女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

102話 やっぱりヒロインは日向なりや?




次の日。僕達のクラスは、とある話題で持ちきりになっていた。

12月の中旬で、持ちきりになる話題っていったら、もうおわかりですよね?そう、クリスマスプレゼントです。

かという僕も、もちろん楽しみ!今年もサンタさん、来てくれるかなぁ。ちなみに去年は、ラジコンとお人形さんを貰ったよ!

アフィア「日向、今年は何をサンタさんに頼むの?」

日向「うーん・・・どうしよっかなぁ。あんまり難しいのだと、サンタさんも分からないだろうし・・・。」

叶恵「そんなん、パーッと決めちまえばいいんじゃねぇの?私はずっと欲しかったスニーカーにすることにしたよ。」

日向「むぅ・・・」

叶恵みたいに欲しいものが最初から決まっていればいいんだろうけど、僕結構コロコロ変わるからさぁ。なかなかコレって言うのがないんだよね。

日向「そうだ、アフィアちゃんは何頼むの?」

アフィア「私?私は・・・そうねぇ。くまさんのぬい・・・じゃなくて、ポーチにでもしようかしら。」

日向「・・・?今何を言いかけ」

アフィア「なんでもないわよ。」

日向「???」

絶対なんか言ってたと思うんだけどなぁ・・・ま、いっか。

日向「うーん・・・本当に何にしよっかなぁ。」

そして、ここまで聞いといてやっぱり決めきれない僕が、ここにいましたとさ。



下校中、由良達にこのことを話すと

由良「うちのクラスも盛り上がってたなぁ。サッカーボールだの、おままごとだの。私はゴールドバニア・フレンズにしようかしら。」

日向「何その色々混ざってそうな名前。」

江美「わたしはぁ、日向とのおf」

日向「ないよそんなの」

江美「・・・。」

奈々「あのねあのね、奈々は可愛いエプロンにするの!」

日向「へぇ、つけてるとこ見てみたいなぁ。」

奈々「えへへ、お母さんに教わるの!」

日向「・・・そ、そっかぁ」

江美は置いとくとして、由良や奈々も、もう決まっているみたい。

アフィア「江美を除けば日向だけね、決まってないのは。」

由良「日向、別に私を永久に起こす権利とかでも・・・」

日向「要らないかなぁ。」

由良「なんでや・・・」

由良はちょっとばかし落ち込んでいるようだった。

日向「決めるの、結構悩むんだよ?」

アフィア「そりゃそうだろうけど、早くしないとサンタさんが届けてくれないかもよ?」

日向「それは大変だ!うーん・・・うーん・・・」

アフィアちゃんが言ってることは最もなんだけど、決められないものは決められない。

日向「・・・あ」

突然、1つのプレゼントが思い浮かんだ。

由良「お、何にするの?」

日向「・・・内緒」

叶恵「えー、私たちは教えたのに?」

日向「お人形さんだよ。可愛いやつ。」

奈々「また?にーはお人形さんが本当に好きなの!」

日向「ふふ、そうだね。」

僕は1人ほくそ笑む。そして、家に帰って自室へ行き、紙にこう書いた。

「サンタさんへ
僕のお友達に渡せる、ペアルックのお人形さんをください。熊さんがいいです。
日向より」

クリスマスが楽しみだ。



クルシミマス・・・(震)

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