村人に転生したら、モンスターと会話できるようになってた。村人ライフしながらモンスター図鑑をつくろう!目指せモンスターキング!!
15話 酒場の説教
「ミルクが手に入るのには牛を育てなければならない、子牛を育て、それを成牛にして、そして子供を産ませてからようやくミルクが手に入る。その過程でたくさんの牧草が必要だし、栄養素も必要だし温度調整も必要だ。たくさんのことからようやくミルクができる。これは遥か昔からされており、うんぬんうんぬんうんぬん」
1時間が経過すると。
「ということだ」
そこにいるチンピラもどきたちはなぜか椅子に座って、
僕の話を真剣に聞いていた。
さきほどのバンドをつけていた男はこちらに土下座してきた。
「すいやせんでしたーミルクがどのようにして出来上がるのかを知りませんでした。お酒もどのようにしてできるかも知りませんが、製作者の気持ちになっていませんでした」
「よかろう、ではお酒のつくりかたについてのべよう、うんぬんうんぬんうんぬん」
2時間が経過。
「ということだ」
主人はくすりと笑う。
僕は演説会でも開いた気分になりつつも、
酒場の外から興味本位でやってくる人たち、
沢山の人々が僕を見ていた。
「では失礼する、主人迷惑をかけた、どのくらい払えばいい」
「いや無料でいいよ、あんたには勉強させられた」
「そうか、すまない、ザバング、テナンド、カナードネ早急に向かうぞ、あまり騒ぎを起こしたくない」
「まったく僕は思いますけど、主人の説教くさいところ治したほうがいいですよ」
「俺はお腹がへったぞ、まぁおもしろかったからいいけどさ」
「料理なら私がつくりましょうか?」
「いやいい、宿屋を見つけよう、国王に明日面会してもいいだろう、僕も少し疲れた」
僕たちは宿屋を探すことに、
この世界では看板にベッドのマークがついていると宿屋だと村長が教えてくれた。
ベッドのマークのついた宿屋は全部で4軒ある。
その4軒を分析する。
まず1軒目は女将さんが美人だ。しかし宿屋の中の掃除はいきわたっておらず、
2軒目は女将さんは不細工だが掃除はいきわたっている。
3軒目は女将さんがエルフの美女ようで掃除はいきわたっているし、さらにはたくさんの果物が並べられている。
4軒目は無人となっていて、客を沢山待たせているようだ。
僕たちは【エルフの矢羽根亭】に向かうこととする。
カウンターに到着すると、目の前に初めて見るエルフを直視してしまう、
エルフの美女とはいくつの年齢かは知らないが、
耳はとんがっており、髪の毛は緑色だ。
瞳はエメラルドの鉱石のようにきらりと光っている。
顔はもちろんイケメンと間違われるほどの美女、
体の体系はスレンダーで恐ろしいくらい胸がでかいし、おしりはこぶり、
何をまじまじと僕はエルフを見ているのだとあせりつつも。
「あらまぁこんばんは、あたいはミシュカこの【エルフの矢羽根亭】で女将をしているものだ。何泊とまりたい? 今1部屋しかあいていないんだ。あとペットは外のペット小屋で預かるよ」
実は酒場から慌てて出てきたとき、
火炎獅子を回収していたのだ。
もちろん沢山の人々に追跡された。
あの若造は何者だと、みんながはやし立てるものだから、
僕としては真っ青ものなのだが。
「ではいつまで泊まるかはまだ未定なのだが、1日分を支払おうと思う、もしさらに宿泊するなら追加で支払おうとおもうのだが」
「なるほどね、それで構わないわ、ではこの値段でよろしく」
「うむ、これなら支払えるだろう、あとペット小屋の料金もあるのか?」
「ペット小屋は無料サービスよ」
「それは助かる」
「それとちゃんと躾ができているという条件だけどね」
