女神のクシャミで死んじゃって、異世界で新しい人生を☆
12話 野菜の販売
12話
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!! ︎ ︎
ガチャ!!
『ユウト!!あさだぁぁよぉぉぉぉ!!!! ︎
おきてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』 ︎ ︎ ︎ ︎
ビクッ!!!!
キーーーーーーーーーーン!!!! ︎ ︎ ︎ ︎
『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜み……みみ………がっ…………(´༎ຶོρ༎ຶོ`)オレニナンノウラミガ……』
『おはよう、ユウト☆
もう朝だよ。ユウトは、まだまだおこちゃまね。
お姉ちゃんがいなきゃ、ちゃんと朝起きれないんだから(*≧∀≦*)』
『姉さん、み・・みみが・・キーーーーーーーーーーンって・・・なってるぅ・・・
もぅ、大声ださないで・・・
(´;Д;`)ビックリシチャウヨォォォ』
『あっ!!ごめんごめん( ̄▽ ̄;)
そんなに、大声出したつもり無いんだけどなぁ。
早く、朝ご飯食べたら、畑に行って準備しましょ。
もう、兄さんは先にご飯食べてるわよ。』
『わかったよ。』
『じゃ〜着替えたら、早く来るのよ。』
『はぁぁぁい。』
姉さんが部屋から出て行き、俺は、服を着替えた。着替えが終わって、キッチンに向かった。
『おはよう(*^▽^*)』
『おっ!!やっと起きたかぁ。』
『兄さんは、朝から沢山食べるんだね。』
『当たり前だろ、こんなに美味いのに、残すの勿体無いだろ。
それに、今日から、訓練に、野菜の収穫や、広場に売りに行ったりしなきゃだから、いっぱい食べて、沢山動かなきゃだろ。』
『なるほど、じゃ〜ボクも、沢山食べとかなきゃ。』
『そうだぞ、早くたべちゃえよ(*´∇`*)』
『もぅ!!兄さん!!!!
ユウトに、早く食べろなんて言わないでよ ︎
がさつな子になっちゃたらダメでしょ!!』
『ユウトは、ゆっくり味わって食べてよ。』
『なんだよ!!俺ががさつな人間みたいないい方しちゃってさ。
(ーー;)ナンカニイチャンノアツカイヒドクネ』
『すぐ食べるから、兄さん待っててね。』
『おぅ!!』
俺は、ササっとご飯を食べて、食器を片付け、兄さんと姉さんと畑に向かった。
『おぉ!!やっぱり育ってるなぁ。
ユウト、今日広場に持って行く野菜は、木箱の中のを持って行くのか?』
『そうだね。木箱には、まだ沢山入ってるし、売るのは、初めてだから、今日は木箱のぶんで足りるんじゃ無いかな。』
『そうだな?値段はどうするんだ?』
『あっ!!Σ(゚д゚lll)』
『値段って言われても、野菜の相場どころか、お金じたい持った事もないな。』
『それから、兄さんと、姉さんに、この世界のお金に関してと、野菜の大体の相場をきいた。
まず、この世界のお金は、ルナと言うらしい。』
硬貨の分け方は、こんな感じらしい。
銅貨1枚=100ルナ
大銅貨1枚=1000ルナ
銀貨1枚=10000ルナ
大銀貨1枚=100000ルナ
金貨1枚=1000000ルナ
大金貨1枚=10000000ルナ
白金貨1枚=100000000ルナ
野菜の相場は。
キャベ1つで銅貨1枚
ボウネリ1束で銅貨1枚
ボールネリ2つで銅貨1枚
キャロ2つで銅貨1枚
ジャイモ2つで銅貨1枚
こんな感じらしいのだが、しかし、これはこちらの世界の野菜ならの話だ。
うちの野菜は、育ちもいいし、1つ1つが大きいくて、美味しいから、自信を持ってだそうと話し合い、相場の倍の設定で、販売してみる事になった。
『見た目から、普段の野菜と全然違うから、きっと気に入って貰えるとおもうわ。』
『よし、値段も決めたし、水やりして、準備をしたら、広場に行こう。』
準備万端で、出かけようとすると、家から、お母さんが出て来た。
お母さんは、手に何かを持って来て、レオルとリアーナに渡した。
『母さん、これは何?』
レオルが聞いた。
『野菜を持って行っても、野菜を地面に並べる訳にはいかないでしょ?
