熟女ズの微笑み

二区9

第1話 熟女ズ登場


俺ってば、うっかりアラフィフ姉さんに『年を聞いてしまった』のです。

突然何だって? まあ、聞いてくださいよ!

話の流れで聞いてしまったのですが、年齢の質問を口にした直後に

--地雷踏んだーーっ!

と、メチャクチャ後悔したけど後の祭り。

【今回学習したこと】
一回出した言葉は引っ込めることが出来ません。
自分の言葉に責任を持ちましょう。

はい。
皆さん気を付けましょう……

ええ。
言ってきやがりましたよ熟女A。

「……いくつだとおもう?」

ほら来た!
めんどくせーーっ!!
どうでもいいよ!!

でも言えない

「え?わからないなあ……」

すっとぼけ

「永遠のハタチ♪」

……

……

……

「あ、はい」

精一杯の反応

ちなみに目は本気だ。
冗談を言っている目じゃないぜ。

自分のことを本気で『永遠のハタチ』だと思ってやがるぜ……

これは……

『立ち入っちゃイケナイ領域』

なんだな。うん。

無言で立ち去る

ちなみに、その女性たちを僕はココロの中でこう呼んでいる。

『熟女ズ』

と。

で、その熟女ズ。

僕のことを『カツタロー』と呼ぶ。
俺は克樹だ。名前が変わっているじゃないか。

と言うか、それ以前に『名前で呼ぶな』

……なんて言えないけど。

賢明な判断

まぁね。

相手にしないからいいんだけどね。(大人だね)

まあ流してたんだけど。

……流してたんだけれども!

奴ら最近呼び方変えやがった。
最近なんて呼ばれてるかと言うと……

『タロー』

……

…………

………………

(・∇・)ハ?

……は?

再確認

短くなってるやん。

ってかね?

それよりも。

名前違うやん。(決定的)

もはや別人じゃん。

タローて。

太郎て。

漢字

もう何でもアリか。涙

えぇ……
そりゃもう楽しい職場すゎょ?ニッコリ(説得力なし)

おしまい。また次回

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