冒険者パーティー【黒猫】の気まぐれ
クライスの街に到着
馬車で何事もなくクライスの街に到着した。
 馬車から降り、街に入るために門の前で人の列に並ぶ。
 門の列はスムーズに進み、ラウール達の順番が来た。
んんっ!!
ここの門番さんは某RPGで出てきた、回復するスライムを連れた戦士にそっくりだ・・・。
 「身分を証明できるものを。」
 「はい!」
そう言って冒険者プレートを見せた。
 「ほう。ようこそクライスへ。」
 「よろしくお願いします。しばらくはこの街のダンジョンに挑戦します。ちなみに門番さんのお名前は?」
 門番は少し頬がぴくっとし、
 「私は、ライロ。よろしく頼む。」
 「僕はラウール。隣はサクラ。もしかしたらまた話を聞きに来るかもしれないからよろしくお願いします。そして、この街の冒険者ギルドの場所を聞いておいていいですか?」
そう言って冒険者ギルドの場所を聞いた。その後はライロに頭を下げて街に入った。
 ~~~~~~~
まずは冒険者に行こうと思い、街の中を進んで行った。
この国でも相変わらず剣と盾の紋章が目印だ。
 僕たち二人は冒険者ギルドの扉を開け、中に入っていった。
 冒険者ギルドはやはり、どこも変わらなかった。
ここにもマッチョ・・・、とか同じところではなく、活気にあふれていた。
 僕はBランク、ダンジョンに挑むことを考えて、きちんとこの街に移動してきた報告をしようと思っている。
 受付の列に並び、ラウール達の順番が来た。
 目の前には緑の髪のエルフがいた。
そのエルフはフクネと名乗り、僕たちに問いかけてきた。
 「今回はどのようなご用件ですか?」
 「しばらくはこの街を拠点として活動をしようと思っています。ラウールBランクです。隣はサクラはFランク。僕は緊急招集依頼の対象だから、一応報告をと思いまして・・・。」
そういって冒険者プレートを提示した。
・・・・・
「失礼しました。一瞬止まりました・・・。Bランクのラウール様、この街に留まる記録をしておきます。」
 「うん、それじゃよろしく。」
そう言って受付を離れようとしたとき、僕に近づく気配を感じた。
 「オイオイ~!こいつBランクなんて言ってるぜ!!」
しまった。油断していた・・・。ここでも・・・。
 僕は今までにないほど頭を回転させた。どうにかここは穏便に済ませられないかと・・・。
 「おい!隣の女を置いて行ったらうそをついたことを許してやる!俺は心が広いからな!はっは~!どうやって偽造したかわからないが、うそつきは犯罪者だ~!!」
そういいながらサクラに手を伸ばそうとしている目の前の男がいた。
 僕はまたかと思いながら、その男をどうしようか刹那に考えて動き出そうとしたその時・・・!
 「やめておけ。」
そう横から声をかけて来る人がいた。
 「あ”~!!・・・・あっすいません・・・。」
そこには・・・・・・・・。
 【放浪の羊】
・・・デーブンさんがいた。
 「デーブンさん!すいません!!あなたの気に障ることをしてしまいましたか?」
 目の前にいた動けそうなデブ・・・、否、デーブンさんは僕に絡んできた男に声を変え続けた。
 「お前は二つ名持ちに絡むのか?? 俺でさえ10歳のこいつにはかなわないと思った。そしてこいつはそれから年月を経て成長している・・・。おそらくこいつは・・・。強い。」
いやいや、最後はそのまま・・・、って言うか、この人はこんなキャラクターだっけ・・?ってそこまでデーブンさんとは話してなかった・・・。
 「お久しぶりです・・・。デーブンさん?」
 「おうラウール!元気だったか!!」
 何か印象が違う・・・・。
 「お前のことは時々ギルドのうわさで聞いている・・。しかし!! 俺たち【放浪の羊】は・・・、なんと・・・、俺は・・今はお前よりランクが高いAランクだ・・・。フェィ~~~!!!」
おっと・・・。高いよ・・・、テンションが高い・・・。
 「しかし・・・・。お前は今も1人で・・・、俺たちより強い。」
 何が何だか・・・??
 僕はどんな反応をしたらいいのだろう?
 「ふぇ!!デーブンさん達より強い!!こんな子供がですが・・??」
 「子供子供言うな!! こいつはな・・・、8歳で冒険者登録をして・・・、そしてGランクで二つ名が与えられた・・・・。その名も・・・『漆黒の翼ラウール』!!!」
 「「「「「え~!!!!」」」」
 「フルートさんたちがいつも言っていた冒険者」
 「魔法が使えて、近接攻撃もできる!!」
 「味方でも、自分に敵対する人物には容赦がない・・・」
 「死ね!! と冷酷に告げる・・・」
 「漆黒の死刑の宣告者・・・」
 「そのものを侮辱するなと・・・」
 「そのものの前では、視線を下に・・・、目を合わせるなと・・・」
 「どんな先輩でも跪かせると言う・・・」
 「わーわーわーわーわー」
 「すてき(野太い声)!!」
 「目を合わすな!」
 「何の騒ぎです『放浪の羊が言っていたあの漆黒です!!』・・穏やかな日ですね・・・。今日はいい魚が、かかりそうだ・・。」
 冒険者ギルド内は大騒ぎになっている。しかし隣にいるサクラが、何かをこらえている・・・。ごめん。怖かったか?!・・・。
 「ぶふゅっ!!」
えっ!!
