村人に転生したら、モンスターと会話できるようになってた。村人ライフしながらモンスター図鑑をつくろう!目指せモンスターキング!!
5話 草刈り指導
今日の天気は最高だ。
晴れ全開になっており、
僕とザバンド君とカナードネちゃんの3名が草刈り部隊に出動している。
そしてテナンド君は食料集めのため、この場にはおりません。
彼はどのような食料を運んでくれるのだろうか。
いつしか僕はそれがとても楽しみな感じになっていた。
ザバンドは鎖鎌を振り下ろして、雑草を両断している。
ひたすらの両断ぶりは、まさに戦士そのものだ。
ここが戦闘する場所なら確かにそれでいい、
だがそれだと雑草の葉っぱの部分ばかりが切除され根っこからとることができない。
「ちょっと集合」
ザバンド君とカナードネちゃんが集まると。
僕は指導するのであった。
「まず鎖鎌だと少し使いにくいかもしれない、錘が邪魔だしね」
「そうですね」
「あの斬り方ではだめだったか?」
「いえいえ、いいんですよ、ただ。雑草は根っこがあればまた増殖します。なので鎖鎌で集めつつも根っこを引っ張って、その根っこはスライム小屋にスパーキングしてください」
「質問があります。スパーキングとはどういう意味ですか?」
「思いっきり投げることです」
「なるほどであります」
「でも雑草も食べるのかしら? スライムさんたちは」
「「「「たべたーい」」」」
「恐ろしい地獄耳だな」
スライムたちの帰ってきた言葉に僕らは驚きつつも。
第2ラウンドを始めることに、
僕たちは無我夢中で鎖鎌を使いまくった。
雑草とその根っこはスライムに食われて、スライムの元となってしまう。
これこそが循環型農業というやつだ。
―――それから1週間が経過した―――
僕とザバンド君とテナンド君とカナードネちゃんのおかげで、色々と準備が整った。
まず畑は雑草取りを2日前に終えることに成功していた。
畑の広さは札幌ドームくらいはあるだろうか。
それだけの広さをたった4名でやり通した。
スライムの元と呼ばれる肥料もばらまくことに成功した。
恐ろしいのは土が肥料を吸い込むとあっという間に土が肥えてきたではないか、
今僕の目の前に広がる畑は、
完全に熟成されており、
どんな作物でも大丈夫そうなのだ。
さすがに何回も同じ作物は無理だろう、連作といういろいろな壁があるからだ。
テナンド君が走りに走って集めた作物でまず試してみることにするトップスリーをみんなで相談したりした。
「じゃじゃん、トップワン=アカモロコシ トップツー=ヤママメ トップスリー=メトメ」
その場にいるテナンドだけが思いっきり拍手している。
テナンドにはたくさんの毒物を食べさせた。
これは決して虐待ではないが、
毒の野生の作物がわかって、勉強にもなったし、山菜にいたっては少しハードルが高そうなので、保留にしておいた。
この三種類はカナードネちゃんが料理した中でめちゃくちゃうまかった。
アカモロコシはトウモロコシの赤いやつだ。粒はとてつもなく堅いのだが、つぶすと、中からめちゃくちゃ甘い汁がでるのだ
ヤママメは枝豆みたいなやつで、山のように盛り上がっており、別名おっぱい豆。これをいうとカナードネちゃんが不機嫌になるのでやめておこう。
メトメはメロンとトマトを合わせたような、野菜なのだが最強な果物みたいなやつ、大きさなトマトなのだが、味はほぼメロン。
「この三種類を育てていこうと思う、おそらくハイスピードでもって1か月後には実ができているだろう、だがスライムの元と呼ばれる肥料がどれくらいすごいのか、誰も予想はできない、恐ろしい結末いならないことを祈ろう」
「そうですよ、そして僕の出番ですね」
「その通りだ。ザバンド君」
ザバンド君には2つのスキルがある【農作業】と【種製作】というものだ。
