村人に転生したら、モンスターと会話できるようになってた。村人ライフしながらモンスター図鑑をつくろう!目指せモンスターキング!!
30話 作戦決行
僕とバナーネ皇女とジェシとサーベルタイガーのベルと火炎獅子のカヅとマヅはリザードマンの研究所に向けて出発した。
そこは神秘の森に属する崖の上だそうで、
だからオークたちはリザードマンに事情を説明したくても、短い脚ではその場所に到達することもできなかった。
僕はベルの背中に乗って、バナーネ皇女とジェシはカヅとマヅに乗っている。
やはりモンスターの背中に乗って移動したほうがとてつもなくスピードがあがるし、
すれ違うモンスターを無視することだってできる。
おそらくだがすれ違う程度だとモンスター図鑑に登録されないかもしれないけど、
今はそれよりもオークたちの食物となる豚たちの健康のほうが大事である。
「これが崖か」
それは絶大なる崖そのものでありながら、
僕たちに覆いかぶさるようにやってきた人生の壁そのものでもあった。
「ふむ、どうやって上るかだが」
「そんなものジャンプでどうにかできるわ」
「そのとおり」
「なのだ」
ベルとカヅとマヅが叫ぶと、
僕たちを乗せたまま驚異的なジャンプ力で、
崖のところどころに存在してある岩という岩をジャンプ台にしてあっという間にリザードマンの研究所の巨大な木造建築小屋に到達した。
そこからたくさんの汚染物質、
つまり見たこともない紫色の液体が筒から流れ出し、
そのまま川に入っていっている。
リザードマンって水に対しては敏感だと思っていた。
このリザードマンは普通とは違うみたいだ。
ドアがあったので、
僕はそこを思いっきり苦情をこめてノックする。
しばらく反応がなかったが、
何かが崩れる音とともに、
あわててげっそりとした紫色の鱗のしたリザードマンが表れる。
片目だけモノクルのような眼鏡をしており、
頭には学者のような帽子をかぶり、
白衣を体にまとっている。
よろよろと顔色が悪そうで、
こちらを見ている。
そして彼は人間だと気づき、
慌てて後ろに消えると、
長いトライデントのような槍をもってきてまた現れる。
ぐおおおと意気込んでいるつもりなのだろうけど、
僕のほうでは言葉は翻訳され、
それはバナーネ皇女とジェシにも伝わるように、囁き伝染が常時発動している。
「何用だ人間」
「そりゃこっちのセリフだ」
「うお、人間がしゃべった」
「僕はモンスターと話をすることができる」
「それが誠か、ぜひとも研究材料に」
「殺すぞ、殺せないけど」
「ひいい、それだけは」
「まずはちょっと御宅に話があるから、中いれろ」
「了解しました。人間様」
「僕はタダヒロ、サーベルタイガーがベルで火炎獅子がカヅとマヅ、人間のバナーネ皇女はヤバースィン王国の皇女でそこにいるチビは僕の弟子のジェシだ。覚えたか」
「覚えたぞ」
「覚えたんかい、それなら中に入れてくれたら助かる」
「ではどうぞ」
―――リザードマンの研究所―――
そこはガラクタだらけの廃墟そのものであった。
何を食べているのかわからないゴミだらけの台所。
研究所は隣にあるらしく。
1つの建物の中にいろいろと用途があるみたいだ。
僕たちは生活スペースで話をすることに。
「己の名前はシェイキン、研究を重ねていたらなぜか鱗が紫になったのは内緒」
「は、はは」
「己はリザードマンの集落を追放されて、ここに来たそなたたちは何用で参ったのですか?」
「僕たちはあなたの研究によりオークの村が甚大なる被害を被っている話をしにきました」
「まさか」
「気づけよ」
ジェシが突っ込むと。
「己の研究は己をドラゴンに進化させるというものです。リザードマンのあこがれの的とは遥か昔進化分裂してしまいドラゴンとリザードマンに分けられたと己は解明しました。そしてこの紫の液体、つまりドラゴンのよだれをもとにして僕はドラゴンになるため、日夜研究をしているのです」
「そうか、ドラゴンか、僕も憧れますけど、とりあえず研究はやめような」
「なぜですか」
「さきほどから黙って聞いていれば、おぬしの研究でオークたちの食材がままならぬ、オークとゴブリンとオーガで戦争が起こりそうだということを知らぬか」
バナーネ皇女が怒り心頭に声をあらげると、
なんとシェイキンは絶望のようなまなざしをしていた。
「そ、そんな、なら己はどこで、どこで研究をしろと」
「うーん、僕の国に来るてきな?」
「それは、どこにあるのですか」
「僕の国は遥か北にある巨大な湖の真ん中にある島だそうで、僕はそこに国をつくろうとおもっている。だから、君はそこにくるといいい、ちゃんと設備を整えて、毒の物質を浄化できるようにするし、ただしまだそこに僕たちは行けていない、オークの問題を解決したらオーガの問題を解決する。そのあとにできればそこで国をつくろうと思っている。モンスターと人間の王国だ」
