一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...

来亜子

デート(横浜) 2

外は夕闇が迫り、綺麗なセピア色に染まり始めていた...

「来蘭、赤レンガ倉庫の方いってみようか?」

「うん!行ってみよう!」

手を繋いで歩きながら、あの観覧車はまた今度来て乗ろうね、とか
ランドマークタワーにも今度行こうね、とか
中華街で食べ歩きデートもいいね、とか...
いつくものデートの約束をした。

赤レンガ倉庫に着いた頃には、すっかり暗くなっていて、温かみのあるライトに照らされた赤レンガ倉庫はとてもロマンチックで、海の向こうに見えるベイブリッジもすごく素敵だった。

俺たちは、ベイブリッジがよく見えるベンチに腰を下ろした。

「素敵すぎて言葉が出ないね...なんか大人のデートみたい...」
景色を見ながら来蘭が言う
その横顔がとても綺麗で、少し見惚れてしまった。

「来蘭?こっち向いて...」

ゆっくりと俺の方を向く来蘭を引き寄せて、唇を重ねた...
何度も何度も唇を合わせるうちに、少し息が上がった来蘭の口が少し開いた...
俺は
「大人のKissしよっか...」
と囁いて、少し激しい大人のkissをした...
唇を離すと、来蘭はトロンとした顔をして、身体の力が入らなくなって、俺に身体をあずけて言った
「こんなkissずるい...」

俺はフニャりとした来蘭を抱きしめて
「俺をこんなに惚れさせた来蘭がいけない」
って、おでこにkissしながら囁いた。



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