異世界に召喚されて魔族になりました

ルルーチルニド

36,あたしの持ち味〜蓮花〜

今活かせる持ち味は速さだ
あたしの速さで敵を混乱させて生まれた隙を突く!
これでもかと言うほど連続攻撃で距離を詰めようとしてきた敵に1度、槍でなぎ払い動きを止め、距離を十分広げる

「今度はこっちから行くぞ!」

先にゴブリンを倒す
ハウンドの速さはめんどくさいから後回しだ
腰を低め槍を短く持ち一瞬静止する
呼吸を整え地面を思いっきり抉るようにダッシュする

一直線にハウンドの方へ向う
いきなりで驚いたのかハウンドは1テンポ遅れて回避行動をする
ゴブリンはなんとこちらの進行方向に棍棒を振り下ろそうとしている

走る速度を少し落とし
棍棒が振り下ろされる手前でほぼ直角に曲がり、ゴブリンの向いている方向のほぼ横で突く構えで停止する
そしてゴブリンが振り向くよりも早く槍を喉元へと突き刺す

「うらぁぁ!!」

槍の柄から何か少し固いものを砕く感覚が伝わり
引き抜いた時にゴブリンの鮮血を頬に少し掠める
その後にドスッとゴブリンが膝を着いた

即座にその場から離れようと下がろうとしたが、少し遅かった
飛び込んできたハウンドの引っ掻きに引っかかり右腕を少し抉られた
ズキリとした痛みと共に右手の指先まであたしの血が流れる
少し深めに抉られたか…?
だが、止血のために抑えている時間はない

1度深呼吸をして体制を整える
あたしは速さで戦う、これが1番いい気がする
再びハウンドが低く噛みつき攻撃をしてくるのを持ち前の速さで難なく躱す

次の攻撃が来る前にあたしは槍を短く持ち草刈りでもする様にハウンドへ素早く攻撃をする
回避されてもそこへ槍を払うように連続攻撃をする

回避に専念していたハウンドだが痺れを切らしたのか少し大きく後ろに跳ねた
これはチャンスっ!
左手で跳ねた先を見据えて狙いをすまし槍を右手でしっかり構えて
着地する地点を目掛けて思いっきり槍を投げる

思っていた以上に素早く槍が飛んでいきハウンドが着地する前に当たった
そして、ハウンドの身体を貫きそのまま地面へ突き刺さる
ハウンドは少し、もがいていたがすぐに動かなくなる

「やりぃっ!!」

ハウンドが動かなくなったのを確認してガッツポーズを決めてしまった
槍を回収してほっと一息ついてからあいつらは無事だろうかと少し不安になり
キョロキョロ当たりを見渡し周囲に助けが必要な所は無いか見てから皆を探しに歩いた

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