俺をとりまく彼女らからの愛が深すぎる
第12話 病んでる
今日は予定通り家で花憐と勉強だ。
花憐は火曜日以来、勉強と友達作りに熱が入っているらしく、彼女が言うには順調だそうだ。
そのことを知ったのは手紙だ。
俺は花憐とメールでやりとりをしているのだが、彼女、頻繁にメールだけでなく手紙を送ってくれるのだ。
上質げな封筒で今週は間の4日間で2通来た。
このペースだと家に収まりきらなくなるぞ…
して、手紙の内容は
「九路瀬さん、会いたい。とても会いたい。すぐ会いたい。今会いたい。九路瀬さんも
おんなじ気持ちですよね?」
とか
「九路瀬さん、私今日の小テスト7割も取れたんですよ。日曜日は頭よしよししてね?あぁ私、九路瀬さんのためならなんでもできる気がします」
みたいな短い文章だ。
みてるこちらが気恥ずかしくなるような甘い内容だが、女の子に手紙をもらうなんて妹くらいだから正直嬉しい。
ついでに妹からは毎年俺の誕生日に手紙が届く。
俺も妹の誕生日には手紙を書く。
手紙だと、本音を伝えられる。
口では、いえないことも…。
「ねぇ、九路瀬さん。約束!頭よしよし、してぇ?」
そんなことを考えていると…
花憐が隣で猫のように俺の腕にすりすりしながら甘えた声でそう尋ねてきた。
俺、花憐の上目遣い本当弱点なんだよ。
こいつ、火曜に比べてレベルアップしてやがる…
ま、まぁ仕方ない、仕方ないからやるか。
さ、さす、さすさすさすさすさすさすさすさす
な、なんだこれ!?
なんでこんな良い匂いすんの!?
髪質もサラサラだし。
しかも、
「えへっ、えへへっ、にゃは〜ん」
カ・ワ・イ・ス・ギ・ル・!!
なんだ、なんなんだ!?
花憐が元から可愛いのは知ってる。
けど!
なんか、なんかエロい!
もっと撫でて良いんだろうか、抱きしめて良いんだろうか、もっと先も?
まずい、抑制できない。
ダメってわかっているのに…!
俺が己と格闘していると、
「もう一つご褒美欲しい!」
花憐もう完全に甘えモード
「え、もう一個…?」
「だめぇ…?」
その顔!!
「あ、うん、いや、良いよ?」
家でもこんな感じなんだろうか、演技なんだろうか、いつもの敬語の一つ隔てた接し方と違い、今日はぐいぐいくる。
「やったぁ、ふふっ、えっとねぇー」
と、急に虚な目で
「あのひなって子の連絡先消して?」
…
…は?
あの花憐が連絡先を消せっ、て今、言ったのか…?
しかもなんでひなの連絡先を…?
「ねぇ良いでしょ?良いよね?」
花憐が俺の腕に自身の腕を絡めてくる。
か、可憐!当たってるぅ!当たってるからぁ!
「で、できない!それは流石に!あと腕!腕離してっ。当たってるから!」
「なにがぁ?」
「む、胸が…」
「ぬふっ。触ってもいーよ?ご主人様?」
ぬっ…!
「だーかーらー」
ね?と問う可憐
「消して?連絡先」
可憐が病んでる。
_________________________________________
お疲れ様です。更新しました!
九路瀬頑張れ!欲に負けるな!
フォロー、レビュー、星、応援よろしくお願いします。
もっと星増やすっていうのが今の目標です。
頑張って書きます。
          
花憐は火曜日以来、勉強と友達作りに熱が入っているらしく、彼女が言うには順調だそうだ。
そのことを知ったのは手紙だ。
俺は花憐とメールでやりとりをしているのだが、彼女、頻繁にメールだけでなく手紙を送ってくれるのだ。
上質げな封筒で今週は間の4日間で2通来た。
このペースだと家に収まりきらなくなるぞ…
して、手紙の内容は
「九路瀬さん、会いたい。とても会いたい。すぐ会いたい。今会いたい。九路瀬さんも
おんなじ気持ちですよね?」
とか
「九路瀬さん、私今日の小テスト7割も取れたんですよ。日曜日は頭よしよししてね?あぁ私、九路瀬さんのためならなんでもできる気がします」
みたいな短い文章だ。
みてるこちらが気恥ずかしくなるような甘い内容だが、女の子に手紙をもらうなんて妹くらいだから正直嬉しい。
ついでに妹からは毎年俺の誕生日に手紙が届く。
俺も妹の誕生日には手紙を書く。
手紙だと、本音を伝えられる。
口では、いえないことも…。
「ねぇ、九路瀬さん。約束!頭よしよし、してぇ?」
そんなことを考えていると…
花憐が隣で猫のように俺の腕にすりすりしながら甘えた声でそう尋ねてきた。
俺、花憐の上目遣い本当弱点なんだよ。
こいつ、火曜に比べてレベルアップしてやがる…
ま、まぁ仕方ない、仕方ないからやるか。
さ、さす、さすさすさすさすさすさすさすさす
な、なんだこれ!?
なんでこんな良い匂いすんの!?
髪質もサラサラだし。
しかも、
「えへっ、えへへっ、にゃは〜ん」
カ・ワ・イ・ス・ギ・ル・!!
なんだ、なんなんだ!?
花憐が元から可愛いのは知ってる。
けど!
なんか、なんかエロい!
もっと撫でて良いんだろうか、抱きしめて良いんだろうか、もっと先も?
まずい、抑制できない。
ダメってわかっているのに…!
俺が己と格闘していると、
「もう一つご褒美欲しい!」
花憐もう完全に甘えモード
「え、もう一個…?」
「だめぇ…?」
その顔!!
「あ、うん、いや、良いよ?」
家でもこんな感じなんだろうか、演技なんだろうか、いつもの敬語の一つ隔てた接し方と違い、今日はぐいぐいくる。
「やったぁ、ふふっ、えっとねぇー」
と、急に虚な目で
「あのひなって子の連絡先消して?」
…
…は?
あの花憐が連絡先を消せっ、て今、言ったのか…?
しかもなんでひなの連絡先を…?
「ねぇ良いでしょ?良いよね?」
花憐が俺の腕に自身の腕を絡めてくる。
か、可憐!当たってるぅ!当たってるからぁ!
「で、できない!それは流石に!あと腕!腕離してっ。当たってるから!」
「なにがぁ?」
「む、胸が…」
「ぬふっ。触ってもいーよ?ご主人様?」
ぬっ…!
「だーかーらー」
ね?と問う可憐
「消して?連絡先」
可憐が病んでる。
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