女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

50話 衝撃すぎる事実を(砕)




お母さんは占いから戻って来るなり、お父さんに抱きついて甘えだした。

お父さんが戸惑っていると、お母さんは「ラッキーポイントは甘えること、だって!あとねあとね、若いうちは何回もやっモゴッ」という感じに、何かを言おうとしてお父さんに口を塞がれていた。

他のお母さんたちも、ほぼほぼそんな感じ。しちゅえーしょん?は人によって違かったけど、お父さんに甘えるのがほとんど。

加奈さんは恥ずかしがっていたけど、愛菜お母さんなんかは恥ずかしさなんてなさそうな感じだった。

そのあとお父さんが見てもらって、すごく恥ずかしそうにしていたのが印象的だった。

そして、僕の番が来た。



日向「えっと、お願いします。」

AKARI「はいよー。稲木日向君だよね?」

日向「はい。」

AKARI「なんていうか、ほんとお父さんに似てるよね。雰囲気とか特に。」

日向「そ、そうかなぁ・・・そんな気しないけど・・・。」

AKARI「自分ではあんまわかんないかもね。でも、ほんと大和君の子って感じだよ?・・・女の子にモテモテなとこもね。」

日向「も、モテモテって・・・妹に好かれてもしょうがないよぉ。」

AKARI「でも、日向君も嫌いなわけじゃないでしょ?」

日向「そりゃそうだけど・・・」

AKARI「だったら押せ押せよ!大丈夫、小鈴ちゃんの例だってあるし、そのくらいどうって事ないよ!」

日向「僕の場合、みんな妹なんだけど・・・それに、別に好きな人いるし。」

AKARI「うん、何となく知ってるよ。」

日向「え?」

な、なんで知ってるんだろ?僕言った覚えないのに・・・。

AKARI「ふふ、これでも愛菜の母親なんでね。読心だの透視だのはお手の物よ!」

日向「すごい!」

AKARI「でしょでしょ~?・・・あ、でね。私が言いたいのは、その好きな子?と結ばれる確率がね?」

そこまで言って、AKARIさんは1度止めた。そして、こう告げた。

AKARI「・・・今のところ、ちょーっと低いかなーって。」

日向「・・・え?」



日向「ど、どういうこと!?」

AKARI「そのまんまの意味よ。その子と結ばれる確率がちょっと低めなのよね。多分、妹ちゃん達が阻止しようとしてるのかな?」

日向「そ、そんなぁ・・・」

AKARI「ま、でも妹ちゃんからは逆にラブまっしぐらって感じでね。間違いなく上手くいくと思うよ?」

日向「・・・」

そんな事言われても、妹たちをお嫁さんにする気はない。僕は、アフィアちゃんが好きなんだ。だから・・・

日向「僕は、諦めないよ。」

AKARI「ふぅん?」

日向「お父さんみたいに、周りに流されたりはしない。僕は、好きになった子をお嫁さんにする。・・・確率?が低くても、これから高くすればいいだけでしょ?」

AKARI「・・・あー、なるほどね。大和君の言ってた意味がよーやくわかったわ。確かにこりゃ似てないね。」

日向「え?」

AKARI「君とお父さん。見た目は似てても、性格というか、女の子に対する考え方が真逆だね。どっちかというと、大和君のお父さん、蒼龍さん似かな?」

日向「じいじ似?」

AKARI「うんうん。ま、そういう諦めないとこは似てるかもだけどね。決めたなら頑張んなさいよ!当たって砕けろ!」

日向「砕ける前提なんだね・・・」

AKARI「あはは・・・」

ちょっと戸惑ったけど、僕は変わらない。お父さんみたいにはならない。僕は、アフィアちゃんをお嫁さんにする!と、再度誓うのだった。



アフィア「くしゅん!・・・夏風邪?」


☆コメント返信のコーナー☆


・ラム&ロムさん
「愛菜家って何気にチート一家なんよね。」

→読心術に占い、近日の預言。こう見てみると、確かにチート以外の何物でもないですね。

大和「せやな。・・・そういやさ、愛菜はお義母さんの占いを継がなくて大丈夫なのか?」

愛菜「大丈夫。出てきてはいないけど、妹がいるから。」

大和「そういやそんな話、ちらっとしてたな。」

愛菜「うん。私より優秀だし、あの子もなる気でいるから、大丈夫。」

大和「そっか。」


コメント

  • ラム&ロム

    日向君とアフィアちゃんには結ばれて欲しいねー。
    でも、アフィアちゃんが先生ポジになって、日向君の事を実はずっと好いているのも萌える。

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  • 黄昏ノーム

    愛菜ちゃん一家はなんでも有りなんすね(´・ω・`)
    後日向君結構一途ね……
    報われるといいなぁと思いつつ
    どうせフィクションだし…………報われ結ばれるんだろうなぁ!と思う私がいます( ̄▽ ̄;)

    1
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