「おおおお、己が夢見ていた世界ではござらぬか、よろしい、この研究所を爆破します」
僕たちはのほほんと聞いていた。
だけど最後の爆破に耳を疑った。
「ちょ、それはやりすぎだぞ、毒の物質が大量に」
「大丈夫で炎により紫の物質は蒸発します、そして研究資料は己の頭の中にしまわれてあります。己のスキルに【完全記憶】というものがありますので」
「それはよかった。でも住むところに困るのではないのかな?」
「そうですけど、しばらくは野宿しながら、その島に向かいますよ、さて、一発大きく爆破しましょうか、みなさんは外に出て行ってください」
僕たちは途方にくれながら、ゆっくりと外に出ることに、
そしてジェシとバナーネ皇女は、わくわくした眼差しでその爆破をみている。
そうかこの2人は爆破という行程をしらないのか、
それは火薬を応用したものであり、僕の国では爆弾というものがある。
この世界では爆弾というものがあるかは謎だが。
リザードマンが扉から出てくると、
その後ろで大炎上が始まり、
そして爆発した。
リザードマンの後ろを爆発の炎が盛大に燃え盛り、
ちなみにシェイキンさんの背景は爆発光景で、なにかの映画のワンシーンのようだ。
危険な爆弾魔が格好をつけて登場するワンシーンのようでもある。
「では皆様がた一時のお別れです。このシェイキンはドラゴンになるために、日夜盛大な研究に励むことを天界に誓っておりましたが、しばらくはそれも休み、ネタというか、そのものを集めようと思っております、では、さいなら」
シェイキンさんはある程度の荷物をかかえて、崖をジャンプしながら下り、
北にあるといわれる湖の島目指していなくなった。
「いったいなんだったのだろうな、オーク殿たちがはやくここにきていれば、すべては解決していたのかもしれませんね」
「バナーネ皇女もそう思いますか、話の分かる人でよかった」
「人ではありませんよリザードマンです」
「ジェシ、そこはわかっている」
ベルとカヅとマヅがそれを眺めながら、
炎が紫の毒の物質を浄化している。
「結局この紫がなんのドラゴンのよだれかわからなかったな」
「だね」
「うん」
僕たちはオークの村に戻ることとした。
そこは神秘の森に属する崖の上だそうで、
だからオークたちはリザードマンに事情を説明したくても、短い脚ではその場所に到達することもできなかった。
僕はベルの背中に乗って、バナーネ皇女とジェシはカヅとマヅに乗っている。
やはりモンスターの背中に乗って移動したほうがとてつもなくスピードがあがるし、
すれ違うモンスターを無視することだってできる。
おそらくだがすれ違う程度だとモンスター図鑑に登録されないかもしれないけど、
今はそれよりもオークたちの食物となる豚たちの健康のほうが大事である。
「これが崖か」
それは絶大なる崖そのものでありながら、
僕たちに覆いかぶさるようにやってきた人生の壁そのものでもあった。
「ふむ、どうやって上るかだが」
「そんなものジャンプでどうにかできるわ」
「そのとおり」
「なのだ」
ベルとカヅとマヅが叫ぶと、
僕たちを乗せたまま驚異的なジャンプ力で、
崖のところどころに存在してある岩という岩をジャンプ台にしてあっという間にリザードマンの研究所の巨大な木造建築小屋に到達した。
そこからたくさんの汚染物質、
つまり見たこともない紫色の液体が筒から流れ出し、
そのまま川に入っていっている。
リザードマンって水に対しては敏感だと思っていた。
このリザードマンは普通とは違うみたいだ。
ドアがあったので、
僕はそこを思いっきり苦情をこめてノックする。
しばらく反応がなかったが、
何かが崩れる音とともに、
あわててげっそりとした紫色の鱗のしたリザードマンが表れる。
片目だけモノクルのような眼鏡をしており、
頭には学者のような帽子をかぶり、
白衣を体にまとっている。
よろよろと顔色が悪そうで、
こちらを見ている。
そして彼は人間だと気づき、
慌てて後ろに消えると、
長いトライデントのような槍をもってきてまた現れる。
ぐおおおと意気込んでいるつもりなのだろうけど、
僕のほうでは言葉は翻訳され、
それはバナーネ皇女とジェシにも伝わるように、囁き伝染が常時発動している。
「何用だ人間」
「そりゃこっちのセリフだ」
「うお、人間がしゃべった」
「僕はモンスターと話をすることができる」
「それが誠か、ぜひとも研究材料に」
「殺すぞ、殺せないけど」
「ひいい、それだけは」
