女神のクシャミで死んじゃって、異世界で新しい人生を☆

ちゅうたむ

9話 野菜の収穫準備

9話


お昼過ぎ、野菜の収穫をする準備をしようと思い、何か道具がないかなと思い、物置きにいった。

この物置きは、だいぶ古いのか、あっちこっちが痛んでいて、壁にひび割れが出来ている所もある。

昨日、母さんと来た時も思ってたんだけど、
流石にちょっと危ない気がするな。
それに、中が汚いよ
( ̄▽ ̄;)

ちょっとなおそうかな?

穴があいたり、ひび割れを直すには
魔法 【リペア】
汚れてる所を綺麗にするために
魔法 【クリーン】

すると物置きは、新品同様に綺麗になった。
中も、蜘蛛の巣何かがあって、汚かったのに、綺麗さっぱりでピカピカになっていた。

うん。こんなもんかなぁ。
本当、魔法って便利だなぁ☆
じゃ〜早速、収穫の時に使えそうな道具を探してみようかなぁ。
ネギや玉ねぎや人参は 引っこ抜いたら良いけど ジャガイモやキャベツの収穫には、やっぱり道具があった方がいいよね。

ジャガイモは、土の中だからスコップみたいな道具が有ると、助かるんだけどなぁ。
何か、ちょうど良さそうなものは、ないかなぁぁぁ?

ゴソゴソ!ガタガタ!
ガシャンガシャン!

おっ!!大きいのは無かったけど、小さいスコップを見つけた。
このスコップしか無いのか。
まぁ〜これは、姉さんに使って貰おう。
他にはないかな?
奥の方を探してみると、サビた小刀が出てきた。
この小刀があったら、キャベツも収穫しやすそうだな。
サビていて、刃こぼれがしているので、【リペア】をかけて小刀を綺麗にした。
これは、兄さんに使って貰おう。
後は、収穫したら野菜を入れてしまえる、箱が有ると良いんだけどなぁ。

あっ!そう言えば、物置の横に木箱があったような気がする。

俺は、物置きから出て、木箱があった場所に行ってみた。
すると、古い木箱が2つ横並びに並んでいた。
やっぱりあった。
しかし、古くて痛んでいて野菜の保存用には使えない。
じゃ〜これも、【リペア】を使って、新品同様にしちゃおう。
【リペア】2つの木箱が綺麗になった。

すると突然、物置きの正面の方から

『なっ!!なんだこりゃゃゃゃ!!』

って、凄い声が聞こえた。
俺は慌てて、声の方に向かうと。
そこには、物置きをマジマジと見回している父さんがいた。

『父さん、大きな声を出してどうしたの?』

『あっ、ユウトか。
いやな、ちょっと道具を取りに物置きに来たら、見た事無いぐらいの綺麗になっていてビックリしたんだ。』

『お父さん、驚かせてしまってごめんなさい
m(__)m
物置きと、物置きの横に置いてある木箱が、古くて、かなりいたんでいたから、ボクが直しちゃったんだ。
ちゃんと、父さんと母さんに聞いてからやるべきだったよね。
本当にごめんなさい。』

『いやいや、こんなに綺麗にしてくれたんだ。
父さんがお礼を言わないとな。
ユウト、物置きと木箱をこんなに綺麗にしてくれてありがとうな。
もう、かなり古い物だったから、作り直さないとって思っていたんだよ。
本当、助かったよ(*^_^*)』

