異世界転生したので甘い人生を目指します! 〜チート使って色んなお菓子作ります〜

もあん

思い出すと3歳はもどかしいな

「苦し……」
「わぁっ!突然抱きしめちゃってごめんねぇ。ルナちゃんがここに戻ってくるまでちょくちょく見てたから嬉しくてつい…」
「嬉しいけど…それって神様としてどうなの?って滑舌が!えっ!すごい!」
嬉しくてぴょんぴょんと跳ねてしまう。
3歳児の滑舌は良くはない日本語の場合全てひらがな変換されるのでは?と心配になるレベルであった。
「ルナちゃんかわいい…えっとそれはねぇここが神の世界で精神世界?的なとこだからだよ~。」
「そうなんだ!ねぇねぇ私の精神年齢ってもしかしなくても引っ張られてるの?前の私ならさっきみたいなことしないと思うの。」
そう質問するエレナは私をじっと見てからつい見入ってしまいそうな程美しい笑みを浮かべ教えてくれた。
「引っ張られてるみたいだねぇ。でも他の3歳の子よりずっと上だよ~。いいんじゃないかなぁ子供は子供らしくないとおかしいよ~。」
「ゔっ!それもそうだね…久しぶりなんだし皆でお話しよ!」
「せっかくだもんねぇ。」
私の頭をよしよしと撫でるエレナはなんというかおお姉さんぽくってびっくりした。前はどちらかと言えば妹みたいな印象があったから。


***


ルーナ・スタイケン
それが私の今の名前で愛称はルナ。
前世と呼び名同じで混乱しにくくていい。
この世界は日本と同じで略称やミドルネームと言う文化はないので基本名前か愛称で呼ばれる。
ちなみに苗字は貴族しか持ってない。
スタイケン男爵家は領地持ちの貴族(田舎の町)で男爵家の中で領地持ちは珍しい。
転生前に言われた通り家族も領民もいい人で両親は現在進行形でラブラブでお兄ちゃんも優しい。
あとスタイケン男爵家めちゃくちゃ美形。
神様たちと並んでも遜色ないくらい。
てかこの世界美形が多いどこいっても神様たちレベルではないにしても綺麗な顔立ちの人がいる。
あと髪と目の色も地球じゃ考えられないくらいたくさんの色がある。
私はスタイケン家の整った顔をしっかりと受け継いでおり年齢によりまだだいぶ幼いかおだちだががアメジストのような紫目にぱっちり二重でクリっとしている。光り輝く銀に薄らと水色をつけたような色の銀髪は胸の辺りまで伸び肩の長さから紫に毛先はピンクに変化していく。切っても毛先はピンクになる髪質である。
幼いのもあるかもしれないが肌は絹のように滑らかであり艶があり雪のように白い。頬は桃色に色付いており薔薇色の唇は何もつけていないのにつやぷるである。
その容姿は神様たちと遜色のない…いやむしろ神により彼女が引き立てられるのではと言うくらいに素晴らしいものである。
転生して3年間大きな病気にもかからずに健やかに育ちそしてルナの前世の性格の影響で非常に勉強熱心で甘いものに目がない。
「ルナちゃん頑張ってるよねぇ。今、日本語だけどラシャドの言葉で話す?」
「うーん…日本語も忘れたくないし使わないの勿体ないからここでくらい日本語がいいな。」
この世界には日本語はない文字はどこの国でも共通だが文法が違う。文字はアルファベットのようなもので感覚的に英語のように感じる。
言語の上達も両親の方針によりラシャド王国の言語であるラシャド語は標準語とスタイケン男爵家の領地である東の訛り、東から近く友好国である隣国であるレイモンド国(比較的小さな国であるが技術力に優れており職人の国とも呼ばれている)の言語を常に話す環境にあり少しずつであるが文法を含め上手く話せるようになっている。
今はまだ身内の目を通しての天才で収まっている。
ちなみにラシャドの文法は日本語に非常に似ており喋り方で性別の判断が可能なものである。
レイモンドは英語に似ており軽い印象のものから丁寧なものまであるが性別の判断がつくようなものでは無い。
「あっそうだ!」
エレナがはっと思い出したように言った。
「3歳の誕生日おめでとう!!」
エレナがにこやかにそう言ってくれた。
3歳の儀式は誕生日に行われる。つまり今日はルナの誕生日なのだ。
「ありがとうエレナ。」
「本当は皆で集まって祝いたかったんだけどこっちに呼べる時間も限りがあるから私だけだけど神の皆からだと思っといてねぇ。」
「ありがとう。えっ!そうだ!時間!大丈夫なの?!心配されてない?!」
普通3歳の儀式とはお祈りのみで終わるものである。
ここまで時間がかかりましてや姿が見えないなどおかしいのだ。
「それは大丈夫だよぉ。こっちに誰か呼んでる時は向こうの時間あんまり進まないんだぁ。」
それを聞きルナは安心する。
「良かった。」
「うんうん。ちなみにステータスのとこに皆の手紙的な説明書的なのがついてるからそれ見といてねぇ。実はもう時間なんだぁ。」
そう言われ体を見ると透けてきている。
「えっ!はや?!えっと…皆にもありがとうって伝えといて!」

こうしてルナは前世の記憶を取り戻した。

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