異世界に召喚されて魔族になりました
16,キャンプの夜明け
寝てしまっていた
忘れてたわ、私が吸血鬼だということを
ほら、吸血鬼って日に当たるとダメって言うじゃない
…
あれ?
なんか、大丈夫みたいね
私は青空の下で朝日を浴びていた
「コウモリ?」
「ふぁぁ…おはようございます」
「なんでしょうご主人様…むにゃ…」
「吸血鬼って陽の光はダメなんじゃないの?」
「んー?陽の光…ああ、ソナルの光ですね。ダメといえばダメですよ」
「微ダメージ+身体機能の制限があります、日陰に行けば全く問題ありません 」
「そうだったの」
太陽はソナルと言うのね
確かにダメージを食らっている感覚はある
多分治癒力の方が高いのだろう、体力は減ってない
身体機能の制限ね
とりあえずいつも朝にやる筋トレをしてみる
日課だからやらないと落ち着かない
ふむ…
確かに体が鈍いというか行動に遅延が発生してる感じね
この程度なら問題ないけれど
「動きとかより回復機能がかなり低下しているんですよ」
「腕をもがれたりしても夜や日陰なら回復しますが、ソナルの光を浴びると腕の形までは回復しきれません」
「戦闘とかは夜の方がいいのね」
「そういうことになりますね」
良かったわ
朝起きて死にましたじゃ笑い話にもならないわ
問題も解決したわ
私は川に向かって歩く
水面を覗き込み水を手で掬う
その水を顔に優しく当ててそのまま顔を撫でる
ふぅ、さっぱりしたわね
そう言えば久しぶりに顔を洗った気がするわ
「なぁ、鈴音」
「ん?」
蓮花か
「これからどうするんだ?」
「そうね、まだ何も」
「良かったらあたしらもついて行っていいか?」
「どうしようかしら…ね?風香」
「わっぷ?!なんで気づいたの?!」
いつの間にか後ろに居た風香にも聞いてみる
私はどっちでもいいんだけどね
「なんとなくよ」
「むぅ…」
「蓮花達も着いてきたいって言ってるんだけどどう?」
「んー、どっちでもいいよ」
「らしいわよ」
「あ、ありがとう」
少し照れてるわね
案外可愛いところもあるのね
「と言ってもどこに行って何をするも決まってないんだけれどね」
「決まってる方が怖いよ」
「それもそうね」
キャンプ(仮)の人達も皆起きたみたいね
…
なんでこっちみてるのかしら?
「ほら、リンリン」
つつかないで
ほら、じゃないんだけど??
私じゃなきゃダメ?
はぁ〜…
「昨晩のあなた達には感謝している。よく、私のお願いを聞き入れてくれた。ありがとう。無事に皆奴隷から解放されて今日からは自由が待っているわ、故郷に帰るも良し、新しいものを探しに行くも良し。あなた達自身が決めていいのよ。本当にご苦労さま。では、各自準備が出来次第解散!」
…で、いいのかしら?
「やった…」「俺たちはやったぞ!」「自由だぁぁ!」
どっと明るい雰囲気がやってきた
ふぅ…良かったわ
「リンリンかっこよかったよ〜」
「ちょっとやめてよね」
「流石は緋眼の救世主だな」
「だれよそんなの言い出したの」
「と、とにかく鈴音さんが居なかったらあのままでしたし…」
「全く、奴隷全体を巻き込む脱獄なんて誰が実行出来たか、俺も久々に外の空気を吸えるぜ」
本当に今回は上手くいったわね
私ももっと鍛えなきゃ…
忘れてたわ、私が吸血鬼だということを
ほら、吸血鬼って日に当たるとダメって言うじゃない
…
あれ?
なんか、大丈夫みたいね
私は青空の下で朝日を浴びていた
「コウモリ?」
「ふぁぁ…おはようございます」
「なんでしょうご主人様…むにゃ…」
「吸血鬼って陽の光はダメなんじゃないの?」
「んー?陽の光…ああ、ソナルの光ですね。ダメといえばダメですよ」
「微ダメージ+身体機能の制限があります、日陰に行けば全く問題ありません 」
「そうだったの」
太陽はソナルと言うのね
確かにダメージを食らっている感覚はある
多分治癒力の方が高いのだろう、体力は減ってない
身体機能の制限ね
とりあえずいつも朝にやる筋トレをしてみる
日課だからやらないと落ち着かない
ふむ…
確かに体が鈍いというか行動に遅延が発生してる感じね
この程度なら問題ないけれど
「動きとかより回復機能がかなり低下しているんですよ」
「腕をもがれたりしても夜や日陰なら回復しますが、ソナルの光を浴びると腕の形までは回復しきれません」
「戦闘とかは夜の方がいいのね」
「そういうことになりますね」
良かったわ
朝起きて死にましたじゃ笑い話にもならないわ
問題も解決したわ
私は川に向かって歩く
水面を覗き込み水を手で掬う
その水を顔に優しく当ててそのまま顔を撫でる
ふぅ、さっぱりしたわね
そう言えば久しぶりに顔を洗った気がするわ
「なぁ、鈴音」
「ん?」
蓮花か
「これからどうするんだ?」
「そうね、まだ何も」
「良かったらあたしらもついて行っていいか?」
「どうしようかしら…ね?風香」
「わっぷ?!なんで気づいたの?!」
いつの間にか後ろに居た風香にも聞いてみる
私はどっちでもいいんだけどね
「なんとなくよ」
「むぅ…」
「蓮花達も着いてきたいって言ってるんだけどどう?」
「んー、どっちでもいいよ」
「らしいわよ」
「あ、ありがとう」
少し照れてるわね
案外可愛いところもあるのね
「と言ってもどこに行って何をするも決まってないんだけれどね」
「決まってる方が怖いよ」
「それもそうね」
キャンプ(仮)の人達も皆起きたみたいね
…
なんでこっちみてるのかしら?
「ほら、リンリン」
つつかないで
ほら、じゃないんだけど??
私じゃなきゃダメ?
はぁ〜…
「昨晩のあなた達には感謝している。よく、私のお願いを聞き入れてくれた。ありがとう。無事に皆奴隷から解放されて今日からは自由が待っているわ、故郷に帰るも良し、新しいものを探しに行くも良し。あなた達自身が決めていいのよ。本当にご苦労さま。では、各自準備が出来次第解散!」
…で、いいのかしら?
「やった…」「俺たちはやったぞ!」「自由だぁぁ!」
どっと明るい雰囲気がやってきた
ふぅ…良かったわ
「リンリンかっこよかったよ〜」
「ちょっとやめてよね」
「流石は緋眼の救世主だな」
「だれよそんなの言い出したの」
「と、とにかく鈴音さんが居なかったらあのままでしたし…」
「全く、奴隷全体を巻き込む脱獄なんて誰が実行出来たか、俺も久々に外の空気を吸えるぜ」
本当に今回は上手くいったわね
私ももっと鍛えなきゃ…
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