【ガンスリンガー いじめられっ子だった俺が銃で活躍する話、しかも、幼馴染と両思いな事がわかってハッピー、でも、俺女の子になってます】

島風

第7話 第3階層攻略と休息の間

俺達は休息の間で一泊して疲れを癒すと、

 先へ進んだ。休息の間の近くに下に降りる階段がある 

 階段の近くに魔法陣がある、

 それがおそらくこの階の宝物がもらえる場所だ

 試練の塔の2階がそういうパターンだった

 魔法陣の真ん中に立つと魔法陣が輝き出した

 そして俺達を光が包む

「何が起きたんだろう」

「おい、お前に右手に紋章が!」

「西野にも」

俺達の手の甲に紋章が描かれた。そして、感じる

「感じるか?」

「うん、これ、多分、魔法の結界だ」

俺達はイービルアイの様な『魔法防御』の結界を手に入れた

多分、俺達は少し位の物理攻撃や魔法攻撃は効かなくなっている筈だ

「このダンジョンの階のボスを倒すと、

 そのボスの特性がもらえるという事かな?」

「多分、そうだ」

「次は、もうちょっと効率のいい魔法がもらえるといいな」

「そうだといいんだが」

二人で階段を降りる

 降りる前にもちろんゴーレム隼で偵察は済ませてある

 次の階はキラーラビットだらけだった

「本当にキラーラビットだけなのか?」

「本当だよ。他の魔物は見つからなかった」

「じゃ、簡単なんだ」

西野は後悔した。自分の発言を......

