異世界転移 ー虹の鍵と神の力を使ってー異世界チートハーレム無双ー

kai

21話




応接間の前までつき、
セリカさんが扉をコンコンとノックする

セリカ「聖神翠様をお連れいたしました。」

王様「入って良いぞ。」

セリカさんが扉を開けてくれる

セリカ「どうぞ。」

翠「ありがとうございます。」

そして翠は部屋に入っていき、王様に

翠「遅れて申し訳ないです。」

といった。

王様「構わん。」

王様「さて、席に座りたまえ。」

翠「はい。」

王様「では呼んだ理由だが、褒美の準備が出来たのだ。」

翠「もうですか?随分と早いですね!」

王様「婚約の話もあるから急がせたのだ。」

翠「なるほど。」

王様「セバス」

セバス「はい」

王様がセバスさんを呼ぶと、セバスさんは用意していたものを丁寧に机においた。

それは銀のトレーに載せられていて、丸い袋と地図、何かのカードみたいなものが載せられていた。

王様「まずはこれだ。」

と言って翠に渡したのは、袋にパンパンに詰まった白金貨50枚であった。

翠「さすがに重いですね。」

王様「次はこれだ」

といって渡してきたのは地図とカードだった。

翠「これは?」

セバス「私から説明します。」

セバス「まずは、この地図ですが、それはこの城から屋敷までの道のりを示したものです。」

王様「もし、それでもわからなければセバスに聞いてくれ」

翠「わかりました。」

セバス「そしてこのカードですが、それはその屋敷に入るための認証カードです。」

翠「認証カード?」

セバス「はい。認証カードとは誰も住む人がいない状態の家につけられるセキュリティー警報装置を解除するためのものです。」

翠「そんなものあるんですね」

セバス「はい。空いている屋敷などは管理するものがいないため人に入られてしまうことがあったのです。」

セバス「それを防ぐため空いている屋敷にはセキュリティー制御装置をつけたのです。」

王様「まぁさすがに全部ではないがな」

王様「大きな土地で国が管理している土地などはあらかたついているな」

翠「じゃあ、もしかして自分に結構いいところをくれたんですか?」

王様「当たり前だ。娘の婚約者になるものだからな!」

翠「ははは、、、、、ありがとうございます」

セバス「ですが、これは最初の認証をするだけでその後は機能しません。」

王様「その後のセキュリティーは人を雇うなり、新たなセキュリティーをつけるのも自由だ」

翠「分かりました。」

王様「これで褒美の話は終わりだ」

王様「そうだ。婚約パーティーの件だが、基本貴族は自分の屋敷に他の貴族たちを呼んでパーティーをする。」

翠「自分の屋敷にですか?」

王様「ああ。いわば見栄の張り合いみたいなものだ。」

王様「本来は男爵の爵位が呼べる貴族は基本つながりなどがなければ、准男爵、同等の男爵、そして一つ上の伯爵ぐらいだ。」

王様「だが、翠は私の娘と婚約すると周りが知っているため取り入ろうと多くの貴族が来たがるだろう。」

王様「あとで自分のところに招待状が来なかったと文句が言われるのもいやだから、ちゃんと出すんだぞ!いいな!絶対だぞ!!」

翠「、、はい」
(なんでそんなに強調するんだろ?)

と、不思議がっていると、セリカさんが耳打ちをしてきた。

セリカ「王様は自分のところに文句を言いに来た貴族を相手にするのが面倒なんですよ」

翠「なるほど、、」

王様「セリカ何か言ったか?」

セリカ「いえ、何も言ってませんよ。」

王様「そうか。」

王様「もちろん。私にも招待状を送るんだぞ。いいな?」

翠「もちろんですよ。結婚する相手の父君を呼ばないわけにはいかないですからね」

王様「そうかそうか!!」

王様「では、このあとすぐに屋敷に向かうか?」

王様「掃除などは一通りしてあるが、家具や置物などは何もないぞ。」

翠「わかりました。お金ももらえたので、そのお金を使っていろいろ調達してきます。」

翠「準備が出来ましたら、招待状を送りますね!」

王様「了解した。」

そして王様と話を終えたあと、セリカさんとセバスさんに見送られ城を出た。
そのときに、シルにまた準備したら戻ってくるからと伝えておいてくださいと伝言を頼み、貰った屋敷へ向かった。

21話終わり
ーーーーーーーーーーーーーーーーー




コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品