『えへへっ(〃ω〃)
良かったぁぁぁ。
勝手に、こんな事したから怒られるかとおもっちゃった。』

どうやら父さんに、かなり喜んで貰えたようだ。

『しかしユウト、これはもしかして、魔法を使ったのか?』

『うん。
リペアの魔法で 壊れてる所やいたんでいる場所を直して、物置きの内側も汚れが目立ってたからクリーンって魔法で綺麗にしたんだ。』

『おぉ〜凄いな ︎
ユウトは、何でも出来てしまうんだな。』

『そんな事ないよ。
ボクので来る事なんて、大した事ないよ。』

『いやいや、そんな事ないぞ。
3歳で、そんなに魔法やスキルが使えるなんて、父さんは、聞いた事ないぞ。』

『そうなのかな(*´ー`*)』

『そうだ、父さんにお願いがあるんだけど、物置きの横の木箱を1つ欲しいんだけど、貰ってもいい?』

『あぁ〜横に置いてた木箱か。
使って無いから使ってもいいが、何に使うんだ。』

『野菜を収穫しても、入れ物が無くて、無いと困るから、ちょうどいい物を探してたら、その木箱をみつけたの。』

『あぁ〜確かに、野菜を入れとくには、良いかもしらんが、そんなに沢山は、入らないんじゃ無いか?』

『あっ・・・そうかぁ。
やっぱり、この木箱の大きさじゃ、全部の野菜を入れて置くには、小さいかなぁ?
やっぱり別の入れ物を探さないといけないかなぁ?
でも、木箱以外に大きい入れ物が無かったしなぁ。』

う〜〜〜ん。ゥ─︎σ(・´ω・`*)─︎ン…
要は、入るスペースが有れば良いんだよな?
木箱の中を拡張出来ないかなぁ?

【空間魔法】【時空魔法】を覚えました。

おっ!!きたなぁ〜チート能力(笑)

さっそく木箱の方に向かい、魔法を使い始めた。

『おい、ユウト、何を始めるつもりなんだ。
危ない事は、やるなよ。』

『うん。大丈夫だと思うから、ちょっと見ててね。』

まず、木箱に空間魔法で中の容量を拡張してっと・・・
おぉ〜〜〜魔力が吸い込まれていくぅぅ〜!!
ちょっと、とり過ぎじゃなぁぁぁぁぁい!!
:(;゙゚'ω゚'):
おぉっ・・止まった・・・
あぁぁぁぁ〜マジで焦った。
そうして次は、時空魔法で、木箱内の時間の経過を止めて、状態保存状態にしてっと・・・

・・・・ふぅ〜〜。
何とかなったかな?

念の為 木箱を鑑定して見よう。

【鑑定】

魔法の木箱 ランクS

賢者が作りし、伝説の木箱。
容量は、50メートル四方
重量制限なし
【状態保存】がかかっており、箱の中に入れた物は、常に入れた時の状態を維持する。

生きた生物は入れれない。

えぇ〜〜〜!!
ランクSってΣ(゚д゚lll)!!
ちょっとやり過ぎたのかな?
でも、俺のインベントリに比べたら全然なんだけどな。

『ユウト、いったいどうしたんだ。
魔法を使ったと思ったら、いきなり驚き出して。』

『あっ、ごめんなさい父さん。』

『謝らなくて良いんだが、いったいどうしたんだ?
何か失敗したのか?』

『あぁ〜ちょっと、木箱がちゃんと出来てるか確認しようと思って鑑定して見たら、魔法の木箱、ランクSのアイテムになってたんで、ちょっと驚いちゃって・・・って
父さん・・・
おーい!!おとうーーさーーーん!!』

目が飛び出しそうな顔をしながら固まってしまった。

『おとうーーさーーーん!!!!』 ︎

『はっ!!Σ(゚д゚lll)』

『Sランクのアイテムだってぇぇぇ!!
おいおい、Sランクといやぁ、国宝級のアイテムクラスじゃ無いか ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
こんな凄い物を、我が家の野菜の保存箱にするのか!!!!
ありえないだろぉぉぉ!!』 ︎ ︎ ︎

『えっ!!Σ( ̄。 ̄ノ)ノダメナノ
でも、これしか野菜を保存出来る入れ物が無いんだよ?
これ使うしかないよ。』

そう言うと父さんが、魂の抜けた人のように、

『Sランクのアイテムが・・・
国宝級のお宝が・・野菜の入れ物・・・』

っと、小さく呟いていた。

『まぁ〜しょうがないよね。
じゃ〜この木箱は、畑に持っていくからね。』

っと言って、ボクは、魔法の木箱を、畑の方に持って行った。

父さんは、暫くその場で呟き続けて居たらしい。


「女神のクシャミで死んじゃって、異世界で新しい人生を☆」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く