異世界に召喚されて魔族になりました
14,緋眼の救世主
「や…やったぞ!!」「勝った!」「俺たちは勝ったんだ!」
全員が手を叩きガッツポーズしたり飛び跳ねたり、喜びを共有していた
しかし、たった1人の魔法士にこの苦戦…
一歩間違えたら本当に死ぬところだったわ
次が来る前に早く脱獄しなきゃ
「リンリン!」
風香がタックルに近い速度で飛び込んでくる
それをしっかりと抱きとめる
「待たせたわね」
「もう!おそいよ!」
「ごめんごめん」
そう言いながら頭を撫でてあげると満足げな笑みを浮かべた
何この可愛い子
「おそいんだよ、死ぬかと思ったぜ」
「鈴音さん、ご無事でしたか」
「何とかね」
「ご主人様!出口はすぐそこです!早く行きましょう!」
「そうね」
少し高台に立ち
解放され少し晴れやかな気持ちのある元奴隷達に向かって
「皆さん!今まで本当に辛い毎日でしたが、それも今日までです!私達と共に自由を勝ち取り、自分達の人生を送りましょう!!」
「「おぉぉぉぉ!!!!!」」
広場が震えるほどの声が鳴り響く
そして私達はこの牢獄の出口へと向かう
「誰が爆発魔法か何かで出口を塞いでくれないかしら?」
「任せてください!」
小さな爆発を起こし先程出てきた地下へと続く階段を砕けた岩でしっかり埋める
これですぐに追いかけてくるなんてしにくいはずよ
外は真夜中、城から出ると荷物の搬入道だった
その道に沿って歩いていくとすぐに城外へと出られたわ
「やったね!リンリン!」
「まさか本当に脱獄できるとはな」
「あたしが騒ぐヤツらをまとめてやったから上手くいったんだからな」
「はいはい、ありがとうね」
「なんだぁ!その適当な感謝は!」
「も、もう!喧嘩はやめて!」」
理華の仲裁で場が収まる
「ごめん、俺、何の役にも…」
「里美、あたし達はなんの訓練もしてないし逃げる事が精一杯だ。それに、これを機に戦い方を見につければいいんだよ!」
「蓮花、ありがとうな」
「いいこと言うのね」
「友達なんだから落ち込んでる時に力になるのは当たり前だろ」
仲間意識が強いのね
まあ、仲間内以外はそれほど気にかけないのも少しあれだけど
空には満天の星空、それにとても大きく真ん丸なケアラが輝いていた
少し飛んでみよう
少し上空から後ろを振り返ると、立派な城と元奴隷達の列が一望できた
私を見て歓声と共に誰かが言った
【緋眼の救世主】と
全員が手を叩きガッツポーズしたり飛び跳ねたり、喜びを共有していた
しかし、たった1人の魔法士にこの苦戦…
一歩間違えたら本当に死ぬところだったわ
次が来る前に早く脱獄しなきゃ
「リンリン!」
風香がタックルに近い速度で飛び込んでくる
それをしっかりと抱きとめる
「待たせたわね」
「もう!おそいよ!」
「ごめんごめん」
そう言いながら頭を撫でてあげると満足げな笑みを浮かべた
何この可愛い子
「おそいんだよ、死ぬかと思ったぜ」
「鈴音さん、ご無事でしたか」
「何とかね」
「ご主人様!出口はすぐそこです!早く行きましょう!」
「そうね」
少し高台に立ち
解放され少し晴れやかな気持ちのある元奴隷達に向かって
「皆さん!今まで本当に辛い毎日でしたが、それも今日までです!私達と共に自由を勝ち取り、自分達の人生を送りましょう!!」
「「おぉぉぉぉ!!!!!」」
広場が震えるほどの声が鳴り響く
そして私達はこの牢獄の出口へと向かう
「誰が爆発魔法か何かで出口を塞いでくれないかしら?」
「任せてください!」
小さな爆発を起こし先程出てきた地下へと続く階段を砕けた岩でしっかり埋める
これですぐに追いかけてくるなんてしにくいはずよ
外は真夜中、城から出ると荷物の搬入道だった
その道に沿って歩いていくとすぐに城外へと出られたわ
「やったね!リンリン!」
「まさか本当に脱獄できるとはな」
「あたしが騒ぐヤツらをまとめてやったから上手くいったんだからな」
「はいはい、ありがとうね」
「なんだぁ!その適当な感謝は!」
「も、もう!喧嘩はやめて!」」
理華の仲裁で場が収まる
「ごめん、俺、何の役にも…」
「里美、あたし達はなんの訓練もしてないし逃げる事が精一杯だ。それに、これを機に戦い方を見につければいいんだよ!」
「蓮花、ありがとうな」
「いいこと言うのね」
「友達なんだから落ち込んでる時に力になるのは当たり前だろ」
仲間意識が強いのね
まあ、仲間内以外はそれほど気にかけないのも少しあれだけど
空には満天の星空、それにとても大きく真ん丸なケアラが輝いていた
少し飛んでみよう
少し上空から後ろを振り返ると、立派な城と元奴隷達の列が一望できた
私を見て歓声と共に誰かが言った
【緋眼の救世主】と
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