確かにザバンド君の農作業スピードは僕の3倍はあるだろう、
やり方とコツを掴めば化ける。
それが判明したのだ。
「種製作の発動の仕方イメージだけで言ってみてくれ」
「うん、僕のイメージだと、その野菜の種を小さい箱にいれて、何回か降って、中を見ると10倍になっているんだ」
「なるほどなぁ、じゃあ、まずはアカモロコシからやってみよう」
「うん!」
―――3時間後―――
「なぁザバンド君、お前これすごすぎる能力だぞ」
「そそかな、まさかこんなことには」
「あはっはあ、ザバンド君はいつも突飛だから」
「俺お腹すいたぞ、この種食えるか」
「「「食うなぼけ」」」
3人がはもると、
ザバンド君は小さい箱に種をアカモロコシの種を一個おくと振ったのだが、
次の瞬間には10個になり、次の瞬間には100個になり、次の瞬間には10000になっていた。
そのありえない量の種で、
「これ種だけの商売もいけんじゃねーか」
僕の商売魂がうずきだした。
「なんだろう農作業のイメージもついてきてるから、種植えも任せて、アカモロコシの種植えの仕方がまるで頭の中に映像として送られてくるんだ。タダヒロさんもカナードネちゃんもテナンドも頑張ろう」
その場にいる全員がにこりとうなずいていた。
それからみんなでひたすら札幌ドームくらいの大きさの畑に種まきをしていった。
ときたまテナンド君が種を食べるので、
僕がチョップすると泣きわめいて逃げたり、
逃げながら種まきするというめちゃくちゃなことをするので、こちょこちょで捕まえたり。
一応僕は高校生なのだが、
まるで幼稚園の先生になったみたいだった。
かくしてその日にアカモロコシ、ヤママメ、メトメの種まきが終わり、
水はほぼ雨に任せるとした。
かくして畑仕事はひと段落終えたはずだったのだ。
次の朝、信じられない畑を見るまでは。
晴れ全開になっており、
僕とザバンド君とカナードネちゃんの3名が草刈り部隊に出動している。
そしてテナンド君は食料集めのため、この場にはおりません。
彼はどのような食料を運んでくれるのだろうか。
いつしか僕はそれがとても楽しみな感じになっていた。
ザバンドは鎖鎌を振り下ろして、雑草を両断している。
ひたすらの両断ぶりは、まさに戦士そのものだ。
ここが戦闘する場所なら確かにそれでいい、
だがそれだと雑草の葉っぱの部分ばかりが切除され根っこからとることができない。
「ちょっと集合」
ザバンド君とカナードネちゃんが集まると。
僕は指導するのであった。
「まず鎖鎌だと少し使いにくいかもしれない、錘が邪魔だしね」
「そうですね」
「あの斬り方ではだめだったか?」
「いえいえ、いいんですよ、ただ。雑草は根っこがあればまた増殖します。なので鎖鎌で集めつつも根っこを引っ張って、その根っこはスライム小屋にスパーキングしてください」
「質問があります。スパーキングとはどういう意味ですか?」
「思いっきり投げることです」
「なるほどであります」
「でも雑草も食べるのかしら? スライムさんたちは」
「「「「たべたーい」」」」
「恐ろしい地獄耳だな」
スライムたちの帰ってきた言葉に僕らは驚きつつも。
第2ラウンドを始めることに、
僕たちは無我夢中で鎖鎌を使いまくった。
雑草とその根っこはスライムに食われて、スライムの元となってしまう。
これこそが循環型農業というやつだ。
―――それから1週間が経過した―――
僕とザバンド君とテナンド君とカナードネちゃんのおかげで、色々と準備が整った。
まず畑は雑草取りを2日前に終えることに成功していた。
畑の広さは札幌ドームくらいはあるだろうか。
それだけの広さをたった4名でやり通した。
スライムの元と呼ばれる肥料もばらまくことに成功した。
恐ろしいのは土が肥料を吸い込むとあっという間に土が肥えてきたではないか、
