冒険者パーティー【黒猫】の気まぐれ
国境へ
クロースの出発の日になった。
 僕はスタスデの街の門をくぐり、待ち合わせの場所に向かおうとした。
 門番は今日もロビンさんだ。
ロビンさんは僕を見かけると、
 「今日も依頼か?頑張ってるな。ただ、気をつけろよ。冒険者ギルドまで情報が行っているかわからないが、門番情報で、ワイバーンがこの辺に出ているようだ。」
・・・・門番情報って・・・・。
 「ロビンさん・・。門番情報っていうのは?」
 胸を張ってロビンさんは
「門番は、いつもここで街に入る危険を防いでいる。そして、何かあった時は、真っ先に身を犠牲にして、盾になる。そんな門番は、情報をかぎ分けるの能力がついてくる。上に情報を上げてももみ消される。冒険者ギルドに情報を提供しても、信ぴょう性がない。すべてはうわさ、話をまとめて判断しているものだから・・・。それでも、あたるんだよ。それでも、信じてもらえないんだ。だけど伝えておく・・・。ワイバーンに注意しろ。」
 真剣なロビンさんを見ていると、信じないといけない気分になった。
 「ありがとうロビンさん。ちなみにワイバーンにあったら、どう対処したらいいの?」
・・・・
「しらん。」
 「はっ?」
 「だから知らん。俺は守るだけ。積極的に攻める役割でない。そこは考えてくれ。」
 尊敬したが、半分は失望しながら、待ち合わせの場所に到着した。
 既にそこにはみんなが到着しており、ロビンさんとの会話に時間が取られたと、少し恨んだ。
 「ラウール、遅いぞ。さあ、出発するぞ!」
そうクロースが言い、出発した。なぜそれだけあっさりと出発できたかと言うと、僕たちが盗賊を討伐したからか、この辺に今は盗賊がいないからだ。そして魔物は、このくらいなら余裕で撃破できる。
 今回のパーティーは、カシマスさんSランク。僕、強い。【希望の家】バランスの良いパーティー。クロースの護衛、クリス。このメンバーであれば、よほどのことがない限りは苦戦すらしない。
 ~~~~~~~~~~
 町から村と進んで行き、だんだんと国境に近づいてきた。
そこで「敵襲!!」とカシマスさんが叫けんだ。
 前の方から土煙を上げて迫ってくるものがいる。
 何だ?
 久しぶりに解析さんを起動。。。。
ピロリっ!!
 『フォレストホーン』と解析さんに出た。そして10匹・・・。
 「カシマスさん・・。僕に任せてください。そして、あれは全て僕に下さい。」
 「どうしたんだい?ラウール?君がそういうなんて・・・。」
 「訳は聞かないでください・・・。僕がやらなければいけないんだ・・・。」
 「そこまで言うなら任せますけどど・・・、一応、気を付けてください・。」
 『ね』と言う前にラウールは走り出していた。あの時の肉の味を思い出して・・・。
 「に木に国苦肉肉・・肉~!!」
 一瞬で首が飛んだ。そして収納された。できるだけ新鮮な肉を手に入れるため。
これで、熟成も、燻製も・・・まずは新鮮な肉の手当てからと。
 ~~~~~~~~~
あまりにもテンションが上がりすぎたラウールだったが、それからは平静に努めた。
 「もう過ぐ国境ですね?ここまで思ったより早かったですけど、この先は僕とクリスの2人の護衛でよいのですか?」
そう聞かれたクロースは、
 「前から言っている通り、僕は伯爵の3男だ。3男が死んで、貴族の世界は何か変わると思うか?」
それを聞いたラウは答えることが出来なかった。
 「そう、何も変わらない・・・。ただ殺されて終わり。もし、冒険者でSランクにでも届くような強さがあれば違うだろう。学校を首席で卒業するなら違うだろう・・・。俺は・・・、何もない。」
クリスが近寄ろうとしたが
「俺はそれで殺されて、何も特にならない存在でいい・・・。だからこそ、自由に動けるから。」
そういったクロースは、迷いのない表情をしていた。
 会話をしながら、国境の前まで来たとき
『ワイバーンだ!! みんな逃げろー!!』
その叫び声が木霊していた。 
