採集者の役得
採集者の帰宅①
ローグが暗黒龍をアイテムボックスに収めた後、残っていた未知のスキルを一通り確かめた。
どれもこれも驚愕の能力を持っており、度々これまで貧弱だった自分と比較しては自尊心が湧きその強さににやけてしまう。
緩んだ頬を引き締めながら、ローグはスキルの使い方全てを習得した。
「ふぅー。やっぱり凄かったな、でも......大丈夫か?」
何でも斬れる刃物のように凄さを通り越して危険性まで感じていた、そんな時、顔を出した朝日により、いつの間にか夜が明けていたことに気がつく。
「............とりあえず、帰るか」
もともと朝になって帰ると決めていた予定に、首を乱暴に振り、不安はとりあえず置いといて従うことにしたローグは歩み始める。
と、その前に......
「一応使っとくか、『空間感知』!」
ローグがスキルの一つを唱えると、その効果は発揮する。
スキル『空間感知』は、文字通り使用者を中心とした一定範囲にいるアイテムなどを感知できるスキルなのだが、ローグの場合レベルMAXもありその効果には範囲拡大だけでなく様々なエフェクトが付いており、アイテムだけでなく敵や地形までも感知できるようになっていた。
そして、『ステータス』『世界樹の眼』同様、視界内にその情報は反映していた。
その範囲約十数キロメートル。それにその範囲内には薬草や隠れアイテム、人やモンスターが表示されていた。
それを見ると、今現在自分の周囲には多数モンスターが居ることが分かった。どうやら暗黒龍のほとぼりが冷めたようで、元のえさ場に戻ってきたのだろう。
微かなタメ息を吐き、だが進化した今の俺ならどうにかなるだろう、と自覚し冷静にそのモンスターが少ないルートを探し、ローグは町へ向かった。
どれもこれも驚愕の能力を持っており、度々これまで貧弱だった自分と比較しては自尊心が湧きその強さににやけてしまう。
緩んだ頬を引き締めながら、ローグはスキルの使い方全てを習得した。
「ふぅー。やっぱり凄かったな、でも......大丈夫か?」
何でも斬れる刃物のように凄さを通り越して危険性まで感じていた、そんな時、顔を出した朝日により、いつの間にか夜が明けていたことに気がつく。
「............とりあえず、帰るか」
もともと朝になって帰ると決めていた予定に、首を乱暴に振り、不安はとりあえず置いといて従うことにしたローグは歩み始める。
と、その前に......
「一応使っとくか、『空間感知』!」
ローグがスキルの一つを唱えると、その効果は発揮する。
スキル『空間感知』は、文字通り使用者を中心とした一定範囲にいるアイテムなどを感知できるスキルなのだが、ローグの場合レベルMAXもありその効果には範囲拡大だけでなく様々なエフェクトが付いており、アイテムだけでなく敵や地形までも感知できるようになっていた。
そして、『ステータス』『世界樹の眼』同様、視界内にその情報は反映していた。
その範囲約十数キロメートル。それにその範囲内には薬草や隠れアイテム、人やモンスターが表示されていた。
それを見ると、今現在自分の周囲には多数モンスターが居ることが分かった。どうやら暗黒龍のほとぼりが冷めたようで、元のえさ場に戻ってきたのだろう。
微かなタメ息を吐き、だが進化した今の俺ならどうにかなるだろう、と自覚し冷静にそのモンスターが少ないルートを探し、ローグは町へ向かった。
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