だから、この敷物を広げて、その上に並べるのよ(^ω^)』
『あぁ〜なるほど。
確かに、売り物を地面に直接置く訳にもいかないよね。
そこまで考えて無かったよ。
流石お母さん☆』
すると、リアーナが聞いた?
『こっちは、何が入ってるの?』
『あぁ~そっちは、小腹が空いた時の為に、お弁当のサンドウィッチよ。』
『お仕事すると、お腹が空いちゃうでしょ。
だから、お腹空いたらたべるのよ(*´Д`*)
後、無理しないで、遅くならないように帰って来てね。
あまり遅くなると、お母さん、心配になっちゃうから。わかった?』
俺たちは、声を揃えて
『はぁぁぁい☆』
っと返事をして、
『行ってきます!!』
っと、母さんに手を振って、出かけた。
この村、サザンピーク王国の、端っこにある、サルザール伯爵領の端っこの田舎の村で、名前は、リムル。
人口約200人程が住む小さな村だ。
王都からも、かなり離れていて、馬車で約20日程の道のりで、領都からも3日ぐらい掛かるらしい。
田舎すぎて、よそから人が来る事は、めったに無く、月に1回、領都から商人が、色々な商品を、売りに来てくれるのと、近くの村の人達が来るぐらいだ。
家から広場までは、だいたい、300メートルほどの距離にあり、うちは、村の端っこにあった。
『よし!!広場についたぞ!!』
広場には、小さな雑貨屋さんや、鍛治屋さん、パン屋さんや、などの店があり、わりと人が集まっている。
それに、今日は月に1回の、領都からの商人さんが来る日らしく、村の人が、都会の情報を聞いたり出来る事もあり。大人も子供も、とても楽しみにしているのだ。
『ねぇ、あそこが空いてるわ、そこに、店を出しましょうよ。』
『そうだね、あそこなら人が集まりそうでちょうど良さそうだね。』
広場の空きスペースに荷物を置き、兄さんが持っていた敷物を広げて、お店の準備を始めた。
木箱を開けて、野菜を出して、敷物に並べていく。
『ちょっと、兄さん!!ユウト!!
そんなゴチャゴチャな並べ方じゃダメよ。
ちゃんと、野菜ごとに分けて並べないと、お客さんが選びにくいじゃない!!』
『あっ!!ごめんなさい。』
『あぁ〜そうか。
わかったよ。
よし!ユウト、並びなおすぞ。』
リアーナが場所を決め、兄さんと俺が、野菜を並べていく。
『ふぅ〜!!やっと準備が出来たなぁ。』
すると、後ろから声をかけられた。
『おやおや、ウォーレルさんとこの子供さんじゃないか。
皆んな揃ってどうしたんだい?』
声を掛けてくれたのは、雑貨屋さんのおばさんだった。
『おばちゃん、おはようございます。』
『はい。おはようね。』
『あのね、今日は、お家で獲れたお野菜を、広場で売れないかなぁ?って思って、持ってきたんだぁ。』
『あらあら、凄い綺麗で新鮮なお野菜だ事 ︎
おばちゃん、こんなに新鮮なお野菜見た事がないよ!!
