神の使徒、魔王卿となり平和を求む

こにユウ

眠ってたらしい


「知らない天井だ。」  

目を開けると、真っ白な天井があった。家のではないし、闘技場のでもない。起き上がって周りをみると、俺はベットで寝ていて横には寝息をたてて寝ているレイさんがいた。そして周りを見て思った。
なんだここ?
壁や天井は真っ白だが置いてあるものがなんというか女子っぽい。というかベットもよく見ると少しフリルが着いている。そう俺が不思議に思っていると

ガシャン!パリン

音をした方を見ると扉から入ってきたバースさんがティーカップの乗ったお盆を落としていた。

「えーっと、おはよう…でいいのかな?」

「ナ゛ー   ガざま゛ァァァァァ!!!」

目にも止まらぬ早さというか風魔法まで使ってバースさんが飛びかかってきた。青年に抱きつかれても嬉しくもなんともないし、むさ苦しい。まずは現状把握がしたい。

「ちょっ、バース。とりあえず離れて!」

何とか引き離し、レイさんの方を見るとまだ眠っていた。熟睡かぁ…
でも、色々知りたいこともあるし

「レイさん、起きてください。どんな状況か教えて欲しいんですけど」

少し揺さぶると眠たそうに目を開けた。

「おはよう、レイさん。」

「おは…よう?白…夜。………えっ?ホン…トに白…夜?」

「うん。そうだよ、早速で悪いんだけど今のじょうき…」

「うぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」

「!?!?!?!?!?」

俺にしがみついて泣き出したレイさんの行動に驚いていると

ばぁぁぁん!!!

扉を壊さぬ程度に勢いよく開け、青筋を浮かべたデウスさんが立っていた。

「だれじゃぁ!!わしの孫を泣かせた奴ァ!!!」

うわぁ…。どうしよこれ

俺が冷や汗を浮かべているとデウスさんと目が会い

「あっと…おはようございます?」

「んむぅ!?白夜、なんとお主目を覚ましよったか」

「はい。それで今の状況を教えてもらいたいんですが」

「あ、あぁ…そうじゃな!レイよ、いい加減泣き止めなさい。」

「うぅ…ひっく…はい。」

そこからデウスさんから話を聞いた。
まとめるとこういう事らしい。

あの後、倒れた俺を心配し焦ったレイさんが治癒神と回復神の所に連れていったらしい。そこである程度回復しあとは目覚めるだけだったのでレイさんのベットで寝かせてもらってたのだが、なかなか目覚め無かった俺を心配してレイさんがつききっきりで見ていてくれていたらしい。バースさんも俺がいるから地上には帰らないと言い出しみんなで起きるまで面倒を見てくれていた。そして少し時間が経って俺が起きたということらしい。

「みんな、心配させてごめん!それとレイさん、ありがとう。」

「目覚めたなら…いい。こちら…こそ…助けてくれてあり…がとう。白夜」

「ほんと心配しましたよ。師匠。まさかこんなに長く眠るなんて…」

「バース俺はどのくらい眠ってたんだ?」

流石に1週間とかはまずいなぁ。いくら地上の時間よりこちらが何倍も早いとしてもそれはまずいし、あっでもデウスさんが少し時間が経ってって言ってるし大丈夫かな?

「あぁ、それですね。ざっと3年ほど」

「はっ!?3年!?」

ヤバい。それはほんとにやばい。確か父さんの話だと10歳になれば王国の学校に行くことになっていたはずだ。ちなみにこの世界の成人は15歳で学校も5年制で大人になる年に卒業らしい。
5年で勉強終えるってなんかすげぇ…

閑話休題

「ねぇバースどうしよ…」

「ほんとですね師匠…」

2人が焦っていると

「大丈夫ですよ。こちらの世界では3年でもまだ地上は2年しか経ってませんから」

そう落ち着いて説明してくれたのはグリムさんだ。でも2年でも相当やばいな

「そこは今の白夜さんのステータス的に大丈夫と思います。状態異常も効きませんし」

そうだ!ステータス見ようとして倒れたんだ

「白…夜。ステ…ータ…ス見せ…て?」

「わしも気になるのォ」

「師匠、俺にも!」

「私も気になります!」

「じゃあ『ステータスオープン』」

【名前】ナーガ・エル・ウォーグ(暁 白夜)
 【種族】神王
    【性別】男性 
    【年齢】???
 【称号】公爵家次男 転生者  剣鬼の弟子
                    剣聖  神の使徒 
                   創世神の友人
                   初代創世神に認めらし者
                   神の天敵
                   人を辞めた者
                   不老不死
                   世界最強
                   神王
 【レベル】測定不能
 【体力】測定不能
 【魔力】測定不能

 【魔法】
  創造魔法 Lv10
  火魔法 Lv10
  風魔法 Lv10
  水魔法 Lv10
  土魔法 Lv10
  光魔法 Lv10
  闇魔法 Lv10
    時空魔法 Lv10
       古代魔法 Lv10
       神滅魔法 Lv10
    生活魔法 Lv10
       隠蔽魔法 Lv10

 【スキル】
  鑑定 Lv10
  アイテムボックス Lv10
  武術 Lv10
  体術 Lv10
  物理耐性 Lv10
  魔法耐性 Lv10
       指南レベル10
       譲渡
       神格化
       絶対領域
       全魔法無詠唱
 【加護】
  創世神の加護
       初代創世神の加護

「「「「……….........」」」」

なんだこれ!!?

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