女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
96話 無垢で純粋な少年の願い(滑)
日向「ぼ、僕死んじゃうんですか・・・?」
恐る恐る聞いてみる。
ヴィー「大丈夫だと思うよ。大和君だって、結局は問題なかったし。」
ディーテ「生きたいっていう強い意志があれば、大丈夫じゃないかな。」
日向「なら、いいんですけど・・・」
その点はとりあえず一安心。それにしても、お父さんの知り合いにこんな人達がいたなんて・・・。うーん、女神様かぁ。
・・・ん?ちょっと待って。
日向「あ、あの。さっきの自己紹介のとき、なんて・・・」
ヴィー「ん?なにが?」
日向「さっき、何かを司る女神様って言ってたじゃないですか。」
ディーテ「あぁ、あれね。ヴィーナスは愛と美の女神。私ことアフロディーテは、愛と美と・・・アレを司る女神。」
日向「それです!愛を司るって言いましたよね!?」
ディーテ「え?・・・えぇ、言ったけど。」
日向「ということは、恋愛の神様ってことですか!?」
僕は食い気味にそう聞いた。
ヴィー「・・・聞くのそこか。アレの方じゃないのね。」ボソ
日向「え?」
ヴィー「あぁいや、なんでもないわよ。まぁたしかに、恋愛の神様でもあるのかもね。」
僕は目を輝かせた。
日向「そ、それなら・・・その・・・」
少しどもっていると
ディーテ「あー、もしかして好きな人と一緒にいられるようにして欲しいってこと?」
日向「はい!・・・って、え?なんで知って・・・」
ディーテ「そりゃあ、大和君の家をずっと見てtぶべらっ!」ベシ
ヴィー「あんたはなんてこと言うの!それは機密事項だってば!」
ディーテ「ごめんごめん。ちょっと口が滑っただけ。」
日向「・・・?」
この2人が何を言ってのか、全くもって意味がわからなかった。
ヴィー「あー・・・で、さっきの答えだけど」
日向「は、はい。」
ヴィー「私たちでは、どうすることも出来ないかな。」
日向「え、な、なんで・・・」
帰ってきたのは、そんな言葉だった。
ディーテ「女神様って言ってもさ、地上の監視とか、その辺の権利をあたえられているだけなのよね。ゼウスのおっちゃんにね。」
ヴィー「そういうわけだから、本来の女神としての力は無いわけよ。それに、そういうのって結局さ、自分自身がどれだけ頑張ったのか、によるんだよ。全く同じスペックで、全く同じ見た目のキャラクターでも、育てた人やその人の思いで、変わっちゃうでしょ?それと同じ。」
日向「そう、ですか。・・・わかりました、頑張ってみます!」
ヴィー「そうそう、その意気!大丈夫、あの大和君の息子さんだもの。きっとうまくいくわ。」
ディーテ「えぇ、私達も応援するわ。」
日向「あ、ありがとうございます!」
ヴィーさんが言ってた例えはよくわからなかったけど・・・でも、全部僕次第ってことはわかった。とにかく、頑張らなくっちゃ。
改めて、そう思う僕でした。
・・・そういえば、ここからどうすればいいんだろうね?帰り方とか。
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