このお野菜は、全部お家で作ったのかい?』
『うん、兄妹皆んなで作ったんだよ。』
『そうかい。じゃ〜おばちゃんが最初のお客さんになってもいいかなぁ?』
『えっ!!(´⊙ω⊙`)
おばちゃん、買ってくれるの?』
『そうだね。こんなに美味しそうなお野菜を見たら、買わなきゃね。
このお野菜で作る、今晩のご飯が楽しみになちゃうね。
旦那や、子供達が喜んで食べてくれるのがたのしみだよ。』
『フフフッ(*´ω`*)
きっと喜んで食べてくれると思うわ。
だって、うちのご飯も、凄く美味しくなって、父さんや兄さんやユウトが、食事が止まらなくなるぐらい、美味しくなるんだもん。』
『あら!!Σ(・□・;)ソンナニカイ ︎ ︎
じゃ〜早速買って帰ろうかね。
お野菜を、全部一通りくれるかい?』
『はぁぁぁい☆
おばちゃん、ありがとうね。
キャベ1つに、ボウネリ1束、ボールネリ2つ、キャロ2つ、ジャイモ2つで、
大銅貨1枚になります。』
『おぉ〜!!こんなに新鮮で立派な野菜が、そんなに安くていいのかい???
おばちゃんは、あと、銅貨1枚ずつ増やしても、皆んな買っていくと思うわよ?』
『えぇぇぇぇぇ!!!:(;゙゚'ω゚'):』
俺たちは、声を揃えて驚いた。
何せ、今でも、普段の相場の倍の値段なのだ。
まさかお客さんの方から、3倍でも売れると言われたのだ。
そりゃだれでも、驚くよ。
『おばちゃん、ありがとう。
でも、この値段で、村のみんなが、うちのお野菜で、毎日、美味しいご飯を食べてくれたら嬉しいから、値段は、このままで続けるね。』
『まぁ何ていい子達なんだい。
じゃ〜はい、大銅貨1枚ね。
おばちゃんは、毎日買いに来ちゃうわ
(*^▽^*)』
『うん☆私達も、頑張ってお野菜作るね。
はい、じゃ〜これがお野菜です。
(*^▽^*)
おばちゃん、お店まで運ぼうか?』
『いやいや、大丈夫だよ。
この布の袋に入れて帰るよ。』
っといい、おばちゃんは、エプロンのポッケから、折りたたまれた、布の袋が出て来た。
『おっ!!四○元ポケットかぁ?
Σ(・□・;)
んな訳ないか(笑)』
おばちゃんから布の袋を預かり、お野菜を入れていく。
野菜を入れ終わった袋をおばちゃんに渡す。
『おばちゃん、ありがとうございました。
また、宜しくお願いします
m(_ _)m』
『はいよ。また、来るね。(o^^o)』
そう言うと、おばちゃんは、手を振り帰って行った。
『ユウト、やったなぁ。
早速、うちの野菜が売れたぞ。』
『フフフッ。
本当ね。おばちゃん、ユウトの作った野菜を凄く喜んでくれてたね。
お姉ちゃん、本当に嬉しかったわ。』
『この調子で、全部売れるといいなぁ。
(*´∇`*)』
俺は、おばちゃんに売れた分の野菜を、木箱から出して補充する。
すると、また後ろから声をかけられた。
『新鮮なお野菜が有るって言うのは、ここかしら?』
『あっ!!はい。いらっしゃいませ。』
振り向くと、40代前半ぐらいの女性が、敷物の上に並べられている野菜を見ていた。
『あら!!わぁぁ凄い!!
こんな新鮮で美味しそうな野菜、見た事がないわぁ。
雑貨屋の奥さんの言ってたとおりね。』
話を聞くと、買い物に出て、広場の雑貨屋さんの前を通ったら、雑貨屋さんの奥さんが、沢山の新鮮な野菜を持って帰って来たらしい。
そこで、奥さんに、話し掛けて聞いてみたら、奥さんが、嬉しそうにこの店の事を教えてくれて、急いで来たらしい。
『私にも、一通り売っていただけるかしら?』
っと、にっこりと微笑んで言ってくれた。
『はい!!ありがとうございます!!』
すると、兄さんと俺が、野菜の準備をして、姉さんが、野菜の代金を受け取った。
『はい、こちらがお野菜になります。』
っと言うと、お客さんは、手持ちの、布の袋に野菜を入れていった。
『本当にいい買い物が出来たわ。
また、買いにくるわね。』
っと言って、にっこりと微笑みながら、帰って行った。
『まだ来て20分ぐらいなのに、もう、大銅貨2枚(2000円)も稼げちゃったね。(笑)』
『本当ね、このままだと、昼前にお野菜なくなっちゃうね。』
』今日は初めてだから、売り切れたら、早く帰ろうよ。
それで、帰ったら、明日の為の準備をしよう。
明日からの分は、もう少し野菜の量を増やそう。』
『そうだな。初日から完売出来たら、凄いよなぁ。』
すると、
『すいませ〜ん。
お野菜くださ〜い。』
って、数人の奥様方が袋を持って、買いに来てくれた。
それからは、ひっきりなしにお客様が来て、1時間程で完売した。
どうやら、最初に来た、雑貨屋さんのおばちゃんが、ご近所の奥さま方に、宣伝して回ってくれたらしい。
最後は、野菜が足りなくて、買えないお客さんもいた。
予想以上に、早く売り切れたのでビックリした。
俺達は、時間が余ったので、せっかくだから、お母さんが作ってくれた、サンドウィッチを食べた。
モグモグ、ムシャムシャ!!
