女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

124話 金週間での一幕(睨)




睦月が入学して1ヶ月。相変わらず睦月は暴走してるけど、なんとか受け流せるようになってきた。慣れって大事ね。

そして、ゴールデンウィークに入り、今日はアフィアちゃんが遊びに来る日。もう、楽しみでしかない。

そうこうしているうちに、アフィアちゃんがうちに来て・・・

睦月「キシャー!」バチバチ

奈々「ぐぬぬ・・・なの!」バチバチ

アフィア「うぐぐぐ・・・!」バチバチ

衣玖「ぴゃー!」キャッキャ

日向「何コレ(呆)」

こんなよく分からない睨み合い(?)が始まった。本当に、どうしてこうなったんだろうね?



事の発端は、僕が受け流しを始めたせいか、少し大人しくなった睦月。アフィアちゃんと話しているところに、急に割って入って

睦月「お兄ちゃんは睦月と一緒に遊ぶの!アフィアちゃんはお姉ちゃん達のところに行ってて!」

と、言い出したのだ。すると、僕が言い返す前にアフィアちゃんが

アフィア「残念だけど、アナタのお兄ちゃんは遊びたがってるの。アナタは奈々ちゃんとかと遊んでなさいな。」

と、煽るような一言。もちろん睦月は激おこ・・・する前に奈々が割って入り

奈々「にーは奈々と遊ぶの!2人こそ一緒に遊ぶといいの!」

と、更に煽るような一言。しばらく3人で睨み合っていた。どうしたものかなーと悩んでいると、横からクイクイっと、誰かが僕の袖を引っ張ってきた。

衣玖「おにーしゃ、遊ぼ遊ぼ!」クイクイ

衣玖は、純粋無垢な笑顔でそう言った。

その瞬間、3人は衣玖のほうをみて、4人で睨み合うようになった。・・・まぁ、衣玖は睨んでるって言うより、よく分からなくて楽しんでるっぽいけどね。

そんな感じのことが10分ほど続いたあと・・・。

アフィア「・・・はぁ、みんなで遊びましょっか。」

奈々「・・・このままずっと続きそうだし、賛成なの。」

睦月「・・・まぁ、妥協案だね。」

衣玖「みんなで遊ぶの!」キャッキャ

と、さっきまでの時間が嘘だったかのように、あっさりと平和的に解決してしまった。・・・なんだったんだろう、尺稼ぎかな。

睦月「・・・お兄ちゃん、メタはダメです」ポン

日向「ん、ごめんごめん。」ナデ

もう慣れたから、いちいち突っ込まない。
とりあえず、撫でるだけ。・・・けど、それがまずかった。

アフィア「・・・日向ぁ?何をしておられるのかしら?」ゴゴゴゴゴ

奈々「・・・にー、私にも早くするの、早く早く早く早く早く」ゴゴゴゴゴ

衣玖「あーそーぼー!」グイグイ

衣玖を除いて、2人にすごく睨まれてしまった。更にそこに

睦月「ふっ・・・お兄ちゃんは私だからやってくれたの。」

と、要らないことを言い出したのだ。

日向「いや、そんなつもりは・・・」

と、すぐに弁解したんだけど、1度着いた日を消すのは難しいもので。

アフィア「・・・こっち、こようか。」ゴゴゴゴゴ

奈々「早く早く早く」ゴゴゴゴゴ

日向「ナンテコッタイ\(^o^)/」

めでたく、2人にこってり絞られてしまった僕なのでした。・・・いや、なんで僕なの?睦月は?

睦月「衣玖、あっちいってようね」

衣玖「あそばないのー?」

睦月ぃぃぃぃぃぃぃ!


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