「そこは問題ない」
なにせ彼らは僕と意思疎通ができるわけなのだから。
「じゃこの番号よ、ご飯は朝と昼と夜だけにつくり、朝はパンで昼が麺類で夜が肉か魚よ」
「了解した」
「あとそこの3人のおちびさんたちは何者なの?」
「まぁ僕の従者みたいなものです、事情があって鎧をはずせませんが」
「そう、あまり問題をおこさないでよ」
「もちろんです」
「じゃお金を受け取ったわ」
僕はお金を渡すと、
あとは宿屋の番号通りの部屋に向かった。
部屋に入ると大きなベッドが2つあるのだ。
ゴブリンたちは鎧を脱ぐと、
シャツとズボンだけになり、
しかも今気付いたのだが、部屋の中に風呂おけまでもあり、
しかもヤバースィン王国はどうやら水道設備を整えているようだ。
この世界には文明があり、
少しずつ進化をたどっているようだ。
僕はとりあえず、桶に水を入れることにする。
驚いたことに常時お湯がでるようだ。
たしかこの宿屋の天井からひたすら煙がでていた。
ということは常時薪を燃やしているのだろう。
すごい宿屋に来てしまったものだ。
僕はマントや衣服を着替える。
大き目のバッグを身に着けており、そこから着替えの衣服を取り出して、ベッドに畳んでおく。
ゴブリンたちは初めてのベッドできゃっきゃと騒ぎ。
「3人ともあまりはめをはずすなお前たちがゴブリンだとばれたら何もかもぱぁだぞ」
「わかってるよ」
「このベッド食えるのか?」
「ザバングザバング」
僕は頭をぽりぽり掻きつつ。
「カナードネ、風呂ができた入ってこい」
「風呂ってなに?」
それ以前の問題だった。
「いいか風呂ってのは体を温めるものでな、体の健康をよくしてくれる。とても大事なものなんだ、人間は昔から風呂という文化があったんだが、ゴブリンにはなかったようだな」
「大抵私たちは泉や川の水で体を洗ったりするの、大抵はつめたいものよ」
「なら始めての経験でいいんじゃないか?」
「そうね、でもなんで私が最初なの?」
「それは君が女性だからだ。女性は最初にお風呂を入りたがるものらしいと昔先生が祖母が言っていた」
「ふーん、へんなの、べつに主人であるあなたが先に入ってもいいのよ?」
「君が入れ」
「なら遠慮なく」
―――1時間後―――
タオルなどは10枚くらいあったので、大丈夫だろう、
どうやらこの宿屋が常備してくれているものだ。
ほわほわと体中から湯気をほとばしらせながら目がとろんとしているゴブリンであるカナードネが風呂場からでてきて。
「あふううう」
意味の分からないつぶやきを発すると、
いつものシャツとズボンになると、そのまま寝てしまった。
ベッドに吸い込まれるようにして、眠りに入る彼女を見ていると、
どうやらお風呂という初体験はカナードネの価値観を崩したのかもしれない。
「す、すげええ、あのカナードネをふにゃふにゃにしたお風呂とやらはどのくらいすごいのだ」
「お風呂の水って飲んでいい」
「テナンド絶対にのむなよ、カナードネに殺されるぞ」
「そうなんだ、おいしい水だかららカナードネがふにゃふにゃしているわけじゃないんだ」
「それは違うともうぞ」
―――1時間後―――
次はザバングとテナンドがふにゃふにゃになって風呂場から出てきた。
「あふうううううん」
「おふうううううん」
ばたりと次はカナードネのいないほうのベッドに倒れてしまう。
「やっぱり強すぎたか」
僕は3人が上がったあとにお風呂に入ることとした。
お風呂の中のぬくもりを感じながら、
体をなでてみる。
すべすべなどない、
どうやらこの世界には石鹸とかシャンプーとかないみたいだ。
作れるだろうか?
