日常【BL】

Motoki-rhapsodos

しづこころなく 21

「究極の選択。俺かお前、どちらか1人しか助からないとしたら、どっちを選ぶ?」

とぼけたような真顔で問う。2人で「んー」と唸った後、ほぼ同時に答えを出した。

「俺」

「ジャンケン」

顔を見合わせ、プッと笑う。

明日にはもう無い『散りゆく桜』だけが知っている、結構マジな俺達の戯れ。

――ま。恨みっこなしってコトで。





          

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