俺をとりまく彼女らからの愛が深すぎる
第15話 妹/ある女 の心中
えへへ...、楽しみだなぁ...
お兄様、元気にしてるかなぁ...
私の名前は坂倉紫音、中学3年生です!
私には2歳年上のお兄様がいます。
お兄様は顔がかっこ良くて、頭が良くて、運動神経が良くて、優しくて...
とてもすごい人なんです!
でも昔、あることがきっかけでお兄様は女の人のことが苦手になってしまいました。
まぁ、元々得意な方ではなかったのですが...
問題は、なんと妹である私のことまで苦手になってしまったのです!
あの頃は私もまだ幼く、毎日泣いていました。
ついには地方へと移るようになり、お兄様とは物理的にも離れることとなるのです。
あの頃の気持ちはまだ忘れていません。
「私、ぜぇ~~~ったい!お兄様さえも振り向いちゃうような魅力的な女の子になるんだから!」
私は引っ越した先で、婆やの助言を元にたくさんの努力をしました!
お勉強やスポーツ、髪型や肌の色まで、毎日毎日お兄様のことだけを考えて過ごしました。
...残念ながら胸はそんなに大きくならなかったけれど、でも!それ以外は良い具合に育ちました。
...お兄様って小柄な女の子の方が好きだよね?(震え声)
そしてついこの間、お父様から返っておいでとの通達がありました!
その通達があったということは、お兄様は何かしらの方法で女の子との接し方をなんとか身に付けたようです。
遅い!お兄様遅すぎ!でもしゅきぃ~!!
お兄様をある程度克服させた誰かさんにはちょっとだけ悔しいですが、これからはお兄様のことを一生、この私が面倒を見てあげるんですから!
だから安心して待っていてください、お兄様ぁ?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
最近、私の坂倉くんに近づいている女がいるらしいわ。
しかもどうやらその女、あの星ノ村女学園の生徒で、超お嬢様らしいの。
おまけにあのルックス。
きっと坂倉くんを騙そうとしているに違いないわ!
それに坂倉くんのことをく、九路瀬様だなんて!
私、彼の名前を呼ぶのもやっとなのに!!
ビリビリッ
あらいけない、書いている途中の原稿を破ってしまったわ。
一人でいるとどうしても感情的になってしまう。
坂倉くん、あなたのせいよ?
それにしてもあの女、最近うちの学校の回りをうろちょろしているわね。
何あれ、まるで坂倉くんのストーカーじゃない。
...ま、私もなんだけど。
それにあのぶりっ娘ぶり!
坂倉くんに群がる卑しい女。
津軽野さんは百歩譲って許してあげているけれど、何?あの女。
ほんっっっっっっっっっっっっと信じられない!!
そんなイライラする中、私に良いことがあったんです。
この間坂倉くんが学校近くの書店に入ったとき、あぁ私は尾行しているんですけどね?そのとき、私のかいた新刊を買ってくれたんです。
そのとき私、我慢できなくてそこで果ててしまって、って、そのはなしは置いておいて。
つまりそれって、まだ私にもチャンスあるってことよね??
あぁ坂倉くん、待っていて。
私が必ず、あなたのことを守ってあげるから。
だから早く私のもとで戻っておいでなさい?
そして1年前に止まった時間をやり直しましょう?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
お疲れ様です。ろりおです。更新しました。
妹&開幕やべぇやつ、登場です!
好評価よろしくお願いします!
お兄様、元気にしてるかなぁ...
私の名前は坂倉紫音、中学3年生です!
私には2歳年上のお兄様がいます。
お兄様は顔がかっこ良くて、頭が良くて、運動神経が良くて、優しくて...
とてもすごい人なんです!
でも昔、あることがきっかけでお兄様は女の人のことが苦手になってしまいました。
まぁ、元々得意な方ではなかったのですが...
問題は、なんと妹である私のことまで苦手になってしまったのです!
あの頃は私もまだ幼く、毎日泣いていました。
ついには地方へと移るようになり、お兄様とは物理的にも離れることとなるのです。
あの頃の気持ちはまだ忘れていません。
「私、ぜぇ~~~ったい!お兄様さえも振り向いちゃうような魅力的な女の子になるんだから!」
私は引っ越した先で、婆やの助言を元にたくさんの努力をしました!
お勉強やスポーツ、髪型や肌の色まで、毎日毎日お兄様のことだけを考えて過ごしました。
...残念ながら胸はそんなに大きくならなかったけれど、でも!それ以外は良い具合に育ちました。
...お兄様って小柄な女の子の方が好きだよね?(震え声)
そしてついこの間、お父様から返っておいでとの通達がありました!
その通達があったということは、お兄様は何かしらの方法で女の子との接し方をなんとか身に付けたようです。
遅い!お兄様遅すぎ!でもしゅきぃ~!!
お兄様をある程度克服させた誰かさんにはちょっとだけ悔しいですが、これからはお兄様のことを一生、この私が面倒を見てあげるんですから!
だから安心して待っていてください、お兄様ぁ?
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最近、私の坂倉くんに近づいている女がいるらしいわ。
しかもどうやらその女、あの星ノ村女学園の生徒で、超お嬢様らしいの。
おまけにあのルックス。
きっと坂倉くんを騙そうとしているに違いないわ!
それに坂倉くんのことをく、九路瀬様だなんて!
私、彼の名前を呼ぶのもやっとなのに!!
ビリビリッ
あらいけない、書いている途中の原稿を破ってしまったわ。
一人でいるとどうしても感情的になってしまう。
坂倉くん、あなたのせいよ?
それにしてもあの女、最近うちの学校の回りをうろちょろしているわね。
何あれ、まるで坂倉くんのストーカーじゃない。
...ま、私もなんだけど。
それにあのぶりっ娘ぶり!
坂倉くんに群がる卑しい女。
津軽野さんは百歩譲って許してあげているけれど、何?あの女。
ほんっっっっっっっっっっっっと信じられない!!
そんなイライラする中、私に良いことがあったんです。
この間坂倉くんが学校近くの書店に入ったとき、あぁ私は尾行しているんですけどね?そのとき、私のかいた新刊を買ってくれたんです。
そのとき私、我慢できなくてそこで果ててしまって、って、そのはなしは置いておいて。
つまりそれって、まだ私にもチャンスあるってことよね??
あぁ坂倉くん、待っていて。
私が必ず、あなたのことを守ってあげるから。
だから早く私のもとで戻っておいでなさい?
そして1年前に止まった時間をやり直しましょう?
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お疲れ様です。ろりおです。更新しました。
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