 キラーラビットは攻撃力も防御力も弱い魔物だった

 だが、俊敏で、倒すのは骨が折れる

 西野はキラーラビットとまともに戦った事が無かった

 彼の得意武器、弓は、キラーラビットとは相性が悪すぎた

 だから、初めて剣でキラーラビットと戦って、疲労が蓄積した

 かくゆう俺も同じ様な状態だ。最初は魔法の弾丸で倒すつもりだったが、

 俺の腕でも当たらない。結局、短剣で戦う様になった

 『瞬歩』で距離を詰め、短剣で倒す、西野はそれが剣

 二人共魔法がこもった剣の威力は感じていたが、

 とにかく、この階はキラーラビットの数がめちゃくちゃ多かった

「ぜーゼー

 まだか、休息の間は」

西野が疲れた声をだす。無理も無い、慣れない剣での戦闘を延々と5時間は行っていた

 俺だって、十分疲れていた。西野との差は慣れだけだ

 俺は元々短剣で戦っていたのだ

「次の部屋を抜けたら休息の間だよ」

「ようやくか!」

「その前にキラーラビットが10匹待っているけどね」

西野は無言になった

 次の部屋でキラーラビットと死闘を演じた

 俺たちは魔力防御のおかげでほとんど怪我をする事は無かった

 しかし、戦いの疲労は半端では無かった

 ただ、虚しく激しい運動をした様な感じだ

 ようやくキラーラビット10匹目を倒して、俺たちは先に魔法陣に進んだ

 前回は俺が気を失ったから早々と休息の間に逃げ込む事になったが、

 今回は少し、余裕があった

 魔法陣に進むとやはり光が俺達を包み、手の甲の紋章が更に広がった

「これ」

「多分、あれだ」

俺は試しに跳躍した、キラーラビットの様に、そして空間を蹴って跳躍の軌道を変えた

 西野も面白そうにやっていた

「これ、面白いな!」

「うん、面白い」

俺達が新しく手に入れたユニークスキルは『跳躍』と『空間跳躍』だった

 『跳躍』は人間の10倍以上の跳躍を可能とする。

 更に『空間跳躍』は飛んでいる最中、空間を蹴って、軌道を変える事ができる

 今、単純に遊んでいるが、この跳躍すれば、

 まず魔法や剣は避けられる。かなり使えるユニークスキルだ

 ひとしお遊んだ後、俺達は休息の間に進んだ

 休息の間で俺達はまた一泊する事にした

「シャワーが浴びたい」

「ああ、俺もだ」

二人とも汗だくだった。だが、この休息の間にシャワーなんてものは無い

「はー、お前は女の子だから、あまり匂わないからいいだろうけど、

 俺なんか凄い臭くなってるぞ」

「俺だって、すんごい臭くなってるよ」

「いや、全然匂わんけど」

「匂わないでよ」

「匂わないよ。それじゃ流石に変態になる」

なんか気まずくなり、西野が黙って調理を始める

昼はおにぎりだけだったから、ようやくちゃんとした物が食べれる

「なあ、西野、聞いていいか?」

俺は西野にしかできない質問をした

西野は言って見れば俺に近い存在だ

 だが、俺と少し違う存在。両者の違いはかなりある

 それは俺が激しく嫌われる人間で、彼は少し嫌われている人間だ

 俺は彼に聞いてみたかった事があった

「俺、なんで、こんなに嫌われるんだろう」

「それは簡単な事だよ。お前、空気読めないから」

「そんなに読めないのかな」

「全然だめだろ。お前、俺以外の人と10分以上喋れるか?」

「無理」

「だろ、普通のリア充は軽く1時間は話せる。島村なんか、

 しょっちゅう南さんと1時間位喋っているそうだ」

「す、凄い」

「彼らは相手の好む会話を提供できるんだ。

 相手を見て、相手を観察して、表情を伺い、

 相手の感情を読む。それが空気を読むって事だ」

「俺、できない。相手が何考えているかなんて全然わからない」

「俺もそうだよ。ただ、激しく相手が怒る事や嫌がる事はどんな事かはわかる」

「どんな事?」

「ミリオタ話やアニオタ話を女の子の前でしたり、

 相手が喋っている間に違う事を話したりする事だ」

「俺、そんなの気にしないでいつも話てた」

「俺も子供の頃そうだった。最近は控える様になった」

「でも、それがそんなにみんなの気分を悪くする事なのかな?

 俺の受けた仕打ちはそんな事の対価だったの?」

「お前のは違う、お前は彼らのプライドを傷つけたんだよ

 島村でさえ、お前を嫌っていた。何故だかわかるか?」

「わからない」

「すごく簡単な事なんだけどな。

 お前、1年の時の中間テストで全科目ほとんど100点だっただろ?」

「う、うん。俺、勉強は子供の頃から好きだったから」

「それが彼らのプライドを傷つけたんだよ

 彼らリア充にとって俺達は下等動物なんだよ

 その根拠の一つが勉強だ。彼らは俺達とは違う、

 その線引きをお前が壊した。あいつらが良く言うだろ?

 俺達は差別はしない、ただ、区別はすると

 結局彼らは自分達が優秀な事を理解して俺達を蔑んでいるんだ

 でも、お前はその彼らの重要な優秀なポイントを犯してしまった

 劣等なお前がテストで100点。お前、学校で勉強した事あるか」

「ないよ。俺、勉強は趣味だから、学校であまり勉強はしない

 ちょっと前まで大学の勉強を家で少ししたけど、

 そんなに勉強しなくても、多分、大学でも100点取れる」

「お前、今から大学の勉強してたのか?」

「じゃ、中学生の時は?」

「高校の勉強を少し」

「お前、天才なんだな。銃の事や軍事の事は多分、

 下手な軍事評論家より詳しいと思ってたけど、そこまでとはな」

「でも、優等生のみんなだって、ほとんど100点じゃ無いか。何故俺はだめなんだ」

「彼らは今、必死に学校で勉強して、家で予習復習して、

 皆とリア充の会話をして優等生をした上で100点近い成績を出してる

 聞いたぞ。お前、テストだけだとあの島村より点数高いんだろ」

「それは知らない」

「事実だと思う。皆、お前がインチキをしてるんだと言っていたからな」

「そんな、俺そんな事しないよ」

「それは俺が良く知っている。お前は正義感が強い。絶対不正なんかしない」

「でも、解らないのは何故彼らは俺をいぢめたんだ

 勉強で負けたんなら、テストで勝てばいいだけじゃ無いか」

「それが簡単にできる訳無いんだ。島村でさえ負けるんだぞ

 他の秀才は血の滲む様な努力をしてお前に簡単に負けたんだ

彼ら、特に須田が何故あんなにお前をいぢめたのかわかるか?

 あいつの両親は以外の教育熱心でな、

 勉強でなんとかお前に勝てといつも言われていたそうだ

 両親もお前に負ける事が許せなかったんだよ

 要するに須田達は頼むから勉強するなと言いたかったんだよ

 お前はみんなからいぢめられたと思っていたかもしれないが、

 優等生達はお前にいぢめられている様な物だったんだ

 お前のおかげで、全ての自信が崩壊したんだ

 お前はいぢめられても一向にテストの点高かったんだろ?」

「俺、孤独だったから、集中力がまして、

 勉強とミリオタとアニオタ位しか興味持てる事がなくて」

「本当に変わっているなお前

 ただ、普通の優等生の様に振る舞えたら、

 島村のポジションはお前だったんだぞ」

「俺には無理だよ」

「まあ、それはそうなんだけどな

 お前は優秀な点と残念な点のギャップが凄すぎる」

「俺、変われるのかな?」

「俺にはなんとも言えない。俺自身も変わらなければいけない人間だから」

「二人で普通の人になろうよ」

「ああ、目指せ普通の人」

「うん」

俺は気分が晴れた。西野の料理は美味かった

たらふく食べて、疲れてそのまま寝てしまった

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