女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

109話 年明けのモテ期




大和「新年、あけまして」

日向「おめでとうございます!」

みんな「おめでとうございます!」

大和「今年も1年」

日向「よろしくお願いします!」

みんな「よろしくお願いします!」

皆で新年の挨拶をする。練習したとおり、きちんと揃えて言うことが出来たので、はなまるです!

大和「さて、諸君。お前らが待ち望んでいるもの・・・コイツだろう?」

お父さんがポチ袋を取り出す。僕達は目をキラキラさせてお父さんの周りに群がった。

大和「まぁ待て待て、順番だ順番。若い子からな。ほら衣玖、こっちおいで。」

衣玖「はーい!おとーしゃん!」テクテク

衣玖はお年玉を貰うと、嬉しそうにしていた。しかし、お父さんのすぐ後ろでスタンバイしていた小鈴お母さんによって、そのお年玉はお預けになった。・・・なんか、嫌な予感がしてきた。

次は睦月。渡されて・・・やっぱり愛菜お母さんに預けられた。

こ れ は ひ ど い

大和「次、奈々。」

奈々「いやぁ!取られるのいやぁ!」ウエーン

奈緒「取らないのです!将来のために取っておくだけなのです!」

奈々「でもいやぁ!」ウエーン

泣きじゃくる奈々。お父さんがオロオロしているのがおかしくてしょうがない。

大和「じゃ・・・じゃあ少し渡すからさ、それでいいか?」

お父さんがそういうと

奈々「それならいいの!」ニコー

さっきまでの涙はどこへやら、一気に晴れやかな顔に。いわゆる、嘘泣きだね。

大和「え?ちょ・・・嘘泣き!?」

衣玖&睦月「・・・」ジーー

大和「あー・・・も、もちろんお前らにもわたすさ。」

衣玖&睦月「やりました」グッ

奈々の決死の作戦により、なんとか一命を取りとめた僕らのお年玉でしたとさ。



お正月といえば、おせちとかお餅とか、そういうものを食べるのが日本の風習なんだとか。

もちろん、家でもそれは取り入れられていて

大和「おぉ、相変わらず凄いなジェリーの料理は。」

ジェリー「えへへ・・・愛情込めてつくりましたので。」

日向「美味しそう!」

ジェリーさんはお料理がとくいなんだけど、今日のは特にすごい。おせちやお雑煮の中に入ってる人参とかが、桜の形に切り取られている。

家に型とかはないから、1つ1つやってるんだよね、これ。しかも、ちゃんと形が合っている。手間がかかってる。

お餅に関しても、1回七輪で焼いて、その上で煮込んでるんだとか。もう料亭出せるんじゃないかな。

みんな「いただきまーす!」

みんなすぐ席に座って、食べ始めた。お餅もおせちも何もかもが美味しい。

日向「ジェリーさんの料理、僕大好き!」

ジェリー「うふふ、嬉しいこと言ってくれますね。」

由良達をちらっとみると、頬をふくらませていた。きっとお餅のせいだろうね、うん。

由良「むー・・・ジェリーさん、後でお料理の作り方教えて!」

ジェリー「えぇ、いいですよ。」

江美「私も教えて欲しいわぁ。」

叶恵「私も私も!これで日向をおとしてやんよ!」

奈々「それなら、私も習うの!」

睦月「・・・私も」

衣玖「お料理!」モッモッ

ジェリー「あらあら、日向君?モテモテですねぇ。」

日向「からかわないでよ・・・」

新年早々のこれに、頭を抱える僕なのであった。何度も言うけど、僕が好きなのはアフィアちゃんただ1人だからね!?



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