一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...
歌姫 来蘭
「来蘭ちゃん!」
優輝くんが嬉しそうに駆け寄って来る。
「優輝くん!今の曲のアレンジすごい良かったよ!イントロとアウトロに入れたアルペジオが効いてた!」
「でしょ!!来蘭ちゃんは僕の1番聞かせたいと思ったとこちゃんと聞いてくれるもんなー!さすがだよね!」
「わたしは、私の耳に入って来た音を聞いてるだけだよー」
「その感性がすごいって言ってるんだよー!
あ、そうだ、あの曲の詞、書き上がった?」
「だいたい出来たよ!
サビのフレーズはまだ決め兼ねてるとこはあるんだけどね...」
「実はさ、今週末の先輩たちのライブでさ、僕たちも1曲だけやらせてもらえそうなんだよ!」
「え?」
絶句してしまったわたしの顔の前に手をワイパーさせる優輝くん
「だからあと5日で、あの曲完成させるよ!!」
「ちょ、ちょっと待って!演奏の方だってまだ...」
って言ったら、そうちゃん、陽介くん、優輝くんが3人揃ってふふんと笑った。
「奏太んちのガレージで、来蘭ちゃんに内緒で曲作りと練習してたんだよ。ベースラインは廣瀬先輩が来蘭ちゃんが歌いながら弾きやすいように作ってくれたんだ!」
そう言ってベース譜を手渡された。
その譜面を目で追う...
ルート弾きをベースにしてあるけど、ちょっとクセのあるフレーズとか、廣瀬先輩節が随所に絶妙に散りばめられてて、でも決して難しくないようにって配慮されてる...
なんか胸がいっぱいになって、廣瀬先輩が沢山のエフェクターが並ぶエフェクターボードを足でカチカチと弄りながら音作りをする背後に歩み寄り、黙って抱きついた...
驚いた廣瀬先輩が
「うわっ!びっくりした!なんだよ来蘭!どうした!?」
と叫んだ。
「これ、ありがとう..,」
抱きついたまま言った。
「ああ、それか!」
いつもの廣瀬先輩の顔して、わたしの頭をわしゃわしゃしながら
「あと5日で弾けるようにしろよ?
それ弾きながら歌うんだからな?
死ぬ気でやれ!」
優しいけど厳しい
厳しいけど優しい
廣瀬先輩大好きだ!
「がんばる!!」
そう言って顔を上げた。
優輝くんが嬉しそうに駆け寄って来る。
「優輝くん!今の曲のアレンジすごい良かったよ!イントロとアウトロに入れたアルペジオが効いてた!」
「でしょ!!来蘭ちゃんは僕の1番聞かせたいと思ったとこちゃんと聞いてくれるもんなー!さすがだよね!」
「わたしは、私の耳に入って来た音を聞いてるだけだよー」
「その感性がすごいって言ってるんだよー!
あ、そうだ、あの曲の詞、書き上がった?」
「だいたい出来たよ!
サビのフレーズはまだ決め兼ねてるとこはあるんだけどね...」
「実はさ、今週末の先輩たちのライブでさ、僕たちも1曲だけやらせてもらえそうなんだよ!」
「え?」
絶句してしまったわたしの顔の前に手をワイパーさせる優輝くん
「だからあと5日で、あの曲完成させるよ!!」
「ちょ、ちょっと待って!演奏の方だってまだ...」
って言ったら、そうちゃん、陽介くん、優輝くんが3人揃ってふふんと笑った。
「奏太んちのガレージで、来蘭ちゃんに内緒で曲作りと練習してたんだよ。ベースラインは廣瀬先輩が来蘭ちゃんが歌いながら弾きやすいように作ってくれたんだ!」
そう言ってベース譜を手渡された。
その譜面を目で追う...
ルート弾きをベースにしてあるけど、ちょっとクセのあるフレーズとか、廣瀬先輩節が随所に絶妙に散りばめられてて、でも決して難しくないようにって配慮されてる...
なんか胸がいっぱいになって、廣瀬先輩が沢山のエフェクターが並ぶエフェクターボードを足でカチカチと弄りながら音作りをする背後に歩み寄り、黙って抱きついた...
驚いた廣瀬先輩が
「うわっ!びっくりした!なんだよ来蘭!どうした!?」
と叫んだ。
「これ、ありがとう..,」
抱きついたまま言った。
「ああ、それか!」
いつもの廣瀬先輩の顔して、わたしの頭をわしゃわしゃしながら
「あと5日で弾けるようにしろよ?
それ弾きながら歌うんだからな?
死ぬ気でやれ!」
優しいけど厳しい
厳しいけど優しい
廣瀬先輩大好きだ!
「がんばる!!」
そう言って顔を上げた。
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