異世界に召喚されて魔族になりました
19,ゲームみたいに上手くは行かないものね
拳に魔素を込める
大気中の魔素が拳に集まり目には見えないけれど、拳に一回り大きな殻みたいな物があるのを感じるわ
ゴブリンはまた真っ直ぐに走ってくる
よく見るとゴブリンの持つ棍棒にも魔素が込められている
当たると痛そうね
棍棒がギリギリ当たる所まで引き付けて後ろにステップして躱し、棍棒を踏みつけてゴブリンの手から落す
びっくりしたのか一瞬怯んだゴブリンの顔に目がけて右のストレートをお見舞いする
「ぐぎぁああぁぁ!!」
「効いたわ!」
悲痛な叫びと共にバランスを崩し地面に四つん這いになった
そこへ容赦なく後頭部へかかと落としを決める
今度は悲鳴すらなく頭蓋が砕け、見るに堪えない惨状となった
やりすぎちゃった (・ω<) テヘペロ
「流石です!ご主人様」
「あぁ、ありがとう」
風香は大丈夫かしら?
「えい!」
軽い一声をかけながら風香の拳はゴブリンの胸元に大穴を空けている
筋力ぅ…ですかね?
「やったよ〜リンリン!」
「ええ、凄いわね」
余裕!って感じの笑みを浮かべている
流石だわ
「美里、手伝うか?」
「いや、いい!俺もやってやる!」
「閃光の如く切り刻む糧となれ!「スピーラップ」美里ちゃん!頑張って!」
「ありがとう!」
だがしかし…
いくら攻撃スピードをあげても素人同然の剣さばきではゴブリン相手でも軽く避けられてしまう
筋力もそれほどあった訳でもなく美里は疲弊し、バランスを崩した
ゴブリンはここぞとばかりに後頭部を狙い棍棒を振りかざす
「危ない!」
「かの者を守り給え!『プロテクト』」
「間に合わない!」
防御魔法が発動するまでに棍棒は美里を直撃する
「っ!?…ん?なんだ?痛くないぞ?」
「ぐげぇ?」
「今だァァ!」
ゴブリンが怯んだ隙に美里は剣を喉元に突き刺す
そのままゴブリンはピクリとも動かなくなった
「っしゃ!」
美里は拳を高々と振り上げる
その腕はいつもの柔らかい肌ではなく
幾重にも網目模様がありまるで爬虫類の鱗の様になっていた
「やるじゃん!美里!!」
「ひやひやしたよ…」
「俺だって戦えるようになりてぇからな!」
「ところでその鱗みたいなのは?」
「いや、俺もよく分からないけど身を守らなきゃって思ったらいきなり…」
「それは爬虫人族特有のスキル『硬化』だな」
触ってみると結構硬くて、少しひんやりしている
「これがあれば前線でも余裕だな!」
「剣術もないと無駄死にするだけよ」
「うぅ…」
「それより蓮花は槍使えたのね」
「あ〜…ドラマとかゲームで見て見よう見まねで練習してた時期が昔にあってな」
「あの…ついこの間も1人になった時に…」
「ちょ、おま、ばらすなよ!」
「だから武器は槍を持っていったのね」
「使えなさそうな武器じゃ戦えなさそうだったからな」
「それもそうね」
実際、蓮花の戦闘は見ることが出来なかったけどそこそこ使えそうなのね
「槍の使い方は間違ってなかったから少し練習すればいい線行くだろう」
「本当か!」
「ギルドに行けば戦闘訓練も受けれるはずだから、そこで腕を磨ける」
「俺も剣術をならいたいな」
「魔法術とかもっと…」
「兎にも角にもギルドに行かないとな」
「そうだな!」
大気中の魔素が拳に集まり目には見えないけれど、拳に一回り大きな殻みたいな物があるのを感じるわ
ゴブリンはまた真っ直ぐに走ってくる
よく見るとゴブリンの持つ棍棒にも魔素が込められている
当たると痛そうね
棍棒がギリギリ当たる所まで引き付けて後ろにステップして躱し、棍棒を踏みつけてゴブリンの手から落す
びっくりしたのか一瞬怯んだゴブリンの顔に目がけて右のストレートをお見舞いする
「ぐぎぁああぁぁ!!」
「効いたわ!」
悲痛な叫びと共にバランスを崩し地面に四つん這いになった
そこへ容赦なく後頭部へかかと落としを決める
今度は悲鳴すらなく頭蓋が砕け、見るに堪えない惨状となった
やりすぎちゃった (・ω<) テヘペロ
「流石です!ご主人様」
「あぁ、ありがとう」
風香は大丈夫かしら?
「えい!」
軽い一声をかけながら風香の拳はゴブリンの胸元に大穴を空けている
筋力ぅ…ですかね?
「やったよ〜リンリン!」
「ええ、凄いわね」
余裕!って感じの笑みを浮かべている
流石だわ
「美里、手伝うか?」
「いや、いい!俺もやってやる!」
「閃光の如く切り刻む糧となれ!「スピーラップ」美里ちゃん!頑張って!」
「ありがとう!」
だがしかし…
いくら攻撃スピードをあげても素人同然の剣さばきではゴブリン相手でも軽く避けられてしまう
筋力もそれほどあった訳でもなく美里は疲弊し、バランスを崩した
ゴブリンはここぞとばかりに後頭部を狙い棍棒を振りかざす
「危ない!」
「かの者を守り給え!『プロテクト』」
「間に合わない!」
防御魔法が発動するまでに棍棒は美里を直撃する
「っ!?…ん?なんだ?痛くないぞ?」
「ぐげぇ?」
「今だァァ!」
ゴブリンが怯んだ隙に美里は剣を喉元に突き刺す
そのままゴブリンはピクリとも動かなくなった
「っしゃ!」
美里は拳を高々と振り上げる
その腕はいつもの柔らかい肌ではなく
幾重にも網目模様がありまるで爬虫類の鱗の様になっていた
「やるじゃん!美里!!」
「ひやひやしたよ…」
「俺だって戦えるようになりてぇからな!」
「ところでその鱗みたいなのは?」
「いや、俺もよく分からないけど身を守らなきゃって思ったらいきなり…」
「それは爬虫人族特有のスキル『硬化』だな」
触ってみると結構硬くて、少しひんやりしている
「これがあれば前線でも余裕だな!」
「剣術もないと無駄死にするだけよ」
「うぅ…」
「それより蓮花は槍使えたのね」
「あ〜…ドラマとかゲームで見て見よう見まねで練習してた時期が昔にあってな」
「あの…ついこの間も1人になった時に…」
「ちょ、おま、ばらすなよ!」
「だから武器は槍を持っていったのね」
「使えなさそうな武器じゃ戦えなさそうだったからな」
「それもそうね」
実際、蓮花の戦闘は見ることが出来なかったけどそこそこ使えそうなのね
「槍の使い方は間違ってなかったから少し練習すればいい線行くだろう」
「本当か!」
「ギルドに行けば戦闘訓練も受けれるはずだから、そこで腕を磨ける」
「俺も剣術をならいたいな」
「魔法術とかもっと…」
「兎にも角にもギルドに行かないとな」
「そうだな!」
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