【異世界転生、いぢめられっ子だった俺に人生最大のモテ期襲来、でも、俺女の子になってます!エチエチな事がしたい一心で魔王を倒す事にしました(旧名ガンスリンガー)】

島風

第14話 エルアラメインのドラゴンと再会

俺は1週間位客を何人かとって、かなりの金を手に入れた

 市場で保存食など必要品を買い求めた

 そして、エルアラメインの王城に行った

 俺はアルナロックの王発行の身分証明書を持っていた

 それで以外とあっさりと王に面会できた

 そしてエルアラメインの試練の塔の挑戦の許可を得る

 試練の塔への挑戦は簡単に許可してもらえた

 場所も騎士が2名案内してくれる事になった

☆☆☆

早速俺はエルアラメインの試練の塔に向かおうとしたが、

 案内の騎士から、予期せぬ情報をもらった

「そう言えば、昨日勇者達のパーティも来たのですが、

 あなたは何故一人で行動しているのですか?」

「勇者達?」

「ええ、島村という勇者が昨日来て

 同じ様に試練の塔への挑戦を王に願い出たのです」

「私は少し彼らと意見が合わず、別行動なんです」

俺はもう、自分の一人称を私に変えていた。ややこしいからだ

「そうですか、救世主様も色々あるのですね」

「島村達はもう試練の塔に向かったのですか?」

俺は聞いた。鉢あわせは避けたい

「いえ、彼らは先月からこの王都『ハイデルベルク』付近に住み着いた

ドラゴン討伐に騎士団と向いました

「ドラゴン?」

「はい、5m位のレッドドラゴンです

 騎士団だけでは心もとないので」

「私をそこへ連れて行ってください」

俺は頭に南が浮かんだ

 島村達はドラゴンの事を知らない

 返り討ち遭う可能性が高い

 南を助けたい。他の奴はどうでもいいが

「「わかりました」」

騎士達は急遽行先を変更した。馬を用意して乗せてくれた

 2時間程馬で飛ばすと騎士団に合流できた

 騎士団長に面会を求める

「あなたは?」

「救世主の一人、高野といいます。島村達は」

「救世主の方か、仲間を放って置けないのですね」

「はい。手伝わせてください」

「既に30分前から交戦中です

 我ら騎士団の精鋭も参加しています」

「すぐに連れて行ってください」

騎士団長は戦いの場に俺を連れて行ってくれた

「こ、これは!」

騎士団長が驚いた声を出す

 ドラゴンと島村達、騎士団が闘っている

 だが、既に騎士が何人か死んでいる

 やはり戦力を見誤ったか......

 島村達は苦戦している。既に大怪我もしていた

 おそらく、南の回復魔法も魔力が尽きたのだろう

 このままでは全滅する

 俺はドラゴンに立ち向かった

「えっ!」

騎士団長の声が一瞬聞こえた

 俺は『瞬間移動』でドラゴンの前まで移動した

 ちょうど、須田がブレスを浴びるところだった

「ひ、ひー」

何故そんな事をしたのか自分でもわからなかった

 須田は放っておけば死んだ。だが、俺は助けてしまった

 ドラゴンのブレスを『魔力盾』で受ける

「高野、な、なんで俺を......」

須田が俺に問い掛ける

 俺にもわからん。気まぐれだ

 だが、俺は須田を見た

 冷たい目で見下した

「ひ、ひー」

須田は俺の冷たい目に恐怖を感じた様だ

「な、た、高野!」

島村が俺に気がついた

「高野君、生きてたんだ。良かった」

南の懐かしい声

「みんな退避しろ」

俺は命令した

「そんな一人にできない」

島村が甘っっちょろい事を言う

「足でまといだ」

「な、そんな」

俺は魔法を唱えた。ドラゴンはレッドドラゴン、火竜だ

 当然、氷系の攻撃魔法だ

「冷気よ 時が止まりしものよ 命の根元たる水より 

 盟約の言葉により 我が手に集いて力となれ『フリーズブリッド』」

俺は既に火と水属性の攻撃魔法を習得していた

 アルナロックの勇者のアドバイスに従った為、威力は格段大きい

 火竜は身悶えた。かなり、魔力障壁は削れた筈だ

 そこへ『跳躍』、そして『空間跳躍』

 俺は倉庫から短剣を出した。そして

『斬』

ドラゴンの首が落ちる

 大きな音、ドラゴンが倒れる音だ

「す、凄い」

ドラゴンを倒すと俺はさっさと試練の塔に向かおうとした

 だが、俺を呼び止める者がいた

 南だった

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