一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...
歌姫 来蘭 4
火照った顔を手で扇いでいると、入口が開いて優輝くんが入って来た。
走って来たようで、息を切らしている。
「お!早かったなー優輝ー」
「居てもたってもいられなくて、先輩たちに頭下げて走ってきた!
来蘭ちゃんに内緒で練習してきたのを早く聞かせたいし、来蘭ちゃんのベースと歌が合わさったのも早く聞きたくて!」
もう優輝くんは興奮MAXだ。
「ち、ちょっと待って!
少し練習させてー!」
半べそになって叫んだ。
我に返る3人
「ごめん来蘭ちゃん、先走りすぎた」
慌てて謝る優輝くん
「じゃあまずは俺たち3人の演奏披露しちゃう?」
陽介くんがおどける
よし!と、3人はセッティングを始めた。
陽介くんはどんな音を出すのだろう...
優輝くんはどんなアレンジを施したのだろう...
そして、そうちゃんはどんなドラムを叩くのだろう...期待に胸が踊った。
曲が始まる。
歪んだギターの不協和音
救いようのない世界観
あの優輝くんのデモを初めて聞いた時の衝撃が蘇る。
逃げ場はなく、安らぎもない
世界は暗闇
やけにディレイのエフェクトをかけたピアノの音が、地下に滴る水滴の音のようで心地がいい
ミディアムテンポを刻むハイハット
ドラムが曲調の変化を合図する
ギターの音色がクリーンになり、ストリングスが広がりを表現する
テンポの緩急、音の緩急、すべてをドラムが掌握していた。
最後のシンプルなピアノがまた、感情を揺さぶる。最後の1音まで素晴らしかった。
走って来たようで、息を切らしている。
「お!早かったなー優輝ー」
「居てもたってもいられなくて、先輩たちに頭下げて走ってきた!
来蘭ちゃんに内緒で練習してきたのを早く聞かせたいし、来蘭ちゃんのベースと歌が合わさったのも早く聞きたくて!」
もう優輝くんは興奮MAXだ。
「ち、ちょっと待って!
少し練習させてー!」
半べそになって叫んだ。
我に返る3人
「ごめん来蘭ちゃん、先走りすぎた」
慌てて謝る優輝くん
「じゃあまずは俺たち3人の演奏披露しちゃう?」
陽介くんがおどける
よし!と、3人はセッティングを始めた。
陽介くんはどんな音を出すのだろう...
優輝くんはどんなアレンジを施したのだろう...
そして、そうちゃんはどんなドラムを叩くのだろう...期待に胸が踊った。
曲が始まる。
歪んだギターの不協和音
救いようのない世界観
あの優輝くんのデモを初めて聞いた時の衝撃が蘇る。
逃げ場はなく、安らぎもない
世界は暗闇
やけにディレイのエフェクトをかけたピアノの音が、地下に滴る水滴の音のようで心地がいい
ミディアムテンポを刻むハイハット
ドラムが曲調の変化を合図する
ギターの音色がクリーンになり、ストリングスが広がりを表現する
テンポの緩急、音の緩急、すべてをドラムが掌握していた。
最後のシンプルなピアノがまた、感情を揺さぶる。最後の1音まで素晴らしかった。
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コメント
来亜子
ほんとだ!
ご指摘ありがとうございます!
訂正しました。
ノベルバユーザー427233
1箇所ピアノのって言葉の部分がビアノになってましたよ。