END OF THE WORLD

さいぞう

四話


あなた…
話す事も封印されてますわね。


代わりに、その猫って訳ですか。

こんな事する悪魔は一人だけですよ。

誰かはいずれ知るはず…
私が言う必要もありませんね。

では猫を介して、教えてください。














何を勘違いしている。
俺は話せる。

お前ら魔族を信用していないだけだ。














あら。
私の勘違いかしら。

でも…
人間ではないですわね?

その猫も、私と同じ匂いがしますけど…















そういうお前も、雌犬だろう?

何のつもりで人間の女を気取ってんのかは知らねえがな。

姿形で判断するなら、お前にもしてやろう。















え…
わ…私はただ…

気分を害したなら、謝りますわ。


あと…
魔族ではないですわよ…

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