END OF THE WORLD

さいぞう

七話

かかってこいよ。
化けもんよお。










あなた。
何の武器もなく?素手で?












ああ。見ての通りだ。
お前は強いな。

見たらわかるさ。それくらいな。

冥土の土産に教えてくれよ?
弱点は、あるのか?












まあ、もう死ぬのだからねえ。
教えてあげてもいいかなあ。

私は、この太い尻尾だねえ。

少しでも傷つけられたら、ダメねえ。

お前に出来ればなああ!












異国の鬼は、親切だな。

ほう。立派な尻尾だ。
感謝するよ。スブブゥ…












あ!ああああぁぁ…

おまあえ…ああああぁぁががが…










あ?これは鎌って物だ。
百姓なら誰もが腰に挿してるもんだ。

これは武器じゃねえよ。
大事な土地の面倒を見る道具だ。

草を刈り、稲を刈り…


てめえの汚ねえ尻尾を斬るもんじゃねえんだよ。ボケが。



さよなら。
カス野郎。

話し方が気持ち悪いぞ?てめえ…

人間ナメんなよ?クソが。


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