「まずはちょっと御宅に話があるから、中いれろ」
「了解しました。人間様」
「僕はタダヒロ、サーベルタイガーがベルで火炎獅子がカヅとマヅ、人間のバナーネ皇女はヤバースィン王国の皇女でそこにいるチビは僕の弟子のジェシだ。覚えたか」
「覚えたぞ」
「覚えたんかい、それなら中に入れてくれたら助かる」
「ではどうぞ」
―――リザードマンの研究所―――
そこはガラクタだらけの廃墟そのものであった。
何を食べているのかわからないゴミだらけの台所。
研究所は隣にあるらしく。
1つの建物の中にいろいろと用途があるみたいだ。
僕たちは生活スペースで話をすることに。
「己の名前はシェイキン、研究を重ねていたらなぜか鱗が紫になったのは内緒」
「は、はは」
「己はリザードマンの集落を追放されて、ここに来たそなたたちは何用で参ったのですか?」
「僕たちはあなたの研究によりオークの村が甚大なる被害を被っている話をしにきました」
「まさか」
「気づけよ」
ジェシが突っ込むと。
「己の研究は己をドラゴンに進化させるというものです。リザードマンのあこがれの的とは遥か昔進化分裂してしまいドラゴンとリザードマンに分けられたと己は解明しました。そしてこの紫の液体、つまりドラゴンのよだれをもとにして僕はドラゴンになるため、日夜研究をしているのです」
「そうか、ドラゴンか、僕も憧れますけど、とりあえず研究はやめような」
「なぜですか」
「さきほどから黙って聞いていれば、おぬしの研究でオークたちの食材がままならぬ、オークとゴブリンとオーガで戦争が起こりそうだということを知らぬか」
バナーネ皇女が怒り心頭に声をあらげると、
なんとシェイキンは絶望のようなまなざしをしていた。
「そ、そんな、なら己はどこで、どこで研究をしろと」
「うーん、僕の国に来るてきな?」
「それは、どこにあるのですか」
「僕の国は遥か北にある巨大な湖の真ん中にある島だそうで、僕はそこに国をつくろうとおもっている。だから、君はそこにくるといいい、ちゃんと設備を整えて、毒の物質を浄化できるようにするし、ただしまだそこに僕たちは行けていない、オークの問題を解決したらオーガの問題を解決する。そのあとにできればそこで国をつくろうと思っている。モンスターと人間の王国だ」
「おおおお、己が夢見ていた世界ではござらぬか、よろしい、この研究所を爆破します」
僕たちはのほほんと聞いていた。
だけど最後の爆破に耳を疑った。
「ちょ、それはやりすぎだぞ、毒の物質が大量に」
「大丈夫で炎により紫の物質は蒸発します、そして研究資料は己の頭の中にしまわれてあります。己のスキルに【完全記憶】というものがありますので」
「それはよかった。でも住むところに困るのではないのかな?」
「そうですけど、しばらくは野宿しながら、その島に向かいますよ、さて、一発大きく爆破しましょうか、みなさんは外に出て行ってください」
僕たちは途方にくれながら、ゆっくりと外に出ることに、
そしてジェシとバナーネ皇女は、わくわくした眼差しでその爆破をみている。
そうかこの2人は爆破という行程をしらないのか、
それは火薬を応用したものであり、僕の国では爆弾というものがある。
この世界では爆弾というものがあるかは謎だが。
リザードマンが扉から出てくると、
その後ろで大炎上が始まり、
そして爆発した。
リザードマンの後ろを爆発の炎が盛大に燃え盛り、
ちなみにシェイキンさんの背景は爆発光景で、なにかの映画のワンシーンのようだ。
危険な爆弾魔が格好をつけて登場するワンシーンのようでもある。
「では皆様がた一時のお別れです。このシェイキンはドラゴンになるために、日夜盛大な研究に励むことを天界に誓っておりましたが、しばらくはそれも休み、ネタというか、そのものを集めようと思っております、では、さいなら」
シェイキンさんはある程度の荷物をかかえて、崖をジャンプしながら下り、
北にあるといわれる湖の島目指していなくなった。
「いったいなんだったのだろうな、オーク殿たちがはやくここにきていれば、すべては解決していたのかもしれませんね」
「バナーネ皇女もそう思いますか、話の分かる人でよかった」
「人ではありませんよリザードマンです」
「ジェシ、そこはわかっている」
ベルとカヅとマヅがそれを眺めながら、
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「結局この紫がなんのドラゴンのよだれかわからなかったな」
「だね」
「うん」
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