今の僕にそのような知恵はないだろう、
何かのモンスターの副産物で似たようなものをつくればいいのかもしれない。
お風呂からあがって、体をタオルで拭うと。
衣服を着用して、鏡があるので、髪の毛などをセットして、
ドアをあけると、
なぜか窓が開いていた。
ゴブリンたちはベッドにもぐりこんで見えないが。
僕はなんとなく目をそらし、
あるものがないことに気が付く。
「ない、エリクサセットがないぞ」
その時僕はこのヤバースィン王国にいるといわれる怪盗の存在を知ることとなるのだ。
1時間が経過すると。
「ということだ」
そこにいるチンピラもどきたちはなぜか椅子に座って、
僕の話を真剣に聞いていた。
さきほどのバンドをつけていた男はこちらに土下座してきた。
「すいやせんでしたーミルクがどのようにして出来上がるのかを知りませんでした。お酒もどのようにしてできるかも知りませんが、製作者の気持ちになっていませんでした」
「よかろう、ではお酒のつくりかたについてのべよう、うんぬんうんぬんうんぬん」
2時間が経過。
「ということだ」
主人はくすりと笑う。
僕は演説会でも開いた気分になりつつも、
酒場の外から興味本位でやってくる人たち、
沢山の人々が僕を見ていた。
「では失礼する、主人迷惑をかけた、どのくらい払えばいい」
「いや無料でいいよ、あんたには勉強させられた」
「そうか、すまない、ザバング、テナンド、カナードネ早急に向かうぞ、あまり騒ぎを起こしたくない」
「まったく僕は思いますけど、主人の説教くさいところ治したほうがいいですよ」
「俺はお腹がへったぞ、まぁおもしろかったからいいけどさ」
「料理なら私がつくりましょうか?」
「いやいい、宿屋を見つけよう、国王に明日面会してもいいだろう、僕も少し疲れた」
僕たちは宿屋を探すことに、
この世界では看板にベッドのマークがついていると宿屋だと村長が教えてくれた。
ベッドのマークのついた宿屋は全部で4軒ある。
その4軒を分析する。
まず1軒目は女将さんが美人だ。しかし宿屋の中の掃除はいきわたっておらず、
2軒目は女将さんは不細工だが掃除はいきわたっている。
3軒目は女将さんがエルフの美女ようで掃除はいきわたっているし、さらにはたくさんの果物が並べられている。
4軒目は無人となっていて、客を沢山待たせているようだ。
僕たちは【エルフの矢羽根亭】に向かうこととする。
カウンターに到着すると、目の前に初めて見るエルフを直視してしまう、
エルフの美女とはいくつの年齢かは知らないが、
耳はとんがっており、髪の毛は緑色だ。
瞳はエメラルドの鉱石のようにきらりと光っている。
顔はもちろんイケメンと間違われるほどの美女、
体の体系はスレンダーで恐ろしいくらい胸がでかいし、おしりはこぶり、
何をまじまじと僕はエルフを見ているのだとあせりつつも。
「あらまぁこんばんは、あたいはミシュカこの【エルフの矢羽根亭】で女将をしているものだ。何泊とまりたい? 今1部屋しかあいていないんだ。あとペットは外のペット小屋で預かるよ」
実は酒場から慌てて出てきたとき、
火炎獅子を回収していたのだ。
もちろん沢山の人々に追跡された。
あの若造は何者だと、みんながはやし立てるものだから、
僕としては真っ青ものなのだが。
「ではいつまで泊まるかはまだ未定なのだが、1日分を支払おうと思う、もしさらに宿泊するなら追加で支払おうとおもうのだが」
「なるほどね、それで構わないわ、ではこの値段でよろしく」
「うむ、これなら支払えるだろう、あとペット小屋の料金もあるのか?」
「ペット小屋は無料サービスよ」
「それは助かる」
「それとちゃんと躾ができているという条件だけどね」
「そこは問題ない」
なにせ彼らは僕と意思疎通ができるわけなのだから。
「じゃこの番号よ、ご飯は朝と昼と夜だけにつくり、朝はパンで昼が麺類で夜が肉か魚よ」
「了解した」
「あとそこの3人のおちびさんたちは何者なの?」
「まぁ僕の従者みたいなものです、事情があって鎧をはずせませんが」
