合同籠球マネージャー
第44話 もう一人のエース
静が一人で10点を挙げた後、相手に2点を返され、22対36となるものの、静の好調っぷりは止まらない。
黒須がまたもやゴール前にパスを入れると、静は空中高くで受け取る。
相手3人を子供のように扱うかのごとくゴール前でのシュートをたたき込んだ。
完全に静の爆発により、流れを掴んだ合同チームは、渡辺のパスカットから再び攻撃の体制に入った。渡辺は黒須へパスを送り、攻撃の陣形を整えた。
黒須は迷わずにゴール前でポジションを確保している静へ山なりのパスを供給する。
静はそのボールを受け取ると、またも相手は3人掛かりで静を囲むように止めに来ていた。
囲まれてしまった静は、今度はパスを選択しようと、静は倉田の方へ体を向けた。
しかし、そこには予測をしていた美優ちゃんがパスカットの体制に入っていた。
「静!」
すると、静を呼ぶ大きな透き通るような声が響く。
静は声の元の方向へ向き直り、丁寧に両手でパスを出した。
俺は思わず「ふっ」と口角を上げ、笑みを浮かべる。
「ふっ、うちのもう一人のエースをノーマークにするとは舐められたもんだな」
俺がそう言って立ち上がる。
「いけ!梨世!」
スリーポイントラインの外、ゴール真正面。ノーマークでボールを受け取った梨世は、ふっと息を一息ついてから丁寧に両手でスリーポイントシュートを放った。
綺麗な放物線を描いたボールは、どんどんゴールの方へ吸い込まれるように近づいていき、リングの音を立てずにネットのスパッというきれいな音だけが響き渡り決まった。
見事もう一人のエース、梨世のスリーポイントシュートが決まり、スコアが27対36となったところで持田さんが慌ててタイムアウトを要求したのであった。
黒須がまたもやゴール前にパスを入れると、静は空中高くで受け取る。
相手3人を子供のように扱うかのごとくゴール前でのシュートをたたき込んだ。
完全に静の爆発により、流れを掴んだ合同チームは、渡辺のパスカットから再び攻撃の体制に入った。渡辺は黒須へパスを送り、攻撃の陣形を整えた。
黒須は迷わずにゴール前でポジションを確保している静へ山なりのパスを供給する。
静はそのボールを受け取ると、またも相手は3人掛かりで静を囲むように止めに来ていた。
囲まれてしまった静は、今度はパスを選択しようと、静は倉田の方へ体を向けた。
しかし、そこには予測をしていた美優ちゃんがパスカットの体制に入っていた。
「静!」
すると、静を呼ぶ大きな透き通るような声が響く。
静は声の元の方向へ向き直り、丁寧に両手でパスを出した。
俺は思わず「ふっ」と口角を上げ、笑みを浮かべる。
「ふっ、うちのもう一人のエースをノーマークにするとは舐められたもんだな」
俺がそう言って立ち上がる。
「いけ!梨世!」
スリーポイントラインの外、ゴール真正面。ノーマークでボールを受け取った梨世は、ふっと息を一息ついてから丁寧に両手でスリーポイントシュートを放った。
綺麗な放物線を描いたボールは、どんどんゴールの方へ吸い込まれるように近づいていき、リングの音を立てずにネットのスパッというきれいな音だけが響き渡り決まった。
見事もう一人のエース、梨世のスリーポイントシュートが決まり、スコアが27対36となったところで持田さんが慌ててタイムアウトを要求したのであった。
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