『サンドウィッチめちゃうまやぁぁぁ☆』
相当腹が減っていたのが、兄さんは、あっという間に食べ終わった。
兄さんのお腹の中は、いったいどうなってるんだ?
サンドウィッチを食べ終わり、帰りの準備を始めた。
敷物をたたみ、木箱にしまい、サンドウィッチを入れていた入れ物も木箱にしまった。
木箱は、兄さんが持ってくれて、僕たちは、家に帰る事にした。
歩きながら、今日の売り上げを計算してみると、大銅貨18枚(18000ルナ)の売り上げだった。
(わぁぁ!!1時間ちょっとで、こんなに売り上げが出せるなんて、中々いい商売なんじゃないか?)
なんて考えていると、兄さんと姉さんが、キラキラした目でお金を見ていた。
『私達、こんなに稼げちゃったのね。
早く、お母さんに見せてあげたいわ。
きっと、喜んでくれるよ(*^^*)』
『そうだな、父さんにも見せて、驚かしたいなぁ。(笑)』
3人は、わいわい話しながら、家に帰った。
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!! ︎ ︎
ガチャ!!
『ユウト!!あさだぁぁよぉぉぉぉ!!!! ︎
おきてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』 ︎ ︎ ︎ ︎
ビクッ!!!!
キーーーーーーーーーーン!!!! ︎ ︎ ︎ ︎
『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜み……みみ………がっ…………(´༎ຶོρ༎ຶོ`)オレニナンノウラミガ……』
『おはよう、ユウト☆
もう朝だよ。ユウトは、まだまだおこちゃまね。
お姉ちゃんがいなきゃ、ちゃんと朝起きれないんだから(*≧∀≦*)』
『姉さん、み・・みみが・・キーーーーーーーーーーンって・・・なってるぅ・・・
もぅ、大声ださないで・・・
(´;Д;`)ビックリシチャウヨォォォ』
『あっ!!ごめんごめん( ̄▽ ̄;)
そんなに、大声出したつもり無いんだけどなぁ。
早く、朝ご飯食べたら、畑に行って準備しましょ。
もう、兄さんは先にご飯食べてるわよ。』
『わかったよ。』
『じゃ〜着替えたら、早く来るのよ。』
『はぁぁぁい。』
姉さんが部屋から出て行き、俺は、服を着替えた。着替えが終わって、キッチンに向かった。
『おはよう(*^▽^*)』
『おっ!!やっと起きたかぁ。』
『兄さんは、朝から沢山食べるんだね。』
『当たり前だろ、こんなに美味いのに、残すの勿体無いだろ。
それに、今日から、訓練に、野菜の収穫や、広場に売りに行ったりしなきゃだから、いっぱい食べて、沢山動かなきゃだろ。』
『なるほど、じゃ〜ボクも、沢山食べとかなきゃ。』
『そうだぞ、早くたべちゃえよ(*´∇`*)』
『もぅ!!兄さん!!!!
