女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
83話 忘れ去られた〝アレ〟
その後、僕はアフィアちゃんと一緒に、お昼休みを満喫した。暑いため、大体は日陰か建物内でお喋りしてたけど。
途中から由良達まで乱入してきて、結局いつもとそう変わらない感じになった。せっかく2人きりだったのに・・・由良ェ・・・。
そんな感じに、時間は流れていった。なお、1度お母さん達のいるテントに戻ったところ、お父さんと夜姫さんが地面に正座させられ、お母さん達・・・というかほほお母さんにガミガミと怒られていた。
そんな様子を見た僕達は、苦笑いをしてその場を去った。
午後の競技。午前中よりは応援がメインなので、先輩たちを声を出して応援した。
だが、僕達の応援より先輩たちのやる気の方が凄かった。・・・というか、奈々に応援されてボルテージがMAXになっている先輩たちが、そこにいた。
兄として、あくまで兄として、ちょびっとだけ複雑な気持ちになった。ふと奈々の方を見ると、ちょっと疲れたような笑顔でコチラに手を振ってくれた。
人気があるって、大変なんだなぁ・・・と、つくづく思うのだった。
さて、話は変わるけど。こっちの学年にも〝自称〟カワイイ妹がいる。でも・・・こっちの人気はそうでも無いようで、年柄にもなく妹に嫉妬していた。・・・でも、僕がみていたことに気づいた瞬間、僕の方を見て
妹s「でも私たちには日向がいるもの!日向が見てくれるなら、あとはどうだっていいし!」
と言いだし、僕含め周りを困惑させていた。もちろん、アフィアちゃんも苦笑い。 
そして、運動会も大詰め。学年対抗の玉入れが始まろうとしていた。
由良「よーし、頑張るぞー!」
日向「ちょっとだけ負けてるからね、ここで逆転しよ!」
江美「ここでいいとこ見せてあげるわぁ!」
叶恵「ふふ、そうね。」
アフィア「・・・ねぇ。」
由良「ん?どったの?」
アフィア「ずっと気になってたんだけどさ・・・由良と江美は別のクラスよね?」
江美「そうだけど・・・それが何かぁ?」
アフィア「あんたら、敵じゃない?」
2人「・・・・・・・・・はっ!?確かに!」
アフィア「ふふ、どうやら私の勝ちのようね。」
2人が驚き、それを誇るアフィアちゃん。たしかに、なんかおかしいと思ってたんだよね。由良と江美とは、ちょくちょく対決してたし。てか私の勝ちって何?
リリィ「今更かいね・・・はぁ、まぁいいや。みんな頑張ってね、写真はバッチリ撮るから!」
みんな「はーい!」
近くにいたリリィさんが声をかけてくれた。僕達の最後の見せ場、そして勝った方が優勝の大一番。
僕たちは意気揚々と行進し、入場するのだった。
「学園」の人気作品
書籍化作品
-
-
267
-
-
104
-
-
337
-
-
17
-
-
314
-
-
124
-
-
1359
-
-
58
-
-
140
コメント