光の詩

小鳥 薊

第3話 瞼の音楽

腹のまるみの
ライン
指先で散歩すると
海があり 浜辺が光っている

臍の産毛も
乳輪の滲みも
不思議の国のことみたい

あなたがタイコを打つたびに
瞼の音楽を
わたしは歌う

きらめく星座を わたしになぞる夜
指先は 煽情を孕んだ
わたしの白い浜辺は
あくびしてうねり
宇宙の扉の
ノック

まだですか
まだなのね
あなたの星と出逢うまで
瞼の音楽を
わたしは歌う

聞こえてくる
先の産声を
いつか詩にのせ 空に放とう
拍手喝采
夢の外の
カイト

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