ユウトに、早く食べろなんて言わないでよ ︎
がさつな子になっちゃたらダメでしょ!!』
『ユウトは、ゆっくり味わって食べてよ。』
『なんだよ!!俺ががさつな人間みたいないい方しちゃってさ。
(ーー;)ナンカニイチャンノアツカイヒドクネ』
『すぐ食べるから、兄さん待っててね。』
『おぅ!!』
俺は、ササっとご飯を食べて、食器を片付け、兄さんと姉さんと畑に向かった。
『おぉ!!やっぱり育ってるなぁ。
ユウト、今日広場に持って行く野菜は、木箱の中のを持って行くのか?』
『そうだね。木箱には、まだ沢山入ってるし、売るのは、初めてだから、今日は木箱のぶんで足りるんじゃ無いかな。』
『そうだな?値段はどうするんだ?』
『あっ!!Σ(゚д゚lll)』
『値段って言われても、野菜の相場どころか、お金じたい持った事もないな。』
『それから、兄さんと、姉さんに、この世界のお金に関してと、野菜の大体の相場をきいた。
まず、この世界のお金は、ルナと言うらしい。』
硬貨の分け方は、こんな感じらしい。
銅貨1枚=100ルナ
大銅貨1枚=1000ルナ
銀貨1枚=10000ルナ
大銀貨1枚=100000ルナ
金貨1枚=1000000ルナ
大金貨1枚=10000000ルナ
白金貨1枚=100000000ルナ
野菜の相場は。
キャベ1つで銅貨1枚
ボウネリ1束で銅貨1枚
ボールネリ2つで銅貨1枚
キャロ2つで銅貨1枚
ジャイモ2つで銅貨1枚
こんな感じらしいのだが、しかし、これはこちらの世界の野菜ならの話だ。
うちの野菜は、育ちもいいし、1つ1つが大きいくて、美味しいから、自信を持ってだそうと話し合い、相場の倍の設定で、販売してみる事になった。
『見た目から、普段の野菜と全然違うから、きっと気に入って貰えるとおもうわ。』
『よし、値段も決めたし、水やりして、準備をしたら、広場に行こう。』
準備万端で、出かけようとすると、家から、お母さんが出て来た。
お母さんは、手に何かを持って来て、レオルとリアーナに渡した。
『母さん、これは何?』
レオルが聞いた。
『野菜を持って行っても、野菜を地面に並べる訳にはいかないでしょ?
だから、この敷物を広げて、その上に並べるのよ(^ω^)』
『あぁ〜なるほど。
確かに、売り物を地面に直接置く訳にもいかないよね。
そこまで考えて無かったよ。
流石お母さん☆』
すると、リアーナが聞いた?
『こっちは、何が入ってるの?』
『あぁ~そっちは、小腹が空いた時の為に、お弁当のサンドウィッチよ。』
『お仕事すると、お腹が空いちゃうでしょ。
だから、お腹空いたらたべるのよ(*´Д`*)
後、無理しないで、遅くならないように帰って来てね。
あまり遅くなると、お母さん、心配になっちゃうから。わかった?』
俺たちは、声を揃えて
『はぁぁぁい☆』
っと返事をして、
『行ってきます!!』
っと、母さんに手を振って、出かけた。
この村、サザンピーク王国の、端っこにある、サルザール伯爵領の端っこの田舎の村で、名前は、リムル。
人口約200人程が住む小さな村だ。
王都からも、かなり離れていて、馬車で約20日程の道のりで、領都からも3日ぐらい掛かるらしい。
田舎すぎて、よそから人が来る事は、めったに無く、月に1回、領都から商人が、色々な商品を、売りに来てくれるのと、近くの村の人達が来るぐらいだ。
家から広場までは、だいたい、300メートルほどの距離にあり、うちは、村の端っこにあった。
『よし!!広場についたぞ!!』
広場には、小さな雑貨屋さんや、鍛治屋さん、パン屋さんや、などの店があり、わりと人が集まっている。
それに、今日は月に1回の、領都からの商人さんが来る日らしく、村の人が、都会の情報を聞いたり出来る事もあり。大人も子供も、とても楽しみにしているのだ。
『ねぇ、あそこが空いてるわ、そこに、店を出しましょうよ。』
『そうだね、あそこなら人が集まりそうでちょうど良さそうだね。』
広場の空きスペースに荷物を置き、兄さんが持っていた敷物を広げて、お店の準備を始めた。
木箱を開けて、野菜を出して、敷物に並べていく。
『ちょっと、兄さん!!ユウト!!
