夜の詩

小鳥 薊

第5話 屍体のような

屍体のような
あなたの体躯の傍らに
屍体のように
横たわる

あなたの肢体は動かない
あなたの寝息も聞こえない

あなたの胸郭は
僅かに上下し
呼吸している

わたしはいつか
あなたの肢体の傍らで
屍体になって
横たわる

わたしの心は痛いだろうか
少しは悲しいだろうか
少しは悲しんでくれる?

うんと遠くへ行きたいのに
この肢体が足手まといだ
でも変ね
肢体がないと遠くへ行けない

わたしが灰になったとき
心だけは戻ってきます
そうあなたに告げて
横たわる
屍体のような
あなたの体躯の傍らに

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