光の詩

小鳥 薊

第6話 水蜜桃

水蜜桃を撫でると
ふふ ふふふ
やわらかなうぶ毛の手ざわり


青々の芝生
少女の腕と腕
氷水の鳴き声

手のひらの水蜜桃
懐かしくて
くすぐったくって
ふふ ふふふ


窓を開けて
ノスタルジヤをなびかせ

わたしは部屋着
くすーっと
ナイフで貫く
水蜜桃

甘い香りと
汁の月





          

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