異世界転生したので甘い人生を目指します! 〜チート使って色んなお菓子作ります〜

もあん

顔面偏差値高すぎる…

伏せていた瞼を開くとあの場所に行く前に来ていた礼拝院の中にいます。
この町は田舎であまりお金もないため礼拝も洗礼も全部同じ部屋で行う。白を基調とした質素で清潔感のある部屋でここでは孤児の面倒も見ている。最もこの辺じゃ孤児もあまりいないけど。
目の前にいるシスターさんがにこやかな微笑みを向けている。
やはり美人…いやこの世界の顔面偏差値の高さが見てわかる。
年齢は50程というとこだが優しそうな明るめのブラウンの目に柔らかな金髪は若々しい。儀式という名のお祈りが終わったことに気がついた時の目を少し細めた笑顔はドキッとするものである。
記憶取り戻す前はこの美人にすら大人になっても綺麗とは思っても特に美人と思わなかったのだから不思議なものだ。
「これにて儀式は終わりです。これよりステータスの確認が出来るようになりますのでおかえりなりましたらご確認ください。これからもルーナ様の健やかな成長を願っております。」
3歳児にする言葉遣いじゃないですよシスターさん!
「そんなにかたくるしくしないでほしいです。きぞくといってもだんしゃくですし、わたしにはおにいちゃんがいるのでいずれはへいみんになるのですからきがるにはなしてください。」
あ、ダメだ。
やはり舌足らずな喋りになってしまう。
シスターの女性は驚いた表情をしている。
ん?どうしたんだろう。なんか変だったかな?
「シスターさん?どうかしました?なにかへんなことでもありましたか?」
「はっ!いえいえまさか。とても3歳とは思えないくらいしっかりとしたお言葉遣いで驚いてしまっただけですよ。領主様方が天才だ!ってよく仰っているのが分かりますね。」
「そんなこといわれてるんですか…しらないあいだに……はずかしいのでとめることにします。」
シスターはふふっというような優雅な仕草をする。
「いいえ。私も天才だと思いますよ。領主様の元までご案内致しますのでこちらに。」
「はい!」
儀式は基本本人と聖職者のみで行われるため家族であろうと儀式を行っている部屋の外で待機である。
シスターに案内してもらうほどの広さでもないが領主への対応なのだから仕方ないだろう。


「ルナぁぁぁあ!!!!」
「はぐっ!」
部屋の外で待機用の小さな部屋に行くと美少年に抱きしめられた。
デジャブ…
これは兄である。
兄ヴァレリアンはあののほほんとした両親はから生まれたのを疑う性格である。
両親は基本のほほんとほんとにふんわりとしているし思い出せば食事の時はふんわりした雰囲気でイチャついている。リア充ば…さすがに両親だやめとこ。それに私はまだ3歳!じゃなくて今の状況を何とかしなくては!
「おにいちゃん……くるしい…」
「あっ!ごめんねルナ!心配で心配で…」
少ししょんぼりとした兄は子犬のような可愛さをかもし出している。ルナの髪は銀ベースに水色…となっているが兄は深海のごとく深い青がベースになっておりそこに輝くように銀色がかかった色の髪をしている。サファイアのような青く輝く目はルナと同じように透明感がある。
ルナと同じ綺麗な二重であるが女性的なルナと比べ男性的な印象の目元である。
要は神にも並ぶほどの美少年なのだ。
だがここで先程のを簡単に許してしまうと今後困るかもしれない。
「しんぱいしすぎだよ。わたししんぱいされるようなことしてないもん。」
「ゔっ!」
「よしよし。ルナの言う通りだぞヴァル。私だって心配だったけど特に怖いわけでもないしルナなら大丈夫だろうからね。ルナお疲れ様。帰って確認しようか。」
「はい!おとうさま。」
父はダンディなイケメンだけど見た目に反してほんとに何度も言うが性格がのほほんとしている。ちゃんと領地領民のことも考えているしそのためにお金を使っているが貴族にこだわりがなくそのへんがゆるいのだ。
ちなみにルナと兄の青っぽい要素はこの父親譲りであろう。ヴァレリアンと同じ深海のごとく深い青だが灰色がかかったようにくすみがかかっており青がだいぶ濃いがアッシュカラーと言えるだろう。ラピスラズリのような深く鮮やかな青は透明感こそないが宝石のように輝きを放っている。
「ルナちゃんお疲れ様。2人を止めるのほんとに大変だったんだよ。」
「おかあさまもおつかれさまです…」
そう頬に手を当て軽くため息を吐く母親は元はこの領地に暮らす平民であったが父親の一目惚れと必死のアピールで嫁いだ美女である。
輝く銀色の髪は毛先でピンク色に変わる。ルナと同じように切っても毛先はピンク色になる。シャンパンガーネットののように輝く桜色目は透明感がありルナと兄の親なのだということが分かる。
「今日はルナちゃんの3歳の誕生日だからお祝いしなきゃよね。早く帰りましょ私も厨房を手伝いたいわ。」
そう言った母は誰にも止めることは出来ない雰囲気を纏っている。普段が優しくふんわりとした雰囲気も相まって怖い。相当ご立腹なのが伺える。
お父様とお兄ちゃんは何をやらかしたの…?
そう思うがルナは怖くて聞くことも出来ずに帰るのであった。

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