美醜の君

メリノ

❄Ⅳ

シャーリーはその王子と話してみたいと思いましたが、いつも話しかけられてから話すシャーリーは王子へなんと声をかけたらいいのか分かりませんでした。
シャーリーはいつも王子のことを見ていました。
次のパーティーのドレスコードを決めてくれと頼まれた時も。ガーデンに置く花を決める時も。
目に見える場所に居ない時は王子のことを考えていました。
怪我をしないように、誰かに傷つけられないように。毎日シャーリーは星に向かってお願いしました。
それと同時にいつ王子に話し掛けられてもいいように、いつも以上に自分の美に磨きをかけていったのです。
そのおかげでパーティーではその王子以外シャーリーのことを知らない人は居ないほど美しくなっていたのです。

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