女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

92話 勘違いからの産物(辛)




数時間後。

日向「う・・・ううん・・・」

由良「ここは・・・」

僕達は、リビングで目を覚ました。下には布団が敷かれている。

江美「私たちはたしか、理子お母さんの部屋に入って・・・」

叶恵「イチゴみたいなやつ食べて・・・それで・・・」

皆で思い出していると、ドアが開きお母さん達が入ってきた。

理子「みんな、大丈夫!?」

奈々「心配したのー!」

大和「まさか、あれ食っちまうとはなぁ・・・。理子も理子だ、なんであれ育ててんだ。あれは奈緒が昔育ててたやつだろ?」

理子「え!?いや、その・・・も、貰ってね?苗を。」

大和「奈緒・・・。」

奈緒「いや、その・・・あ、あげたというか、なんというか・・・」

大和「リリィも。もう少し早く見てあげて欲しかったな。」

リリィ「すんませんしたぁ!」

大和「元気でよろしい。」

お父さん達がなにかを話している。けど、その意味がわからない。あれ食っちまった?元々奈緒お母さんのやつ?

日向「あれ食っちまったって・・・僕達が食べたのって、イチゴじゃないの?」

そういうと、お父さんが鳩が豆鉄砲食らったような顔・・・ってどんな顔だよ。まぁ、そんな感じの顔をして言った。

大和「あれがイチゴ?な訳あるか。イチゴだったら気絶なんかしねぇだろ。アレはドラゴンズ・ブレス・チリ。簡単に言うと、めっちゃ辛い唐辛子だ。詳しいことは言わないけど、元々は奈緒が持っていてな。」

奈緒「訳あって理子先輩にあげたのです。」

叶恵「それを食べちゃったってことね・・・」

江美「運が悪かったわねぇ。」

聖菜「ちなみに訳って?」

奈緒「ひ、秘密なのです!」

理子「大和のお風呂の写真で釣られちゃったのよね~?」

奈緒「理子先輩!!」

大和「・・・お前ら2人とも、あとでやさ~しくお仕置きしてやるよ。」

理子「その妙な優しさが怖いのよね・・・。」

奈緒「なのです・・・。」

お母さんと奈緒お母さんは、ブルブルと震えていた。

理子「それにしても!人の部屋に勝手に入るとか、デリカシーってもんが無いんじゃないかな~~??」ウニョーン

日向「いひゃいいひゃい痛い痛いほへんははいごめんなさい!」

由良「私達も悪いのよ、ごめんなさい。」

江美「ごめんなさい。」

叶恵「正直すまんかった」

大和「うん・・・うん?なんか叶恵だけ引っかかる言い方だけど・・・まぁいっか。じゃあどっちも悪いってことで。みんなもう大丈夫か?」

日向「うん。」

由良「バッチシよ!」

江美「唐辛子たべて倒れただけだしねぇ。」

叶恵「何か手伝うわ!」

大和「なら、ご飯作るの手伝ってもらおうかな?」

4人「はーい!」

そんな感じで、今回の唐辛子事件は幕を閉じた。

大和「あ、理子?ドラゴンズ・ブレス・チリは廃棄な。」

理子「嘘だぁぁぁぁ!」

日向「あとお母さん?天井の写真、アレはさすがにどうかと思うよ。」

理子「み、見てしまったのね・・・!?」

大和「じゃあそれも追加で処分な。」

理子「いやぁぁぁぁぁ!」

愛菜「悲痛の叫び。」

睦月「・・・少し可哀想」

加奈「だがまぁ、自業自得だよな。」

ジェリー「ですね」



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