異世界転生したので甘い人生を目指します! 〜チート使って色んなお菓子作ります〜

もあん

周り全員美男美女ってどういうこと

瞼を開けると目の前に様々なジャンルの美しい容姿をした方達がいた。
エレナでもスタイル抜群だと思ったがそれよりもボン!キュッ!ボン!という感じの黒紅の目と髪で妖しく妖艶な美女…
鍛え抜かれたアスリートのような無駄のない肉体美に色黒で茶色の目にそれより暗い茶色の髪の美丈夫…
お人形さんのようなという表現がぴったりの金髪青眼の愛らしい美少女…
どこか気だるげででも意地悪そうな雰囲気の漆黒の目と髪をした美少年etc.....
すぐに気がついたエレナが嬉しそうに喋りかける。
「やっほ~。るなちゃん。」
「や、やっほー。エレナ。えっとこの方たちは?私は死んだの?」
「えーっとね~。ここにいるのはるなちゃん以外神だよ~。そうだねるなちゃんは亡くなっちゃった…」
「そっか。それよりなんでこんな神様集まってるの?」
「そこ軽いなぁ~。るなちゃんに力をあげたり今後の相談するためで~す。ひとまず自己紹介から!るなちゃんから右回りに!」

こんなノリで自己紹介が始まった。
ここにいらっしゃるエレナ以外神様は地球の神様とは違う神様で私が全員行く世界の神様らしい。
敬語はいらないと言われたし、愛称で読んでいいらしい。
ただ向こうの世界に行った時人前で愛称はまずいからそこは気をつけろとのことだ。
さっきの妖艶な美女は美の神ベラドンナ…ベラと呼んでとの事だ。
美丈夫は武の神リッカルド…ルカ。美少女は空の神アンジェラ…アン。美青年は知の神ツォンジィー…ツォン。
他にも地、富、豊、遊、水、火etc.....全柱が2次元から出てきましたと言われても疑えないレベルで整った顔立ちをしている。
「あっそうだ!」
ふと思い出しアイテムボックスと念じさっき焼いたクッキーとお皿を取り出し盛り付ける。
「これさっき焼いたやつなんだけど良かったら食べて。口に合うかは分からないけど。」
大量のクッキーが種類ごとに分けられ並べられている。
「るなちゃん…これ何種類何枚くらいずつ焼いたの?」
「え?エレナ見てたんじゃないの?」
「いや見てたけど見てたけどねぇ。お菓子作ってるなぁくらいの認識しかなかったの!」
「あ、そうなんだ。種類はプレーン、抹茶、コーヒー、紅茶、チョコチップ、ココアで固めで甘さ控えめなのと柔らかくて甘めのやつが30枚くらいずつかな?」
「360枚も作ったのか?!あの短時間で?」
そう言ったのは食の神ラノリトゥー…ラノはアッシュブロンドの髪を短めで切りそろえグレーの目をした美丈夫であった。
「え?焼いたのは60くらいだったと思うよ。いやアイテムボックス入れたら出来るかな~って思ったら出来たんだよね。」
「その発想は初めて見たな。これからの料理で応用が出来そうだな……」
「え?ラノ?おーい。」
呼んでも返事をせずに思考に没頭してしまっている。
「あぁ無駄無駄。神って言っても自分の担当の物になると一気に周り見えなくなる奴多いからね。そんなのほっといて話進めよ?」
ツォンがそう言うが少し気になることがあったので聞いてみた。
「ツォンもそうなの?」
この気だるげな少年が周りが見えなくなるくらい没頭するのは想像つかない。
そう聞くとツォンは“あははっ”と笑って答えた。
「そうだね。研究のために引きこもることもよくあるよ。でもこの世界は地球と比べ魔法があるでしょ?だからかなぁなんで火が起こるのか風が吹くのかそういった事が研究されてないんだよね。僕も神託でも下ろそうか考えたんだけど研究意欲がある人はそっちに気をとられて神託下ろせないし神託下ろせる人はそういうの興味ないんだよねぇ。そういう訳だからるなの知識はちょっと面倒なことに巻き込まれる可能性あるから気をつけてね。」
忠告までされてしまった。
「なんか大変な…分かった気をつける。」


***


相談の結果決まったのが、私はラシャド王国(転生先の世界で1番平和で良心的な国)の田舎の男爵家の第2子(ちょうじょ)として転生することになった。
3歳の健康の祝いと感謝の儀式の時に記憶は思い出されるようにするどのことらしいけど魂に残った記憶みたいなのがあるから今の性格がだいぶ残るだろうとのこと。
家族も領民もいい人で、両親は男爵家の次期当主が領地の平民に一目惚れし恋愛結婚で仲もよく領地のためにお金を使うような人物らしい。
能力はよくわかんないからおまかせにした。(生活に困らない範囲とアイテムボックスが使えればいいって言って。)

「よぉし!こんなものだね~!3年くらい会えないの寂しいけど3年なんてあっという間だしね!じゃあるなちゃん、次の人生楽しんでねぇ~!またねぇ~。」
そう言われると体が透明に透けていた。
「えっ?!軽っ?!あっうんみんなまたね!」
“じゃあな!”と言う声や“まったねぇ~”と言うしばしの別れの言葉がかけられる。

そして私の意識は途切れ…気がついたらまたここにいました。そしてエレナに抱きしめられています。体が幼女なんだから加減して欲しい!!久しぶりに会えて嬉しいのは分かったけど!!

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