そんなゴチャゴチャな並べ方じゃダメよ。
ちゃんと、野菜ごとに分けて並べないと、お客さんが選びにくいじゃない!!』
『あっ!!ごめんなさい。』
『あぁ〜そうか。
わかったよ。
よし!ユウト、並びなおすぞ。』
リアーナが場所を決め、兄さんと俺が、野菜を並べていく。
『ふぅ〜!!やっと準備が出来たなぁ。』
すると、後ろから声をかけられた。
『おやおや、ウォーレルさんとこの子供さんじゃないか。
皆んな揃ってどうしたんだい?』
声を掛けてくれたのは、雑貨屋さんのおばさんだった。
『おばちゃん、おはようございます。』
『はい。おはようね。』
『あのね、今日は、お家で獲れたお野菜を、広場で売れないかなぁ?って思って、持ってきたんだぁ。』
『あらあら、凄い綺麗で新鮮なお野菜だ事 ︎
おばちゃん、こんなに新鮮なお野菜見た事がないよ!!
このお野菜は、全部お家で作ったのかい?』
『うん、兄妹皆んなで作ったんだよ。』
『そうかい。じゃ〜おばちゃんが最初のお客さんになってもいいかなぁ?』
『えっ!!(´⊙ω⊙`)
おばちゃん、買ってくれるの?』
『そうだね。こんなに美味しそうなお野菜を見たら、買わなきゃね。
このお野菜で作る、今晩のご飯が楽しみになちゃうね。
旦那や、子供達が喜んで食べてくれるのがたのしみだよ。』
『フフフッ(*´ω`*)
きっと喜んで食べてくれると思うわ。
だって、うちのご飯も、凄く美味しくなって、父さんや兄さんやユウトが、食事が止まらなくなるぐらい、美味しくなるんだもん。』
『あら!!Σ(・□・;)ソンナニカイ ︎ ︎
じゃ〜早速買って帰ろうかね。
お野菜を、全部一通りくれるかい?』
『はぁぁぁい☆
おばちゃん、ありがとうね。
キャベ1つに、ボウネリ1束、ボールネリ2つ、キャロ2つ、ジャイモ2つで、
大銅貨1枚になります。』
『おぉ〜!!こんなに新鮮で立派な野菜が、そんなに安くていいのかい???
おばちゃんは、あと、銅貨1枚ずつ増やしても、皆んな買っていくと思うわよ?』
『えぇぇぇぇぇ!!!:(;゙゚'ω゚'):』
俺たちは、声を揃えて驚いた。
何せ、今でも、普段の相場の倍の値段なのだ。
まさかお客さんの方から、3倍でも売れると言われたのだ。
そりゃだれでも、驚くよ。
『おばちゃん、ありがとう。
でも、この値段で、村のみんなが、うちのお野菜で、毎日、美味しいご飯を食べてくれたら嬉しいから、値段は、このままで続けるね。』
『まぁ何ていい子達なんだい。
じゃ〜はい、大銅貨1枚ね。
おばちゃんは、毎日買いに来ちゃうわ
(*^▽^*)』
『うん☆私達も、頑張ってお野菜作るね。
はい、じゃ〜これがお野菜です。
(*^▽^*)
おばちゃん、お店まで運ぼうか?』
『いやいや、大丈夫だよ。
この布の袋に入れて帰るよ。』
っといい、おばちゃんは、エプロンのポッケから、折りたたまれた、布の袋が出て来た。
『おっ!!四○元ポケットかぁ?
