う。

大和「ん、ならいいんだ。2人とも、仲良くな。」

日向「言われなくても。」

そう言って、お父さんは部屋を出て・・・行こうとした。だけど、ドアを開けたところで止まって

大和「あ、そうだアフィアちゃん。」

アフィア「はい?」

大和「・・・日向のこと、よろしくな。」

アフィア「・・・え?あ、はい。」

大和「おう」ニコ  

余計、というかよく分からないことを言って立ち去った。何なん?ほんと。

日向「・・・お父さんの言葉は無視していいからね。」

アフィア「え?えーと・・・」

アフィアちゃんは明らかに困惑していた。
そして、少し悩んでこう言った。

アフィア「よく分からないけどさ・・・私は日向といつまでも仲良しでいたいって思ってるから。」

日向「ぴゃっ!?そ、そんな恥ずかしいことをよくそんな真顔で・・・」

アフィア「恥ずかしいの?思ったことを言っただけだけど・・・。」

日向「・・・う、ん。とりあえず、ありがとう。僕もそう思ってるよ。」

アフィア「あら、日向もスラスラ言うじゃない。」クスッ

日向「うう・・・恥ずかしい・・・」

やっぱり、僕はアフィアちゃんには勝てないや。そう、再認識した今日この頃です。


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