異世界に召喚されて魔族になりました
6,脱獄の為の下準備
さて、朝食の時間も終わり仕事再開
今日は昨日より仕事の流れが遅い
これは同じ仕分け作業の1部で奴隷が倒れたみたいでその影響がでている
そのせいか看守が焦っている
他の奴隷を叩き無理やりにでも回させようとしている
「ラトル、紙に言伝を書いてもらっていいかしら?」
「ん?なんだ?別に構わんが」
この世界は共通文語があるらしくどこの地域からの荷物も同じ羅列がある(私は読めないけど)
ラトルに複数枚メモを書いて貰えた
多分通じるでしょう…
あとは機を待つだけ
これだけ無理に回そうとしてたらどこかに綻びが出るものよ
あとはそれを意図的に起こして事を運ぶだけ
朝だけでも数人倒れ使い物にならない奴隷は邪魔にならない所にまとめて置かれている
看守はそこに目もくれないようだったわ
1人くらい消えてもわからないでしょ
時刻はお昼の休憩に入った
私は自分の分のレーションを食べずにある魔物の元へと向かう
「リンリン食べないの?」
「ちょっと用事がある」
「じーっ…」
「お昼のはあげないわよ」
「しゅん…」
壁際でレーションを美味しそう(?)に溶かす緑色の丸い液体の側へ座り込む
そう、スライムである
座り込んだ私を警戒してるのか緑色の全身をトゲトゲさせている
「大丈夫よ、貴方の食べ物を奪いに来たわねじゃないわ」
「モキュ?」
食べ物を奪わないと言うと警戒を解いたのか身体を綺麗な流線型の丸に戻し食事を続けた
人語は喋れない見たいね
それと、私の言うことは分かるみたいね
「1つ、貴方にお願いがあるのよ」
「もきゅもニュ」
「なんて言ってるのか分からないわ…」
「私は疲れてるの、って言ってます」
「言ってる言葉が分かるの?!」
「えと…は、い」
「翻訳お願いできるかしら?」
「が、頑張ります」
理華がなんとスライム語?が分かるらしい
一体なぜ…?
とりあえず、今はいいわ
「手伝ってくれるならコレをあげるわ」
「モ、モニュ!!!」(お、お昼ご飯!!!)
「断るならコレは私が食べるわ」
「む、むにゅにゅ」(な、内容による)
「やって欲しいことは簡単よ、この紙切れを別の部屋の奴隷に渡すだけよ」
「モキュ…もにゅもにゅ」(渡すだけって言われても移動が出来ないよ)
「それなら安心して、今なら簡単にここから抜け出せるわ。貴方なら」
「モ、もにゅ?」(どうやって?)
「疲れて動けない振りをしたらあそこに行くでしょ?そこ、看守は朝から昼まで一切見てないわ」
「モニュ、モニュモキュ!!」(そこに行けば、監視されなくなって抜け出せるわけね!!)
「あとは誰でもいいからその紙を渡すだけよ」
「モキュモキュ!」(わかった、やってやるわ!)
だから早く寄越せと言わんばかりにスライムは身体を弾ませている
よし、まず第1関門は突破したわ
理華にも何か礼をしなくちゃね
かなり助かったわ
お昼の休憩が終わり私たちは持ち場に戻る
作業開始から1時間くらいで例のスライムが行動を起こした
あとは上手くいくことを願うばかりね
作戦通り、看守がこちらに戻ってくるとスライムは抜け出したようだわ
…?
なんで私、そこまで視えたのかしら?
まあ、今の所問題は無いので考えないでおきましょう
とりあえずの条件は揃ったわ
あとは魔素を使えれば楽なんだけれどね
今日は昨日より仕事の流れが遅い
これは同じ仕分け作業の1部で奴隷が倒れたみたいでその影響がでている
そのせいか看守が焦っている
他の奴隷を叩き無理やりにでも回させようとしている
「ラトル、紙に言伝を書いてもらっていいかしら?」
「ん?なんだ?別に構わんが」
この世界は共通文語があるらしくどこの地域からの荷物も同じ羅列がある(私は読めないけど)
ラトルに複数枚メモを書いて貰えた
多分通じるでしょう…
あとは機を待つだけ
これだけ無理に回そうとしてたらどこかに綻びが出るものよ
あとはそれを意図的に起こして事を運ぶだけ
朝だけでも数人倒れ使い物にならない奴隷は邪魔にならない所にまとめて置かれている
看守はそこに目もくれないようだったわ
1人くらい消えてもわからないでしょ
時刻はお昼の休憩に入った
私は自分の分のレーションを食べずにある魔物の元へと向かう
「リンリン食べないの?」
「ちょっと用事がある」
「じーっ…」
「お昼のはあげないわよ」
「しゅん…」
壁際でレーションを美味しそう(?)に溶かす緑色の丸い液体の側へ座り込む
そう、スライムである
座り込んだ私を警戒してるのか緑色の全身をトゲトゲさせている
「大丈夫よ、貴方の食べ物を奪いに来たわねじゃないわ」
「モキュ?」
食べ物を奪わないと言うと警戒を解いたのか身体を綺麗な流線型の丸に戻し食事を続けた
人語は喋れない見たいね
それと、私の言うことは分かるみたいね
「1つ、貴方にお願いがあるのよ」
「もきゅもニュ」
「なんて言ってるのか分からないわ…」
「私は疲れてるの、って言ってます」
「言ってる言葉が分かるの?!」
「えと…は、い」
「翻訳お願いできるかしら?」
「が、頑張ります」
理華がなんとスライム語?が分かるらしい
一体なぜ…?
とりあえず、今はいいわ
「手伝ってくれるならコレをあげるわ」
「モ、モニュ!!!」(お、お昼ご飯!!!)
「断るならコレは私が食べるわ」
「む、むにゅにゅ」(な、内容による)
「やって欲しいことは簡単よ、この紙切れを別の部屋の奴隷に渡すだけよ」
「モキュ…もにゅもにゅ」(渡すだけって言われても移動が出来ないよ)
「それなら安心して、今なら簡単にここから抜け出せるわ。貴方なら」
「モ、もにゅ?」(どうやって?)
「疲れて動けない振りをしたらあそこに行くでしょ?そこ、看守は朝から昼まで一切見てないわ」
「モニュ、モニュモキュ!!」(そこに行けば、監視されなくなって抜け出せるわけね!!)
「あとは誰でもいいからその紙を渡すだけよ」
「モキュモキュ!」(わかった、やってやるわ!)
だから早く寄越せと言わんばかりにスライムは身体を弾ませている
よし、まず第1関門は突破したわ
理華にも何か礼をしなくちゃね
かなり助かったわ
お昼の休憩が終わり私たちは持ち場に戻る
作業開始から1時間くらいで例のスライムが行動を起こした
あとは上手くいくことを願うばかりね
作戦通り、看守がこちらに戻ってくるとスライムは抜け出したようだわ
…?
なんで私、そこまで視えたのかしら?
まあ、今の所問題は無いので考えないでおきましょう
とりあえずの条件は揃ったわ
あとは魔素を使えれば楽なんだけれどね
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