異世界に召喚されて魔族になりました
4,奴隷生活
朝、けたたましく鳴り響く爆音で無理やり起こされる
とは言っても他の奴隷達は慣れているようで鳴り響く前にはある程度起きていた
感覚は朝の6時くらいかしら
爆音から仕事が会社らしい、もちろん顔を洗う時間もないわ
まあ、汚い洗面台で洗いたくもないけれど
仕事は部門毎に分けられていて私の部門は、洗浄された荷物を指定された場所に仕分けするというもの
もちろん重機などはなく肉体1つで運ぶ肉体労働ね
中身は街で売られるのであろう食べ物や飲み物、戦うための武装なんてものもあるのね
「朝からこんな肉体労働なんて聞いてないんだけど」
レンゲが呟くように言う
「朝ごはんはちゃんとあるだろうな?」
「ああ、あるぞ。あと約30分だ」
「まだ30分もあるのか」
「それより時計もないのに時間が分かるのね」
「時計?時間は魔素が教えてくれるさ」
魔素って便利なのね
私も使えないのかしら?
しかし、色々な種族が居るわね
スライムにゴブリン、獣人や鳥や虫が混じったような種族も…
見たところ仕事内容に適さないことをやらされている個体も居るわね
「キサマら!作業を中止しろ!飯の時間だ!」
「やっとか」
「あんまり内容には期待するなよ」
「朝ごはんの前まで働いてるのに…」
えーっと
朝ごはんは…
「えぇ…」
「こ、これだけか?!」
「リンリン、私こんなんじゃ足りないよぉ」
「じゃ、私のをあげる」
「リンリンも足りないでしょ?」
「私はまだいい、朝は食べられないから」
「風香だけずるいぞ!」
「レンゲ、私が風香にあげたのよ」
「ちっ…あと!私はレンゲじゃない!!蓮花だ!」
わざとじゃないのよ
支給された物は
何か分からない固形物が1つ、レーションってやつかしら?
大きさは一般的なチョコレート板くらいね
案の定、風香は足りなさそうなので私は一欠片かじってあげることにした
元々朝はそんなに食べないし
蓮花には悪いけど風香の方が大事だし
お水も1杯しか無い
「ラトル、水は食事毎に1杯飲みなのかしら?」
「いや、作業中にも定期的に配布しに来るぞ」
「ありがとう」
15分くらいで食事休憩は終わり
また、持ち場に戻り作業をさせられる
歴史上の奴隷たちもこれほど酷い環境だったのかしらね
その後も特に変わらず朝の流れを繰り返した
長い1日は終わり、牢獄に戻される
1日でみんなかなり疲れて居るようね
私も辛いわ
「リンリン…私この生活は辛いよ」
「わかったわ、何とかしてみましょう」
「何とかってなんだよ」
「貴方達にも協力してもらうわよ」
「えっ、な、何を?」
「決まってるでしょ?脱獄よ」
「だ、脱獄?!」
「おいおい、脱獄ったって前にも挑戦したやつが居たが魔法士共に抑え込まれたんだぞ?」
「ラトル、私に魔素の使い方を教えてくれないかしら?」
「どうしてもやる気か…わかった教えてやろう」
さてと、言ったはいいもののどうしたものかしらね
他の部門と協力出来れば何とかなるかもしれない
あと、早く魔素をものにしなきゃ
とは言っても他の奴隷達は慣れているようで鳴り響く前にはある程度起きていた
感覚は朝の6時くらいかしら
爆音から仕事が会社らしい、もちろん顔を洗う時間もないわ
まあ、汚い洗面台で洗いたくもないけれど
仕事は部門毎に分けられていて私の部門は、洗浄された荷物を指定された場所に仕分けするというもの
もちろん重機などはなく肉体1つで運ぶ肉体労働ね
中身は街で売られるのであろう食べ物や飲み物、戦うための武装なんてものもあるのね
「朝からこんな肉体労働なんて聞いてないんだけど」
レンゲが呟くように言う
「朝ごはんはちゃんとあるだろうな?」
「ああ、あるぞ。あと約30分だ」
「まだ30分もあるのか」
「それより時計もないのに時間が分かるのね」
「時計?時間は魔素が教えてくれるさ」
魔素って便利なのね
私も使えないのかしら?
しかし、色々な種族が居るわね
スライムにゴブリン、獣人や鳥や虫が混じったような種族も…
見たところ仕事内容に適さないことをやらされている個体も居るわね
「キサマら!作業を中止しろ!飯の時間だ!」
「やっとか」
「あんまり内容には期待するなよ」
「朝ごはんの前まで働いてるのに…」
えーっと
朝ごはんは…
「えぇ…」
「こ、これだけか?!」
「リンリン、私こんなんじゃ足りないよぉ」
「じゃ、私のをあげる」
「リンリンも足りないでしょ?」
「私はまだいい、朝は食べられないから」
「風香だけずるいぞ!」
「レンゲ、私が風香にあげたのよ」
「ちっ…あと!私はレンゲじゃない!!蓮花だ!」
わざとじゃないのよ
支給された物は
何か分からない固形物が1つ、レーションってやつかしら?
大きさは一般的なチョコレート板くらいね
案の定、風香は足りなさそうなので私は一欠片かじってあげることにした
元々朝はそんなに食べないし
蓮花には悪いけど風香の方が大事だし
お水も1杯しか無い
「ラトル、水は食事毎に1杯飲みなのかしら?」
「いや、作業中にも定期的に配布しに来るぞ」
「ありがとう」
15分くらいで食事休憩は終わり
また、持ち場に戻り作業をさせられる
歴史上の奴隷たちもこれほど酷い環境だったのかしらね
その後も特に変わらず朝の流れを繰り返した
長い1日は終わり、牢獄に戻される
1日でみんなかなり疲れて居るようね
私も辛いわ
「リンリン…私この生活は辛いよ」
「わかったわ、何とかしてみましょう」
「何とかってなんだよ」
「貴方達にも協力してもらうわよ」
「えっ、な、何を?」
「決まってるでしょ?脱獄よ」
「だ、脱獄?!」
「おいおい、脱獄ったって前にも挑戦したやつが居たが魔法士共に抑え込まれたんだぞ?」
「ラトル、私に魔素の使い方を教えてくれないかしら?」
「どうしてもやる気か…わかった教えてやろう」
さてと、言ったはいいもののどうしたものかしらね
他の部門と協力出来れば何とかなるかもしれない
あと、早く魔素をものにしなきゃ
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