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あらすじ
1/26【プロローグ 3352年 ダンジョウ編】更新
地球からは見えない遠い銀河の惑星系――
美しく輝く恒星……海陽を中心とした海陽惑星系で生きる歴史学者トーマ・タケダは近代史最大の謎を調査していた。
海陽系最後の戦争と呼ばれるラヴァナロス最終戦争が集結して78年。
それは海陽系7割を支配していた星間連合帝国が崩壊してからの年月であり、現在の海陽連邦政府が世界を統治し始めた年月でもある。
どのような戦争にも多くの謎が残るものでこのラヴァナロス最終戦争も例外ではない。
そしてこの戦争にはもっとも著名な2つの大きな謎が残されていた。
1つは帝国最後の皇帝ダンジョウ=クロウ・ガウネリンの変心。
ダンジョウ=クロウ・ガウネリンは凡才として生まれながら、民衆からの支持によって賢兄から皇位を簒奪した稀有な皇帝である。
彼は民を愛し隣国とも友好な関係を築き上げ、正に賢帝として世界中から慕われていた。
しかし、彼はやがて民衆を徹底に管理する暴君となり、多くの反乱因子を生み出し帝国崩壊の道筋を歩み始めるのだ。
もう1つの謎が連合軍を率いた謎の人物。
暴走する帝国に対してローズマリー共和国、神栄教民主国、フマーオス公国の3国が一堂に会した皐会談において3国は同盟を結び、連邦協定を締結する。
そして彼らは連合軍として帝国を打ち破り海陽連邦政府が誕生するのだ。
しかし、この3国も元は敵対する国家だった。
そんな3国を結び付ける結果となった皐会談の立役者がいるとまことしやかに囁かれていたのだ。
事実、現存する最古の連合軍名簿欄には、名だたる名前を差し置いて筆頭の位置には不自然な空欄のマスが残っている。そして最新技術で復元すると、そのマスには何者かによって名前が消された記録が残っていたのだ。
連合軍を結束させた人物は何故消えたのか?
そして賢帝と崇められたダンジョウ=クロウ・ガウネリンはなぜ暴君となったのか?
様々な人間の感情が交差するSF大河。
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