今僕の目の前に広がる畑は、
完全に熟成されており、
どんな作物でも大丈夫そうなのだ。
さすがに何回も同じ作物は無理だろう、連作といういろいろな壁があるからだ。
テナンド君が走りに走って集めた作物でまず試してみることにするトップスリーをみんなで相談したりした。
「じゃじゃん、トップワン=アカモロコシ トップツー=ヤママメ トップスリー=メトメ」
その場にいるテナンドだけが思いっきり拍手している。
テナンドにはたくさんの毒物を食べさせた。
これは決して虐待ではないが、
毒の野生の作物がわかって、勉強にもなったし、山菜にいたっては少しハードルが高そうなので、保留にしておいた。
この三種類はカナードネちゃんが料理した中でめちゃくちゃうまかった。
アカモロコシはトウモロコシの赤いやつだ。粒はとてつもなく堅いのだが、つぶすと、中からめちゃくちゃ甘い汁がでるのだ
ヤママメは枝豆みたいなやつで、山のように盛り上がっており、別名おっぱい豆。これをいうとカナードネちゃんが不機嫌になるのでやめておこう。
メトメはメロンとトマトを合わせたような、野菜なのだが最強な果物みたいなやつ、大きさなトマトなのだが、味はほぼメロン。
「この三種類を育てていこうと思う、おそらくハイスピードでもって1か月後には実ができているだろう、だがスライムの元と呼ばれる肥料がどれくらいすごいのか、誰も予想はできない、恐ろしい結末いならないことを祈ろう」
「そうですよ、そして僕の出番ですね」
「その通りだ。ザバンド君」
ザバンド君には2つのスキルがある【農作業】と【種製作】というものだ。
確かにザバンド君の農作業スピードは僕の3倍はあるだろう、
やり方とコツを掴めば化ける。
それが判明したのだ。
「種製作の発動の仕方イメージだけで言ってみてくれ」
「うん、僕のイメージだと、その野菜の種を小さい箱にいれて、何回か降って、中を見ると10倍になっているんだ」
「なるほどなぁ、じゃあ、まずはアカモロコシからやってみよう」
「うん!」
―――3時間後―――
「なぁザバンド君、お前これすごすぎる能力だぞ」
「そそかな、まさかこんなことには」
「あはっはあ、ザバンド君はいつも突飛だから」
「俺お腹すいたぞ、この種食えるか」
「「「食うなぼけ」」」
3人がはもると、
ザバンド君は小さい箱に種をアカモロコシの種を一個おくと振ったのだが、
次の瞬間には10個になり、次の瞬間には100個になり、次の瞬間には10000になっていた。
そのありえない量の種で、
「これ種だけの商売もいけんじゃねーか」
僕の商売魂がうずきだした。
「なんだろう農作業のイメージもついてきてるから、種植えも任せて、アカモロコシの種植えの仕方がまるで頭の中に映像として送られてくるんだ。タダヒロさんもカナードネちゃんもテナンドも頑張ろう」
その場にいる全員がにこりとうなずいていた。
それからみんなでひたすら札幌ドームくらいの大きさの畑に種まきをしていった。
ときたまテナンド君が種を食べるので、
僕がチョップすると泣きわめいて逃げたり、
逃げながら種まきするというめちゃくちゃなことをするので、こちょこちょで捕まえたり。
一応僕は高校生なのだが、
まるで幼稚園の先生になったみたいだった。
かくしてその日にアカモロコシ、ヤママメ、メトメの種まきが終わり、
水はほぼ雨に任せるとした。
かくして畑仕事はひと段落終えたはずだったのだ。
次の朝、信じられない畑を見るまでは。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
4
-
-
22803
-
-
0
-
-
24251
-
-
15254
-
-
141
-
-
439
-
-
2
-
-
1168
コメント