一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...
初ライブ 2
「ただいま」 
「おかえり」
わたしと加奈の、心から安らぐ場所。
『ただいま』と『おかえり』が言い合える、それがどれだけ胸の奥を温めることかをわたし達は知っている...なぜなら本当の『孤独』を知っているから...
リビングには、明日私の衣装の候補が、足の踏み場もない程に散乱していた。
「うわぁ...いっぱい散らかしたねぇ加奈ぁ...」
「やっぱり来蘭に着せてみないと決まらないわ...ちょっと早くこっち来て!まずこれ着てみて」
ワンピース、スキニーブラックジーンズ、ビスチェ、網タイツ、ライダース...などなど、着せ替え人形のごとく、着たり脱がされたり...
「やっぱり来蘭は、ゴスロリのブラックレースのワンピースの重ね着が1番かわいい!もちろん網タイツも履くのよ?マーチンのブーツに、赤のライダース着よう!」
加奈のセンスを信頼して、わたしは一切口出しはしなかった。ただ...網タイツだけはちょっと恥ずかしかったけど...
衣装が決まったなら次はヘアメイクだ!と、メイクをされているうちに、ウトウトと寝てしまった...
「来蘭、完成したよ」
加奈の声で目を覚ますと、そこには別人のようなわたしが映っていた...
「これ、誰?...加奈、魔法でもかけたの?」
「これは紛れもなく来蘭だよ...来蘭はこんなに美しいんだよ。いい?だから明日は自信持ってステージに立つんだよ?」
「加奈、わたしあのバンドでてっぺん目指そうと思ってる!加奈も一緒に連れてくから!だからわたしの側でその魔法をかけていて!」
加奈は両手で顔を覆って泣きながら、何度も頷いた。そして、涙を拭いながら
「来蘭のためなら、いくらでも魔法かけてあげるよ、任せといて!あたしももっと魔法の腕磨くし!」
「加奈、これ明日のライブのチケット。
見に来て。誰よりも加奈に見て欲しいの。」
「分かった。来蘭の夢への第一歩、見届けにいくよ」
「おかえり」
わたしと加奈の、心から安らぐ場所。
『ただいま』と『おかえり』が言い合える、それがどれだけ胸の奥を温めることかをわたし達は知っている...なぜなら本当の『孤独』を知っているから...
リビングには、明日私の衣装の候補が、足の踏み場もない程に散乱していた。
「うわぁ...いっぱい散らかしたねぇ加奈ぁ...」
「やっぱり来蘭に着せてみないと決まらないわ...ちょっと早くこっち来て!まずこれ着てみて」
ワンピース、スキニーブラックジーンズ、ビスチェ、網タイツ、ライダース...などなど、着せ替え人形のごとく、着たり脱がされたり...
「やっぱり来蘭は、ゴスロリのブラックレースのワンピースの重ね着が1番かわいい!もちろん網タイツも履くのよ?マーチンのブーツに、赤のライダース着よう!」
加奈のセンスを信頼して、わたしは一切口出しはしなかった。ただ...網タイツだけはちょっと恥ずかしかったけど...
衣装が決まったなら次はヘアメイクだ!と、メイクをされているうちに、ウトウトと寝てしまった...
「来蘭、完成したよ」
加奈の声で目を覚ますと、そこには別人のようなわたしが映っていた...
「これ、誰?...加奈、魔法でもかけたの?」
「これは紛れもなく来蘭だよ...来蘭はこんなに美しいんだよ。いい?だから明日は自信持ってステージに立つんだよ?」
「加奈、わたしあのバンドでてっぺん目指そうと思ってる!加奈も一緒に連れてくから!だからわたしの側でその魔法をかけていて!」
加奈は両手で顔を覆って泣きながら、何度も頷いた。そして、涙を拭いながら
「来蘭のためなら、いくらでも魔法かけてあげるよ、任せといて!あたしももっと魔法の腕磨くし!」
「加奈、これ明日のライブのチケット。
見に来て。誰よりも加奈に見て欲しいの。」
「分かった。来蘭の夢への第一歩、見届けにいくよ」
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コメント
来亜子
加奈の魔法(ヘアメイクテクニック)が、来蘭の運命を変えて行く...
ノベルバユーザー427233
加奈の化粧=メイク 技術=テクニックが未蘭の美しさを際立たせてるね。