女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
134話 タガが外れた者の末路?(妖)
10月31日、ハロウィン。
去年は、アフィアちゃんにしてやられたからなぁ・・・今年はちゃんとしなきゃだね。
そんなことを思いながら、臨んだハロウィンは・・・
由良「日向・・・イタズラしろ、いやさせろぉぉぉ・・・!」ススス
江美「今日はお菓子なんていらないわぁ・・・。」ススス
叶恵「抱きつかせろキスされろ舐めさせろ・・・!」ススス
アフィア「こら日向ぁ、なんでそんな顔して後ずさるのよ?」ススス
奈々「奈々もイタズラがいいの!だから、逃げちゃ・・・ダメなの」ススス
睦月「・・・お菓子とイタズラ、どちらも頂こうではないか。」ススス
衣玖「おにーしゃん、お菓子ちょーだい!」ススス
日向「やめてぇ!そんな周りからジリジリよってこないでぇぇ!」
みんながジリジリと寄ってきて、リビングの角に追い詰められていました。どうしてこうなった?
忍「ふふ、みんな元気ねぇ。」
夜姫「おねぇ、あなたって人は・・・」
大和「・・・日向、ドンマイ」
理子「あはは・・・あんまり騒がしくしないでね。」
アフィアちゃんのお母さんとその妹さん、お父さんが、そんなことを話していた。
日向「聞こえてるんだよもう!これ、お父さん達のせいか!」
大和「いや、おれは関係n」
忍「うふふ、日向くーん?どうよ、女の子達に追い詰められる様は。」
日向「怖いよ!みんな目が怖いよ!・・・衣玖以外は。」
聖菜「衣玖ちゃんは、ただお菓子もらおうとしてるだけみたいだからねぇ。」
キッチンから、聖菜お母さんが顔をのぞかせて言う。
日向「ねぇ、これやめさせてよぉ。僕、普通にハロウィンがやりたいよぉ・・・こういうのじゃないじゃんかぁ。」
忍「だからこそ、じゃないの。いいでしょ、たまにはこういうのも。」
日向「だからよくないってぇ!話を聞いてよぉ・・・。」
そうこうしている間にも、ジリジリと皆は詰め寄ってくる。ついには、残り1mもないくらいまで来てしまった。
日向「うぇ・・・皆ぁ・・・やめてよぉ」
由良「くへへへ・・・いいっすねぇその顔。」
江美「ふふ、可愛い・・・」
叶恵「そんな顔されちゃ、もっと寄っちゃうよねぇ。」
アフィア「ごめんね日向、もう止まれないのよ。」
日向「そんなぁ・・・」
奈々「にー、大丈夫なの。ちょっとハミハミするだけなの。」
睦月「そうそう。ハミハミペロロ。」
衣玖「おにーしゃん、お菓子はー?」
日向「あとであげるから、こいつらを止めてよぉ・・・。」
それでも、ジリジリと寄ってくる皆に、僕はもうダメだと思って目をつぶった・・・次の瞬間。
由良「・・・ぅ?」クラ
江美「あれ・・・ねむ・・・」クラ
叶恵「ありぇ・・・?」クラ
日向「・・・へ?」
皆が突然フラッとしたかと思うと、その場に倒れて寝てしまったのだ。
怪我とかはしてないみたいだけど・・・これはいったい?
??「全く・・・揃いも揃って何やらせてんのよ。」
日向「あ・・・妖精さん!」
由良の影から、カムラさんという妖精さんが飛び出した。どうやら、妖精さんが助けてくれたみたい。
忍「んもぅ、カムラちゃん?」
カムラ「あなたねぇ、日向泣きそうになってんのよ。やりすぎよ。」
忍「それは・・・はぁ、分かったわよ。ごめんね日向君。」
日向「・・・うん。」
カムラ「大和も、こうなる前に止めなさい。」
大和「・・・これみても言えるか?」
そう言うと、お父さんは左手の手錠を見せた。
大和「・・・加奈と奈緒にやられた。」
カムラ「・・・はぁ。」
大和「こっちがはぁだよ。」
日向「・・・僕も・・・」
僕達は、みんなでため息をつくのだった。
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