 僕はスタスデの街の門をくぐり、待ち合わせの場所に向かおうとした。
 門番は今日もロビンさんだ。
ロビンさんは僕を見かけると、
 「今日も依頼か?頑張ってるな。ただ、気をつけろよ。冒険者ギルドまで情報が行っているかわからないが、門番情報で、ワイバーンがこの辺に出ているようだ。」
・・・・門番情報って・・・・。
 「ロビンさん・・。門番情報っていうのは?」
 胸を張ってロビンさんは
「門番は、いつもここで街に入る危険を防いでいる。そして、何かあった時は、真っ先に身を犠牲にして、盾になる。そんな門番は、情報をかぎ分けるの能力がついてくる。上に情報を上げてももみ消される。冒険者ギルドに情報を提供しても、信ぴょう性がない。すべてはうわさ、話をまとめて判断しているものだから・・・。それでも、あたるんだよ。それでも、信じてもらえないんだ。だけど伝えておく・・・。ワイバーンに注意しろ。」
 真剣なロビンさんを見ていると、信じないといけない気分になった。
 「ありがとうロビンさん。ちなみにワイバーンにあったら、どう対処したらいいの?」
・・・・
「しらん。」
 「はっ?」
 「だから知らん。俺は守るだけ。積極的に攻める役割でない。そこは考えてくれ。」
 尊敬したが、半分は失望しながら、待ち合わせの場所に到着した。
 既にそこにはみんなが到着しており、ロビンさんとの会話に時間が取られたと、少し恨んだ。
 「ラウール、遅いぞ。さあ、出発するぞ!」
そうクロースが言い、出発した。なぜそれだけあっさりと出発できたかと言うと、僕たちが盗賊を討伐したからか、この辺に今は盗賊がいないからだ。そして魔物は、このくらいなら余裕で撃破できる。
 今回のパーティーは、カシマスさんSランク。僕、強い。【希望の家】バランスの良いパーティー。クロースの護衛、クリス。このメンバーであれば、よほどのことがない限りは苦戦すらしない。
 ~~~~~~~~~~
 町から村と進んで行き、だんだんと国境に近づいてきた。
そこで「敵襲!!」とカシマスさんが叫けんだ。
 前の方から土煙を上げて迫ってくるものがいる。
 何だ?
 久しぶりに解析さんを起動。。。。
ピロリっ!!
 『フォレストホーン』と解析さんに出た。そして10匹・・・。
 「カシマスさん・・。僕に任せてください。そして、あれは全て僕に下さい。」
 「どうしたんだい?ラウール?君がそういうなんて・・・。」
 「訳は聞かないでください・・・。僕がやらなければいけないんだ・・・。」
 「そこまで言うなら任せますけどど・・・、一応、気を付けてください・。」
 『ね』と言う前にラウールは走り出していた。あの時の肉の味を思い出して・・・。
 「に木に国苦肉肉・・肉~!!」
 一瞬で首が飛んだ。そして収納された。できるだけ新鮮な肉を手に入れるため。
これで、熟成も、燻製も・・・まずは新鮮な肉の手当てからと。
 ~~~~~~~~~
あまりにもテンションが上がりすぎたラウールだったが、それからは平静に努めた。
 「もう過ぐ国境ですね?ここまで思ったより早かったですけど、この先は僕とクリスの2人の護衛でよいのですか?」
そう聞かれたクロースは、
 「前から言っている通り、僕は伯爵の3男だ。3男が死んで、貴族の世界は何か変わると思うか?」
それを聞いたラウは答えることが出来なかった。
 「そう、何も変わらない・・・。ただ殺されて終わり。もし、冒険者でSランクにでも届くような強さがあれば違うだろう。学校を首席で卒業するなら違うだろう・・・。俺は・・・、何もない。」
クリスが近寄ろうとしたが
「俺はそれで殺されて、何も特にならない存在でいい・・・。だからこそ、自由に動けるから。」
そういったクロースは、迷いのない表情をしていた。
 会話をしながら、国境の前まで来たとき
『ワイバーンだ!! みんな逃げろー!!』
その叫び声が木霊していた。 
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