女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

142話 いまいち格好がつきません(白)




日向「うううぅ・・・」グスグス

アフィア「ごめんね、ほんとに・・・いや、悪気はなかったのよ?」

由良「あーあ、やっちゃったね~。」

江美「泣ーかせたぁ泣ーかせた!」

叶恵「これは長引くぞ~?」

アフィアちゃんに追っかけられてから15分後。アフィアちゃんが我に返ったときには、僕はもう背中が真っ赤っかだった。

アフィアちゃん・・・さすがに酷いよぉ。

アフィア「うぅ、ホントにごめんね。叩きたくて叩いた訳じゃなくて・・・」

奈々「でも叩いたのは事実なの!」

睦月「・・・お家に帰るといいです」

アフィア「・・・うん」

アフィアちゃんが帰ろうと立ち上がる。・・・でも

日向「だめ」ギュ

アフィア「えっ・・・」

由良「ちょ!?」

日向「だめ・・・行っちゃダメ」

僕は止める。絶対止める。アフィアちゃんと遊びたいもん。

アフィア「日向・・・////」

顔を赤くしたアフィアちゃんが、僕のほうを見る。・・・でもなんで赤くしてるんだろ?

日向「・・・あっ!?ご、ごめん!」サッ

アフィア「あ・・・」

そう、手を握ったままだった。なんで気づかなかったんだろうね?

叶恵「日向・・・まさかドM?」

日向「違うからね?変なこと言わないでくれる?」

それだけはすぐに撤回する。・・・ドMなんて言葉、小3がなんで知ってるって?だって・・・ねぇ?

僕は、お父さんのほうを見た。その先には、お父さんに足つぼマッサージをされている雫お母さんの姿が。

大和「えっと・・・これくらいか?」グッ

雫「あぁっ・・・も、もっと強く・・・!」

大和「こ、これくらい?」グググッ

雫「ぃぁぁぁあっ!ふふ・・・うふふ・・・」

大和「うわぁ・・・」

・・・嫌でも覚えるよ、うん。

江美「日向ぁ、なんでそっち見て・・・あぁ、そういうこと。お母さんったら、もう・・・。」

江美も気づき、大きなため息をついた。多分、江美がいちばん辛いだろうなぁ・・・。

日向「とにかく、僕はアフィアちゃんと遊びたいだけなの。それに・・・まだチョコもらってないし。」

アフィア「日向・・・!」

奈々「あんなにバカバカ叩かれてたのに・・・たまに、にーにのことが分からないの。」ボソ

睦月「・・・心を読んでも分からないことがあるなんて。」ボソ

日向「そこ。聞こえてるからね。」

あと心読まないで欲しいなぁ・・・なるべく。

衣玖「おにーちゃ、衣玖のチョコ食べて!」

リリィ「はーい衣玖ちゃん、空気読もうね~」グイッ

衣玖「わぁ、高い高い!」キャッキャ

・・・なんか衣玖が回収されていったんだけど・・・まぁ、いっか。

睦月「よくないと思う」ボソ

人の話、じゃなくて・・・心?を聞こうか、おい。さっき言った・・・思ったばっかりだよね?全く。

日向「とにかく、僕はアフィアちゃんと遊ぶから!じゃ!」グイッ タタタ

アフィア「え、あ、ちょっと!」タタタ

由良「こら待てー!」

叶恵「いつもこれだよもう・・・」

僕はアフィアちゃんと一緒に2階へ・・・行こうとして部屋を出る時、足を段差にひっかけた。

日向「うぉあっ!?」グラッ ゴン

アフィア「あうっ!?」オオイカブサリ

鼻が、痛いでふ。

みんなが駆け寄って、鼻をなでなでしてた。その後結局、みんなで遊びましたとさ。

睦月「・・・ダサい」ボソ

だから聞こえてんだよもう!そういうことは心の中で言え!


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