「そう、あまり問題をおこさないでよ」
「もちろんです」
「じゃお金を受け取ったわ」
僕はお金を渡すと、
あとは宿屋の番号通りの部屋に向かった。
部屋に入ると大きなベッドが2つあるのだ。
ゴブリンたちは鎧を脱ぐと、
シャツとズボンだけになり、
しかも今気付いたのだが、部屋の中に風呂おけまでもあり、
しかもヤバースィン王国はどうやら水道設備を整えているようだ。
この世界には文明があり、
少しずつ進化をたどっているようだ。
僕はとりあえず、桶に水を入れることにする。
驚いたことに常時お湯がでるようだ。
たしかこの宿屋の天井からひたすら煙がでていた。
ということは常時薪を燃やしているのだろう。
すごい宿屋に来てしまったものだ。
僕はマントや衣服を着替える。
大き目のバッグを身に着けており、そこから着替えの衣服を取り出して、ベッドに畳んでおく。
ゴブリンたちは初めてのベッドできゃっきゃと騒ぎ。
「3人ともあまりはめをはずすなお前たちがゴブリンだとばれたら何もかもぱぁだぞ」
「わかってるよ」
「このベッド食えるのか?」
「ザバングザバング」
僕は頭をぽりぽり掻きつつ。
「カナードネ、風呂ができた入ってこい」
「風呂ってなに?」
それ以前の問題だった。
「いいか風呂ってのは体を温めるものでな、体の健康をよくしてくれる。とても大事なものなんだ、人間は昔から風呂という文化があったんだが、ゴブリンにはなかったようだな」
「大抵私たちは泉や川の水で体を洗ったりするの、大抵はつめたいものよ」
「なら始めての経験でいいんじゃないか?」
「そうね、でもなんで私が最初なの?」
「それは君が女性だからだ。女性は最初にお風呂を入りたがるものらしいと昔先生が祖母が言っていた」
「ふーん、へんなの、べつに主人であるあなたが先に入ってもいいのよ?」
「君が入れ」
「なら遠慮なく」
―――1時間後―――
タオルなどは10枚くらいあったので、大丈夫だろう、
どうやらこの宿屋が常備してくれているものだ。
ほわほわと体中から湯気をほとばしらせながら目がとろんとしているゴブリンであるカナードネが風呂場からでてきて。
「あふううう」
意味の分からないつぶやきを発すると、
いつものシャツとズボンになると、そのまま寝てしまった。
ベッドに吸い込まれるようにして、眠りに入る彼女を見ていると、
どうやらお風呂という初体験はカナードネの価値観を崩したのかもしれない。
「す、すげええ、あのカナードネをふにゃふにゃにしたお風呂とやらはどのくらいすごいのだ」
「お風呂の水って飲んでいい」
「テナンド絶対にのむなよ、カナードネに殺されるぞ」
「そうなんだ、おいしい水だかららカナードネがふにゃふにゃしているわけじゃないんだ」
「それは違うともうぞ」
―――1時間後―――
次はザバングとテナンドがふにゃふにゃになって風呂場から出てきた。
「あふうううううん」
「おふうううううん」
ばたりと次はカナードネのいないほうのベッドに倒れてしまう。
「やっぱり強すぎたか」
僕は3人が上がったあとにお風呂に入ることとした。
お風呂の中のぬくもりを感じながら、
体をなでてみる。
すべすべなどない、
どうやらこの世界には石鹸とかシャンプーとかないみたいだ。
作れるだろうか?
今の僕にそのような知恵はないだろう、
何かのモンスターの副産物で似たようなものをつくればいいのかもしれない。
お風呂からあがって、体をタオルで拭うと。
衣服を着用して、鏡があるので、髪の毛などをセットして、
ドアをあけると、
なぜか窓が開いていた。
ゴブリンたちはベッドにもぐりこんで見えないが。
僕はなんとなく目をそらし、
あるものがないことに気が付く。
「ない、エリクサセットがないぞ」
その時僕はこのヤバースィン王国にいるといわれる怪盗の存在を知ることとなるのだ。
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