女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

138話 突然のわがままを(寒)




大晦日、そしてお正月。
大晦日特番で面白いテレビはやってるし、お年玉も貰えるしで、とても楽しい二大行事、なんだけど・・・。

日向「うぅ・・・さむぅぅ・・・」

大和「流石に寒さが厳しいな・・・真冬の外はやべぇ。」

僕とお父さんは、めちゃくちゃ寒いところにいた。



きっかけは、お母さんの発言だった。

理子「大和ぉ、初日の出見たいなぁ。」

大和「何だよ急に。今までそんなロマンチックなこと言わなかったろ。」

理子「む、何よその言い方!まるで私がロマンチストじゃないみたいに!」

聖菜「実際、ロマンチストではないでしょ?」

理子「そ、そんなことないし!」

雫「ロマンチストは、コタツに入ってみかん頬張りながら大笑いしないと思うんですが・・・。」

理子「うぐ・・・えぇいお静かに!話がそれちゃうでしょ!」

お父さん達がそんな話をしている間、僕は近くでゲームしてた。だから、話だけは聞こえてきてたんだけど・・・。

大和「はいはい。で、なんでまた初日の出を?」

理子「いやさぁ、日本にいる時も見る機会なかったし、たまにはね?」

加奈「そんなもんかねぇ。つっても、家からでも見れるだろ?」

理子「それじゃ粋じゃないでしょう?やっぱり、山とかの上から見たいよねぇ。」

奈緒「なら、行ってくればいいのです。」

理子「いや、寒いじゃん。」

大和「当たり前だろ。」

理子「大和、写真と動画撮ってきてよ~」

小鈴「そのくらい、おにぃに頼まなくても、調べれば出てくるでしょ。」

理子「いーやーなーのー!」

駄々こねるお母さん。・・・あんまり見たいものじゃないなぁ。

愛菜「その歳で駄々こねるとか、恥ずかしいよおばさん。」

愛菜お母さんグッジョブ。

理子「おばさん言うな!まだピッチピチの27だわ!胸だってあんたよr」

大和「はいはいストップストップ。変なとこで張り合うな。というか自分で脱線してどうすんだ。」

理子「うう・・・まだおばさんじゃないもん・・・」

大和「ガチで凹んでんじゃねぇか・・・おい愛菜、ちゃんとあとで謝っとけよ?」

愛菜「委細承知いさいしょうち。」

大和「うん、お前が凹ませた張本人だもの、当たり前だよね?」

愛菜「・・・私にだけ、当たり強くない?」

大和「強くない強くない。ほら理子、初日の出見たいんだろ?しゃあないから俺が撮ってきてやるよ。由良達も連れて・・・」

そこまで言った瞬間、物陰から由良達が飛び出した。・・・僕のことを、突き出すような感じで。

由良「私たち寒いの嫌でーす!」

江美「日向と行ってきてぇ?」

叶恵「日向は男の子だもんなー強いもんなー」

奈々「私たちよりも、適任なの!」

睦月「・・・お兄ちゃん、レッツゴー」

衣玖「おにーちゃ、頑張って!」

日向「えぇぇぇ!?」

意味わかんない形で巻き込まれ、防寒具とマスクをしてそのまま車に乗せられた。

そして、今に至る・・・はぁ。言ってて悲しくなってきました。

大和「・・・一旦車にいるか。」

日向「・・・うん。」

そんなわけで、ダッシュで戻る僕たちでした。



久しぶりに過去の見返してみたら、初登場時の愛菜ちゃんの漢字これじゃなかったわ。
愛奈←こっちだったわ。
・・・オラシラネ。

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