一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...

来亜子

軽音楽部 3

「で?なに歌える?カラオケで歌う曲とかでいいよ?この人たち、知ってる曲ならだいたい演奏出来るから」
と笑う吉井先輩

困惑してそうちゃんと陽介くんを見ると、2人がやってみなとばかりに頷いた。

「カラオケ...歌える曲...あ、じゃあ...YURIのストロベリーをお願いします...」

「あー!知ってる知ってる!」
と、演奏陣3人が頷く


ドラムがカウントを入れてイントロが始まる
生演奏の音の圧に、おなかの底がぞわぞわするような感覚を覚える。
緊張とワクワク感とで、浮いてるような感覚に陥りながら、マイクを構えて歌いはじめた。

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