Σ(・□・;)
んな訳ないか(笑)』
おばちゃんから布の袋を預かり、お野菜を入れていく。
野菜を入れ終わった袋をおばちゃんに渡す。
『おばちゃん、ありがとうございました。
また、宜しくお願いします
m(_ _)m』
『はいよ。また、来るね。(o^^o)』
そう言うと、おばちゃんは、手を振り帰って行った。
『ユウト、やったなぁ。
早速、うちの野菜が売れたぞ。』
『フフフッ。
本当ね。おばちゃん、ユウトの作った野菜を凄く喜んでくれてたね。
お姉ちゃん、本当に嬉しかったわ。』
『この調子で、全部売れるといいなぁ。
(*´∇`*)』
俺は、おばちゃんに売れた分の野菜を、木箱から出して補充する。
すると、また後ろから声をかけられた。
『新鮮なお野菜が有るって言うのは、ここかしら?』
『あっ!!はい。いらっしゃいませ。』
振り向くと、40代前半ぐらいの女性が、敷物の上に並べられている野菜を見ていた。
『あら!!わぁぁ凄い!!
こんな新鮮で美味しそうな野菜、見た事がないわぁ。
雑貨屋の奥さんの言ってたとおりね。』
話を聞くと、買い物に出て、広場の雑貨屋さんの前を通ったら、雑貨屋さんの奥さんが、沢山の新鮮な野菜を持って帰って来たらしい。
そこで、奥さんに、話し掛けて聞いてみたら、奥さんが、嬉しそうにこの店の事を教えてくれて、急いで来たらしい。
『私にも、一通り売っていただけるかしら?』
っと、にっこりと微笑んで言ってくれた。
『はい!!ありがとうございます!!』
すると、兄さんと俺が、野菜の準備をして、姉さんが、野菜の代金を受け取った。
『はい、こちらがお野菜になります。』
っと言うと、お客さんは、手持ちの、布の袋に野菜を入れていった。
『本当にいい買い物が出来たわ。
また、買いにくるわね。』
っと言って、にっこりと微笑みながら、帰って行った。
『まだ来て20分ぐらいなのに、もう、大銅貨2枚(2000円)も稼げちゃったね。(笑)』
『本当ね、このままだと、昼前にお野菜なくなっちゃうね。』
』今日は初めてだから、売り切れたら、早く帰ろうよ。
それで、帰ったら、明日の為の準備をしよう。
明日からの分は、もう少し野菜の量を増やそう。』
『そうだな。初日から完売出来たら、凄いよなぁ。』
すると、
『すいませ〜ん。
お野菜くださ〜い。』
って、数人の奥様方が袋を持って、買いに来てくれた。
それからは、ひっきりなしにお客様が来て、1時間程で完売した。
どうやら、最初に来た、雑貨屋さんのおばちゃんが、ご近所の奥さま方に、宣伝して回ってくれたらしい。
最後は、野菜が足りなくて、買えないお客さんもいた。
予想以上に、早く売り切れたのでビックリした。
俺達は、時間が余ったので、せっかくだから、お母さんが作ってくれた、サンドウィッチを食べた。
モグモグ、ムシャムシャ!!
『サンドウィッチめちゃうまやぁぁぁ☆』
相当腹が減っていたのが、兄さんは、あっという間に食べ終わった。
兄さんのお腹の中は、いったいどうなってるんだ?
サンドウィッチを食べ終わり、帰りの準備を始めた。
敷物をたたみ、木箱にしまい、サンドウィッチを入れていた入れ物も木箱にしまった。
木箱は、兄さんが持ってくれて、僕たちは、家に帰る事にした。
歩きながら、今日の売り上げを計算してみると、大銅貨18枚(18000ルナ)の売り上げだった。
(わぁぁ!!1時間ちょっとで、こんなに売り上げが出せるなんて、中々いい商売なんじゃないか?)
なんて考えていると、兄さんと姉さんが、キラキラした目でお金を見ていた。
『私達、こんなに稼げちゃったのね。
早く、お母さんに見せてあげたいわ。
きっと、喜んでくれるよ(*^^*)』
『そうだな、父さんにも見せて、驚かしたいなぁ。(笑)』
3人は、わいわい話しながら、家に帰った。
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