採集者の役得
採集者の覚醒①
「おおおおおおおう?」
意識が戻り、目が覚め、重い身体を起こして辺りを見渡す。何度か死を覚悟したローグが今現在こうして生きていることにも驚いているのだが、一番の驚愕の種は目と鼻の先で死体となった暗黒龍の姿だった。
ローグが最後に覚えていたのは、スキル『投擲』で現在もなお暗黒龍の頭に刺さる『エンダーナイフ』を投げ、見事突き刺さったところまでだった。
もちろんその後に、奇跡か運命か、暗黒龍の下に雷が落ちたことは知らない。
「一体、何が起きてるんだ?」
この現状に恐怖まで感じるが、ひとまずローグは立ち上がりその暗黒龍の頭に刺さっているエンダーナイフを抜き取る。
そして、自分の身に起きている変化に気が付いた。
手に持っている『エンダーナイフ』に即されるように視界内に見慣れない表示が出現した。
魔剣:エンダーナイフ
効果:所有者が相手を倒した時、そこで貰える経験値は「自分と相手のレベル差」によって倍加する。
「これは……エンダーナイフの説明?」
意識すると、視界に移るその表示は消え、また意識すると出現する。それはまるでステータス表示のように。
そこでふと思い出す。あの暗黒龍と対峙したということはレベルが多少は上がっているのだろう。ここ数年間上がる様子を見さなかった自分のレベルが少しは上がっていることに期待して、
「『ステータス』ッ!」
余りの期待の大きさに比例し、ローグは声を張り上げて唱えた。そして再び目にすることになる、驚愕の光景を。
アルベルト・ローグ
天職『収集者』
レベル380
スキル:
『採集』レベルMAX
『投擲』レベルMAX
『合成』レベルMAX
『分解』レベルMAX
『身体能力強化』レベルMAX
『空間感知』レベルMAX
『千里眼』レベルMAX
『世界樹の眼』レベルMAX
『アイテムボックス』レベルMAX
意識が戻り、目が覚め、重い身体を起こして辺りを見渡す。何度か死を覚悟したローグが今現在こうして生きていることにも驚いているのだが、一番の驚愕の種は目と鼻の先で死体となった暗黒龍の姿だった。
ローグが最後に覚えていたのは、スキル『投擲』で現在もなお暗黒龍の頭に刺さる『エンダーナイフ』を投げ、見事突き刺さったところまでだった。
もちろんその後に、奇跡か運命か、暗黒龍の下に雷が落ちたことは知らない。
「一体、何が起きてるんだ?」
この現状に恐怖まで感じるが、ひとまずローグは立ち上がりその暗黒龍の頭に刺さっているエンダーナイフを抜き取る。
そして、自分の身に起きている変化に気が付いた。
手に持っている『エンダーナイフ』に即されるように視界内に見慣れない表示が出現した。
魔剣:エンダーナイフ
効果:所有者が相手を倒した時、そこで貰える経験値は「自分と相手のレベル差」によって倍加する。
「これは……エンダーナイフの説明?」
意識すると、視界に移るその表示は消え、また意識すると出現する。それはまるでステータス表示のように。
そこでふと思い出す。あの暗黒龍と対峙したということはレベルが多少は上がっているのだろう。ここ数年間上がる様子を見さなかった自分のレベルが少しは上がっていることに期待して、
「『ステータス』ッ!」
余りの期待の大きさに比例し、ローグは声を張り上げて唱えた。そして再び目にすることになる、驚愕の光景を。
アルベルト・ローグ
天職『収集者』
レベル380
スキル:
『採集』レベルMAX
『投擲』レベルMAX
『合成』レベルMAX
『分解』レベルMAX
『身体能力強化』レベルMAX
『空間感知』レベルMAX
『千里眼』レベルMAX
『世界樹の眼』レベルMAX
『アイテムボックス』レベルMAX
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