 「漆黒の翼!! ぶぶぶぶぶううっtぅ~!!!」
サクラの笑い声なのか何なのか・・・・。クライスの街の冒険者ギルドは今日もにぎやかだ・・・・。
 馬車から降り、街に入るために門の前で人の列に並ぶ。
 門の列はスムーズに進み、ラウール達の順番が来た。
んんっ!!
ここの門番さんは某RPGで出てきた、回復するスライムを連れた戦士にそっくりだ・・・。
 「身分を証明できるものを。」
 「はい!」
そう言って冒険者プレートを見せた。
 「ほう。ようこそクライスへ。」
 「よろしくお願いします。しばらくはこの街のダンジョンに挑戦します。ちなみに門番さんのお名前は?」
 門番は少し頬がぴくっとし、
 「私は、ライロ。よろしく頼む。」
 「僕はラウール。隣はサクラ。もしかしたらまた話を聞きに来るかもしれないからよろしくお願いします。そして、この街の冒険者ギルドの場所を聞いておいていいですか?」
そう言って冒険者ギルドの場所を聞いた。その後はライロに頭を下げて街に入った。
 ~~~~~~~
まずは冒険者に行こうと思い、街の中を進んで行った。
この国でも相変わらず剣と盾の紋章が目印だ。
 僕たち二人は冒険者ギルドの扉を開け、中に入っていった。
 冒険者ギルドはやはり、どこも変わらなかった。
ここにもマッチョ・・・、とか同じところではなく、活気にあふれていた。
 僕はBランク、ダンジョンに挑むことを考えて、きちんとこの街に移動してきた報告をしようと思っている。
 受付の列に並び、ラウール達の順番が来た。
 目の前には緑の髪のエルフがいた。
そのエルフはフクネと名乗り、僕たちに問いかけてきた。
 「今回はどのようなご用件ですか?」
 「しばらくはこの街を拠点として活動をしようと思っています。ラウールBランクです。隣はサクラはFランク。僕は緊急招集依頼の対象だから、一応報告をと思いまして・・・。」
そういって冒険者プレートを提示した。
・・・・・
「失礼しました。一瞬止まりました・・・。Bランクのラウール様、この街に留まる記録をしておきます。」
 「うん、それじゃよろしく。」
そう言って受付を離れようとしたとき、僕に近づく気配を感じた。
 「オイオイ~!こいつBランクなんて言ってるぜ!!」
しまった。油断していた・・・。ここでも・・・。
 僕は今までにないほど頭を回転させた。どうにかここは穏便に済ませられないかと・・・。
 「おい!隣の女を置いて行ったらうそをついたことを許してやる!俺は心が広いからな!はっは~!どうやって偽造したかわからないが、うそつきは犯罪者だ~!!」
そういいながらサクラに手を伸ばそうとしている目の前の男がいた。
 僕はまたかと思いながら、その男をどうしようか刹那に考えて動き出そうとしたその時・・・!
 「やめておけ。」
そう横から声をかけて来る人がいた。
 「あ”~!!・・・・あっすいません・・・。」
そこには・・・・・・・・。
 【放浪の羊】
・・・デーブンさんがいた。
 「デーブンさん!すいません!!あなたの気に障ることをしてしまいましたか?」
 目の前にいた動けそうなデブ・・・、否、デーブンさんは僕に絡んできた男に声を変え続けた。
 「お前は二つ名持ちに絡むのか?? 俺でさえ10歳のこいつにはかなわないと思った。そしてこいつはそれから年月を経て成長している・・・。おそらくこいつは・・・。強い。」
いやいや、最後はそのまま・・・、って言うか、この人はこんなキャラクターだっけ・・?ってそこまでデーブンさんとは話してなかった・・・。
 「お久しぶりです・・・。デーブンさん?」
 「おうラウール!元気だったか!!」
 何か印象が違う・・・・。
 「お前のことは時々ギルドのうわさで聞いている・・。しかし!! 俺たち【放浪の羊】は・・・、なんと・・・、俺は・・今はお前よりランクが高いAランクだ・・・。フェィ~~~!!!」
おっと・・・。高いよ・・・、テンションが高い・・・。
 「しかし・・・・。お前は今も1人で・・・、俺たちより強い。」
 何が何だか・・・??
 僕はどんな反応をしたらいいのだろう?
 「ふぇ!!デーブンさん達より強い!!こんな子供がですが・・??」
 「子供子供言うな!! こいつはな・・・、8歳で冒険者登録をして・・・、そしてGランクで二つ名が与えられた・・・・。その名も・・・『漆黒の翼ラウール』!!!」
 「「「「「え~!!!!」」」」
 「フルートさんたちがいつも言っていた冒険者」
 「魔法が使えて、近接攻撃もできる!!」
 「味方でも、自分に敵対する人物には容赦がない・・・」
 「死ね!! と冷酷に告げる・・・」
 「漆黒の死刑の宣告者・・・」
 「そのものを侮辱するなと・・・」
 「そのものの前では、視線を下に・・・、目を合わせるなと・・・」
 「どんな先輩でも跪かせると言う・・・」
 「わーわーわーわーわー」
 「すてき(野太い声)!!」
 「目を合わすな!」
 「何の騒ぎです『放浪の羊が言っていたあの漆黒です!!』・・穏やかな日ですね・・・。今日はいい魚が、かかりそうだ・・。」
 冒険者ギルド内は大騒ぎになっている。しかし隣にいるサクラが、何かをこらえている・・・。ごめん。怖かったか?!・・・。
 「ぶふゅっ!!」
えっ!!
 「漆黒の翼!! ぶぶぶぶぶううっtぅ~!!!」
サクラの笑い声なのか何なのか・・・・。クライスの街の冒険者ギルドは今日もにぎやかだ・・・・。
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